2022年度のラジオ新番組をご紹介!
全国の面白い番組をなるべく網羅しました。すてきなラジオライフを楽しむ一助になれば幸いです。
文/やきそばかおる
他の深夜ラジオでは味わえない!『ファーストサマーウイカのオールナイトニッポン0(ZERO)』が残した伝説【2022年3月ラジオコラム】
エレ片ファンのエレ片ファンによる、エレ片のための一冊「私、一回、死んだのかもしれません」ができるまで【2022年2月 ラジオコラム】
手錢葵子「音楽以外のこともたくさん知って活動に生かしたい」【2022年4月ラジオ特集】
「面白い人たちのハブのような存在になれたら」長岡大雅アナウンサー(KBC九州朝日放送)【2022年3月ラジオ特集】
そのほかラジオ特集はこちら
北海道・STVラジオ 毎週土曜午後10・30〜午後11・00
- 過去に作られたラジオドラマを放送。6月からは公募も開始されます。ある回の放送では帯広三条高校の放送部が過去に制作した作品を放送しました。
東京・TBSラジオ 毎週月曜〜木曜午前8・30〜11・00
- TBSラジオの新しい朝ワイド。日替わりのパートナーのなかで放送初日から話題になっていたのが月曜の滝沢カレン。リスナーを「ラジオ聴き」と名付けたきっかけを作った彼女の、時に向井さんを困惑させたかと思えば時に感心させる独特のワードセンスの注目です。水曜パートナーの三田寛子は明るいリアクションと引き出しの多いコメントでほのぼの。「ふらっと こども電話相談室」のコーナーもあります。
そのほかパートナーは、火曜は向井さんが尊敬する田中直樹。木曜は話の食いつきの良さが面白いトークに発展する髙橋ひかると、今後TBSラジオを一層面白くしてくれそうなアナウンサーのひとり、喜入友浩(向井は、木曜は隔週出演)。番組のテーマ曲やジングルなどは、ラジオっ子で『極楽とんぼの吠え魂』のヘビーリスナーでもあった関取花が制作しました。
東京・TBSラジオ 毎週土曜午後1・00〜3・55分(※4月現在。今後、15時までに変更の予定)
- TBSテレビ、夕方のニュース番組『Nスタ』の井上貴博アナウンサーが土曜の午後ワイドに進出。初回から“局アナ”の立場だからこその気合いの入った所信表明がありました。穏やかな口調のなかにピリリとした本音が出てくるところが魅力。パートナーはリアクションが爽快な田中ひとみ。
報道局員が出演するコーナーもあり『Nスタ』を担当している井上アナの強みが醸し出されます。テレビ放送時の短い時間では伝えきれない部分に迫る点がポイント。また、毎回のゲストは井上アナが会いたい人がブッキングされるため、大好きなYOASOBIが出演した時は興奮を必死に抑えこんでいるのが伝わってきました。
東京・文化放送 毎週月曜〜金曜午前8・00〜11・00
- 文化放送は日中に3本のワイド番組がスタート。朝ワイド『おとなりさん』はたくさんの人を身近な“おとなりさん”と感じられるようになることを目指す“ご近所型ラジオ番組”。出演は(月)アルコ&ピース平子祐希、(火)高橋優、(水)鈴木おさむ、(木)高山一実、(金)アンガールズ山根良顕、(月〜水・金)坂口愛美アナウンサー、山田弥希寿アナウンサー(木)。テーマ曲は高橋優が制作。
ゲストコーナー「10時のおとなりさん」の人選は「テレフォンショッキング」のような“紹介形式”。意外なゲストが意外な人を紹介するケースがあり、先日の放送では作家の御徒町凪が、おぎやはぎの小木さんの奥様、小木奈歩を紹介。おぎやはぎのラジオをよく聴いている平子さんがじっくりと聞き出していました。
東京・文化放送 毎週月曜〜金曜午前11・00〜午後1・00
- まったりした雰囲気のくにまるさん。お客さん(ゲスト)の出演時間が長いのが嬉しいところ。これまでに5000人以上をゲストに迎えてきたくにまるさんだけに、どんな人を迎えても旧友のように楽しく接します。
