グラビアアイドルとしての枠を大きくはみ出し、お笑いを愛する清水あいりが尊敬するお笑い芸人に、聞いてみたいことやお笑いについての教えを乞う連載『清水あいりにツッコミたい!』。前回に引き続き、これまでの対談を振り返ってもらい、清水の今後の野望についても聞いた。
撮影/佐野円香
構成・取材・文/村上由恵(タイムマシンラボ)
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プロフィール
清水あいり
1992年12月17日生まれ、大阪府出身。グラビアのほか、バラエティ番組での「関西弁あいうえお」ネタやトークなど、幅広く活動。自身のYouTubeチャンネル「清水あいりのおイタがすぎまんねんTV」ほか、各SNSアカウントも随時更新中。
もともとファンだった芸人さんに会える喜び
——この連載では、清水さんの書き下ろしエッセイ「野良猫」も発表されました。
それまで、あんまり話していないことを書いたので、ほんの一部ですけど「こういう人生だったと知れて嬉しかった」とファンの方が言ってくれました。
——かなりのP V数があったそうです。
そうなんですね。私のファンの方はシャイな方が多いのか「読みました!」という投稿をあまり見かけなかったので全然読まれていないのかなと思っていました。
——雨上がりの夜にエルフ(前編、後編)さんと撮影したこともありました。
地元の友達みたいな雰囲気で撮影できて楽しかったです。2人とも同じ関西人だし、荒川さんとは共演したことがあって、誰にでも明るくギャルパワーで接していて、みんなが荒川さんの色に染まっていくような華がある人だなと思っていて。はるさんは、どっちかというと、私とタイプが似てるというか、ちょっと物静かだけど、好きなタイプも似ていて共感というか、親近感を持ちました。
——もともと隠れファンだったというオダウエダ(前編、後編)さんとも対談していただきました。
神保町の劇場にお邪魔しましたね。どれだけ疲れていて眠くても、オダウエダさんがテレビに出ていたら、「TVerではなくリアルタイムで観たい!」と目をこじ開けて観ちゃうぐらい好きなんです。撮影の日に、ウエダさんが着ていたTシャツがハードコアチョコレートっていうブランドで、坂田師匠がプリントされたものがあるのを知って「これは買わなきゃ!」と思って買いました。『キングオブコント』(TBS系)でファンになったや団(前編、後編)さんとは、この連載で初めてお会いしましたよね。デスゲームのネタが本当に面白くて好きだったので、直接伝えられて嬉しかったです。
共演した芸人さんとじっくり話せるのも連載の醍醐味だった
——「湘南新宿ライン」のギャグを受け継いだ、どんぐりたけしさんとの対談も印象深いですね。
もともと『上田ちゃんネル』(テレビ朝日系)に来ていただいて、お色気ギャグを伝授していただいて、本当にいろんなとこでバズりました。「生みの親と育ての親です」という写真も撮りましたよね。なかなかじっくり話すことがないので、すごく貴重でした。お互い私生活が見えないという話もしましたよね。
——そんなお2人が、それぞれご結婚されて、連載期間中、みなさん状況がどんどん変わっていかれていますね。
結婚報告を観たときはびっくりしました。私もですけど、結婚しそうにない2人が結婚したという感じがしますよね。
——「清水さんと栗谷さんが類似タレント」という結論が出たカカロニ(前編、後編)さんとの対談もありました。
あれから私は激辛企画に出てないですけど、栗谷さんは出てらっしゃるらしくて、すごいなと思って観てます。カカロニさんが現場にいると本当に安心するんですよね。「何があってもこの場を面白くするぞ」っていう熱量がすごいから、おそらく誰がご一緒しても、その人たちをちゃんと面白く導いてくれる方たちなんだろうなと勝手に思ってます。
——そして、最後の対談相手が今や飛ぶ鳥を落とす勢いでご活躍中の永野(前編、後編)さんでした。
永野さんと共演したのは1年ぐらいでしたけど、ご一緒できたのはめちゃめちゃ刺激になった番組でした。毎回本当にかっこよかったんです。
——永野さんも「清水さんとマネージャーさんが笑ってくれるから頑張れた」とおっしゃっていましたよね。
最初はゆるく頑張ろうという気持ちだったけど、やっぱりどこかで「笑ってるだけじゃダメだ」みたいな負けてらんないというか、ちゃんと本気で頑張んないとという気持ちになりました。ありがたい立場ではあったんですけど、なんかそこに甘えたらあかんと思わされました。
——この連載を通して、清水さん自身が変わったことはありますか?
やっぱり毎回毎回、モチベーションが1個ずつ上がっていくような感覚でしたね。普段の自分にはない考えを持っていらっしゃる方々なので、お話を聞けるだけでもありがたかったです。