手錢葵子「音楽以外のこともたくさん知って活動に生かしたい」【2022年4月ラジオ特集】

未知の音楽を楽しむのはラジオの魅力の1つですが、その音楽を掘り下げ、楽器や演奏という部分を解説する番組はそう多くありません。
プロサックスプレーヤーの手錢葵子がDJを務める『あなたと夜と吹奏楽』(FMヨコハマ)では、リスナーに音楽の楽しさをレクチャーし、また演奏の楽しさも伝えています。
音楽を通してやりたいことが盛りだくさんの彼女に、番組の手応えや音楽以外の経験などをじっくりうかがいました。

取材・文/やきそばかおる 撮影/ツダヒロキ

※発売中のTV Bros.5月号では、過去の意外なアルバイト歴や、音楽にのめりこんだきっかけなど、さらなる話題を掲載しています。

<プロフィール>
手錢葵子(てぜに・あいこ)●神奈川県横浜市生まれ。プロサックスプレーヤー。東京音楽大学を首席で卒業後、生演奏と司会をこなすアーティストとして活動中。イベントやスポーツ大会で演奏を披露するほか、「T’z Aiko Project」を立ち上げ、定期的な公演を企画・開催している。

<番組情報>
『あなたと夜と吹奏楽』
神奈川・FMヨコハマ 毎週土曜 午後9・30~10・00
出演 手錢葵子
●音楽をテーマに、かつて吹奏楽部にいた人もそうでない人も、音楽をより身近に楽しめる番組。演奏という観点から、楽器の解説やオススメの曲を紹介するほか、リスナーが演奏して快感を感じるパートを募集する「快感旋律」というユニークな企画も。

東京ディズニーシーのガイドツアーキャストで学んだこと

――『あなたと夜と吹奏楽』がスタートしておよそ半年が経ちますが、いかがですか?

実は私自身、FMヨコハマの番組のスタッフとして携わっていたことがあります。だから自分がラジオで話す側になったことは今でも信じられません。メッセージもたくさんの方にいただいていて嬉しいです。

――手錢さんは曲を紹介する時は丁寧に話して、リスナーから届いたメッセージを紹介する時は柔らかい雰囲気で話していて、メリハリがありますね。

そこは意識して番組を作っています。ただ、台本を読んでいる雰囲気になってしまうのは良くないので、言葉尻は自分流になるように心がけています。紹介する楽曲に関しても内容をきちんと理解して話すようにしています。そのほうがキッチリと伝わるんですよね。

――リスナーの皆さんが演奏していて快感を感じるパートを紹介してもらう「快感旋律」の企画もユニークですね。

打ち合わせの時にスタッフと話をしていると「あの曲のあの部分、良いよね!」という話になることがあるんです。吹奏楽は演奏時間が長い曲が多いので、3曲ほどしかかけられません。そこで一部でも流せたらリスナーの皆さんも喜ぶのではないかという思いから企画しました。

――音楽以外の仕事もたくさん経験していますよね。

音楽以外のこともたくさん知っておいたほうが良いと思って、高校時代からさまざまな仕事を経験してきました。例えば、司会のお仕事。コンサートはエンターテインメントショーなので、トークも含めて楽しんでいただけることが重要だと思っています。大切な時間とお金を使ってくださっているので「トーク力をつけてお客さんを楽しませたい」と思って司会の仕事も始めました。また、モデルの仕事をする際は、撮影時にカメラマンに求められていることを理解することが大事です。逆に素の表情を求められることもあるので、自分で察しながら撮影に挑みます。

――アグレッシブで、細かいことを考えながら仕事と向き合っていますね。

以前は東京ディズニーシーのガイドツアーキャストの仕事も担当していました。海外から訪れた要人もご案内してディズニーランドの魅力を伝えていました。大変なことも多かったのですが、コミュニケーションの取り方をはじめ、たくさんのことを勉強することができました。私が経験したアルバイトのなかで一番楽しかったです。

番組が楽器を手に取るきっかけになれば

2018年には1000人以上が応募したオーディション、「SME(ソニー・ミュージックエンタテインメント)プロデュース STAND UP! CLASSIC」のメインビジュアルメンバーに抜擢。以来、両国国技館での卓球開幕セレモニー、名古屋ドームでの日米野球オープニング演奏など、さまざまなイベントにおいてパフォーマンス演奏を披露しました。

――経験が新たな経験を呼んでいますね!

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