東京・文化放送 毎週月曜〜金曜午後3・30〜5・45
- テーマは“ネガティブをポジティブに変える新しい発想やアイデアを探すこと”。番組は“部活動”、パーソナリティー・リスナーは“部員”となり、世の中を今よりも住みやすくできる方法を明るく楽しく考えていきます。出演は西川あやのアナウンサーのほかに(月)重藤暁(演芸学者)、山内マリコ(小説家)、(火)青木理(ジャーナリスト)、バービー(芸人)、(水)大島育宙(芸人・作家)、永井玲衣(哲学研究者)、(木)入山章栄(経営学者)、中田花奈(プロ雀士・カフェ経営者)、(金)石戸諭(ジャーナリスト)、ブルボンヌ(女装パフォーマー)。「桂宮治のザブトン5」のコーナーも放送されます。出演者が多いだけでなく、スタッフの数もラジオ番組としては多い32名。日頃から白熱したやりとりを通じて番組作りをしているそうです。
東京・ニッポン放送 毎週月曜〜金曜深夜0・00〜0・58(金曜は深夜0・53まで)
- 今年度の出演は(月)山田裕貴、(火)長屋晴子(緑黄色社会)、(水)JO1 ※メインパーソナリティは白岩瑠姫、(木)週替わり、(金)EXIT。バーティカルシアターアプリ「Smash.」でも生配信。会員になるとアーカイブとアフタートークも観られます。生放送ならではの展開が面白く、例えば山田裕貴のある日の放送ではお花見の話から、リスナーから寄せられた“ブルーシートあるある”の話に発展しました。
東京・TOKYO FM 毎週月曜〜木曜深夜2・00〜4・00
- 出演は(月)狩野英孝、(火)大野雄大・花村想太(Da-iCE)、(水)蓮見翔(ダウ90000)・紗倉まな、(木)teppei・KOPERU(梅田サイファー)。Netflix『トークサバイバー』で大いに活躍した狩野英孝の放送回はハガキ職人にうってつけの投稿企画が並びます。ダウ90000の蓮見翔は待望のラジオ初レギュラー。1カ月限定で出演していた『24時のハコ』(TBSラジオ)でのトークやダウ90000 の舞台がとても面白く、深夜ならではのかなり自由なトークがポイント。
『NTT Group BIBLIOTHECA ~THE WEEKEND LIBRARY〜』
東京・J-WAVE 毎週土曜午後3・00〜3・54
- 本を通して未来へのヒントを探す番組。舞台は週末にオープンする図書館。館長は著作家・パブリックスピーカーの山口周、そして司書は長濱ねるが務めます。毎回、話のテーマは“今、知っておきたい話”ばかり。紹介する本は気持ちが前向きになる本が中心です。ある回ではASIAN KUNG-FU GENERATIONのGOTCHが町田康著『どつぼ超然』を、またある回では上白石萌歌がヨシタケシンスケ著『あつかったらぬげばいい』を紹介しました。ほかではめったに聴くことのできないレア音源を試聴するコーナーもあります。
千葉・bayfm 毎週月曜〜金曜午後4・00〜7・00
- bayfmの夕方ワイドが“人間特化型・情豊(じょうほう)ワイド番組”としてリニューアル。出演は(月)遠山大輔(グランジ)/松浦志穂(スパイク)、(火)鈴木おさむ/週替りパートナー(ライス関町/松崎健夫(映画評論家)/月替りクリエイター/徳井健太(平成ノブシコブシ))、(水)関根勤/井川修司(イワイガワ)、(木)山田ルイ53世 (髭男爵)、(金)友近。なかでも遠山大輔&松浦志穂コンビはラジオで初のタッグを組みます。ワチャワチャ感と話の引き出しの多さが光っています。曜日によって選曲の傾向が異なる点にも注目。
埼玉・FM NACK5 毎週月曜〜木曜深夜1・00〜5・00
- FM NACK5の深夜番組『ラジアナ』が、音楽が好きなリスナー向けにリニューアル。ひとクセあるパーソナリティが個性を存分に発揮しながらトークを繰り広げます。出演は(月)保井ひろゆき、(火)岩淵沙貴(MOSHIMO)、(水)西田好孝(入間国際宣言)、(木)平井珠生(俳優)。特に火曜の岩淵沙貴は音楽の話から個人の近況まで、パワフルかつあけすけに話します。ゲストのミュージシャンにフリーダムに質問する点にも注目。
『YOKOHAMA RADIO APARTMENT 笑顔モリモリらじお☆彡』
神奈川・FMヨコハマ 毎週水曜午後10・00〜11・20
- 人気バンド、スピラ・スピカのヴォーカル、幹葉。ミュージシャンのなかでも、喋る量はおそらくトップクラスだと思われる彼女がFMヨコハマの夜に登場。これまでは同局の番組『tresen』内で15分の番組を担当。毎回いつまで経ってもおしゃべりをやめる気配がないため、フェードアウトしながら番組を終える”フェードアウト芸“を生み出した彼女が今度は80分の生放送に挑戦。「さすがに疲れるのでは」というまわりの心配を跳ね除けて、味のある徳島の方言でよ〜〜く喋っています。
静岡・K-mix 毎週月曜深夜4・00〜4・30
- 深夜4時のラーメン番組。今年度入社のラーメン好きパーソナリティ“まきむー”こと牧村一穂がおくる、30分の偏愛バラエティ。まきむーが食べた全国各地の「星3つ」のラーメンの話や、リスナーからの“推しラーメン”を紹介するコーナーも。「#〆クラ」に画像をつけて美味しいラーメンの話(情報)を送ってみてください。
石川・MROラジオ 毎週日曜午後6・30〜6・45
- のりピーの番組が石川でスタート。15分間に本人の近況や曲をギュッと詰め込んでいます。その昔『きらきらサンデーアイドルおちゃめランド』や『のりピー 不思議な夢冒険』を聴いていたあなたもぜひ!
山梨・YBSラジオ 毎週火曜午後6・30〜7・00
- 喋り手育成オーディション番組。4月は挑戦者を募集しています。条件はプロアマ問わず。高校生以上で甲府市のYBS本社に来て生放送に出演できる人。詳細は番組のサイトを参照。企画が終わるまでは顔出しも名前出しもNG。声だけで勝負します。
長野・FM長野 毎週金曜午後4・00〜7・00
- バカボン鬼塚の新番組が長野でスタート。お相手は松本出身の声優でリアクションも良い飯野美紗子。バカボンさんはどの番組で喋っても面白く、現在のレギュラーは5本。日曜と火曜以外は埼玉、静岡、長野の生放送のワイド番組で喋っています。音楽にもカルチャーにも詳しいので、笑ってためになる3時間。
愛知・ZIP-FM 毎週土曜午後10・30〜深夜0・30
- アニメ、マンガ、ゲームが大好きなナビゲーターの永田レイナと、声優を目指す20歳の現役大学生ナビゲーターのHillaryがおくるアニメ、マンガ、ゲーム専門プログラム。永田さんが好きな作品を語る時の興奮ぶりも聴いていて面白い。インタビュー企画やリスナーからお気に入りの作品の神回を教えてもらう企画も。
大阪・ABCラジオ 毎週月曜〜木曜午前6・30〜9・00
大阪・ABCラジオ 毎週金曜午前6・30〜9・00
●45年にわたって放送された『おはようパーソナリティ 道上洋三です』の道上さんが卒業。今春から月曜から木曜は小縣裕介アナウンサー、いがらしあみコンビ。金曜は古川昌希アナウンサー、去来川奈央(いさがわ・なお)コンビで新たなスタートを切りました。コンセプトは「リスナーから寄せられた疑問を放送中に解決する『問題解決型ラジオ』」。おなじみのテーマ曲『クラリネット・ポルカ』も引き続き使用されています。小縣アナと古川アナの、ちょっとクセのあるトークにも注目。
大阪・ラジオ大阪 毎週月曜〜金曜午後11・00〜深夜1・00
- タイトルはOBCラジオ大阪の創業場所である”桜橋”(大阪市北区)と、2016年から開始されたFM補完放送(ワイドFM)の周波数”91.9″から。出演は(月)鎌田菜月(SKE48)、(火)山添寛(相席スタート)、(水)神尾晋一郎、(木)都築拓紀(四千頭身)、(金)白間 美瑠(元NMB48)。ミクチャでも同時配信されています。
特に火曜の山添さんの“良い具合に下世話なトーク”が面白く、番組開始早々盛り上がっています。ほぼ同じ時間帯(午後10・00〜深夜0・00)に山添さんが何かにつけて絡んでいるパンサーの向井慧の番組『チュウモリ「むかいの喋り方」』が放送されていることから両番組の”スパイ“も参加。両方を聴くと一層楽しめます。木曜の四千頭身の都築さんの日もリスナーからのリアクションメールが秀逸。
大阪・FM802 毎週月曜〜水曜深夜3・00〜6・00
- FM802のオーディションで選ばれた新人DJ、松永恵麗奈(月曜)とハタノユウスケ(水曜)が登場。ふたりともまだ20歳! 松永さんは上海の大学に在籍中。初回の放送から堂々としていました。ハタノさんはラーメンとお笑いとバスケが好きな現役大学生。火曜は昨年にFM802のオーディションで合格した田中麻希が担当しています。1年で急成長を果たしました。
兵庫・ラジオ関西 毎週月曜〜木曜午後2・30〜4・00
- ラジオ関西の新しい午後ワイド。出演は(月)近藤夏子・春名優輝アナウンサー、(火)紅しょうが、(水)からし蓮根、(木)高山トモヒロ・慶元まさ美。どの曜日もとにかく賑やか。特に月曜に担当するシンガーソングライターの近藤さんと春名優輝アナコンビは初回からワチャワチャしたのが好評だったようで、radikoで聴いた人の数が非常に多かったとか。どの曜日もボケ、ツッコミのラリーがとても楽しい番組です。
広島・RCCラジオ 毎週水曜午後11・00〜11・30
- 「ユニコーン」のドラマー・川西幸一の番組がスタート。自身の音楽人生やユニコーンのメンバーのことを語ります。ほのぼのとした雰囲気が楽しい30分。選曲にも注目です。時にはゲストを招くこともあり、番組開始間もなく奥田民生が出演しました。
福岡・RKBラジオ 毎週木曜11・30〜深夜0・00
- ただひたすら喋りまくってスタートした番組。芸人仲間の話からプライベートまで、ふたりとも観察力が鋭くて気になる対象がユニークなので、聴いていて笑ったり感心したりの連続です。急に始まるボケ&ツッコミ合戦も楽しくてあっという間の30分。また、同局では姉妹番組にあたる『シソンヌの“ばばあの罠”』(金曜午後11・00〜深夜0・00)も放送中。食べながら放送したり、収録中に鼻をかんだりと“じろう国王が自由すぎる番組”として有名です。
沖縄・RBCiラジオ 毎週土曜午後2・30〜4・00
- “ハイレベルなどうでもいい話”が楽しめる『ラジオBar南国の夜』(毎週土曜午後10・00〜11・00)でおなじみ、嘉大雅アナウンサーがパーソナリティを務める土曜の午後のワイド番組が復活。『Bランチ』はRBCテレビで土曜の昼に放送している『Aランチ』のラジオ版です。『Aランチ』で嘉アナと一緒に出演している糸数美樹(ミキトニー)と一緒に出演。テレビの生放送を終えたあと、ハイテンションのまま放送するのでとにかく賑やか。嘉アナとミキトニーの高笑いが沖縄中に響き渡ります。
沖縄・ラジオ沖縄 毎週日曜午後11・30〜深夜0・00
- 番組概要は「ロックやジャズ、電子音楽や現代音楽、そして、DJが経営するライブハウスGrooveで演奏するミュージシャンたちの貴重なライブ音源など、沖縄のちょっと変わった夜の音が聴こえるプログラム」。パーソナリティは上地“Gacha”一也。攻めた選曲で、番組開始間もなく音楽ファンの皆さんのSNSでも話題になっていました。
投稿者プロフィール
- テレビ雑誌「TV Bros.」の豪華連載陣によるコラムや様々な特集、過去配信記事のアーカイブ(※一部記事はアーカイブされない可能性があります)などが月額800円でお楽しみいただけるデジタル定期購読サービスです。
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