「面白い人たちのハブのような存在になれたら」長岡大雅アナウンサー(KBC九州朝日放送)【2022年3月ラジオ特集】

福岡にあるKBCラジオの人気音楽番組『ドォーモ×ラジオ』。同局の長岡大雅アナウンサーと番組が太鼓判を押すメジャーやインディーズのミュージシャンとのトーク。さらに週替わりで登場するパーソナリティーとの“小競り合い”とも言うべく楽しいやりとりが楽しめます。2017年10月にスタートして以来、多数のミュージシャンにも愛される『ドォーモ×ラジオ』の長岡大雅アナウンサーに話を伺いました。

取材・文/やきそばかおる

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<プロフィール>
長岡大雅(ながおか・たいが)●1988年東京都生まれ。2011年、KBC九州朝日放送入社。テレビでは『シリタカ!』(毎週月~金曜 午後6・15~7・00)、特別番組『水と緑の物語』のほか、スポーツに関する番組などを担当。公式Twitter

<番組情報>
『ドォーモ×ラジオ』
福岡・KBCラジオ 毎週金曜 深夜0・00~1・00
出演 長岡大雅 コンバット満 齊藤ふみ 小雪 中上真亜子 ジェフ太郎 美舞
インディーズ、メジャーを問わず、音楽を独特の切り口で熱く紹介。週替わりのパーソナリティーとの掛け合いも注目ポイントの1つ。公式HP

人間は挨拶のときの第一声で面白さが決まるんじゃないか

――『ドォーモ×ラジオ』は長岡さんがミュージシャンに話を聞く部分と、週替わりで登場する地元のパーソナリティーと二人で話す部分がありますが、長岡さんは皆さんとの心の距離の詰め方が絶妙ですよね。

自分のハードルを下げて、いかに相手に警戒心を抱かせないか、意識しています。「どうぞ、飛び込んできてください」という姿勢です。特に掴みは大切なので第一声は何と声をかけるか、よく考えます。ライブが終わったあとにミュージシャンの楽屋挨拶をすることがあるんですが、人間は挨拶のときの第一声で面白さが決まるんじゃないかと思っています。挨拶ほどフォーマット化している慣習はないからこそ、少し変化を加えただけで目立つ存在になれるんです。『ドォーモ×ラジオ』はオープニングから熱量をトップギアにもっていくことを意識しています。相手との収録直前の会話やハプニングもうまく取り入れます。僕と話しているとほかの番組では出せない自分が出せると思ってもらえたら、僕の存在意義があると思います。

長岡さんはミュージシャンに対する質問の内容を吟味すべく、音源をきちんと聴くのはもちろんのこと、歌詞も読み込みます。膨大にたまった資料やメモはファイリングしてあります。

――長岡さんはミュージシャンを尊敬しているとはいえ、マメですよね。

事前に歌詞などが書いてある資料をいただくので、思ったことや気になったこと、勝手な考察、制作への想像、歌詞の世界への妄想などを書きこみます。収録では決してミュージシャン本人には見せられない、手書きのメモをもとに質問をします(笑)。『ドォーモ×ラジオ』は好きな音楽を紹介できて、ミュージシャンともお話しができて、全国各地からメッセージをもらって、楽しくてしょうがないです。

――そもそも、長岡さんと音楽との出会いをお聞かせください。

僕の親父が現役のミュージシャン(ポール岡田)で、僕は親父の影響を受けて小さな頃からビートルズを聴いていました。学生時代に最も聴いていたのはパンクロックとヘビーメタルで、もちろん邦楽もたくさん聴いてきました。高校と大学時代はバンドを組んでいましたが、親父には「音楽では飯を食えないからやめとけ」とずっと言われていました。親父自身は活動しているのにそんなことを言うなんて矛盾していますが、自分が活動をしているからこそ言ってくれていたんだと思います。

――長岡さんは『ドォーモ×ラジオ』で共演しているパーソナリティーの面白さを引き出すための雰囲気作りが抜群にうまいですよね。

もちろん、それぞれのパーソナリティーが面白いから、より面白く聴いていただけています。例えばモデルとしても活躍している美舞は、僕の範疇の外にいる人間なんですけど、素のまま露出をしている姿が魅力的です。しかもトークに爆発力があるので、僕とのトークの中で素材の味を生かしたまま製品化します。芸人のコンバット満さんはボケ役もツッコミ役もできるので、僕は何もしなくても済みます(笑)。斉藤ふみさんは仏像とロックをリンクさせて語る企画をキッチリとやってくれて面白いので、ふみさんの時も僕は完全に受け身です。ジェフ太郎の時は細かい言い間違いを見落とさないよう、揚げ足取りに徹します(笑)。ほかの皆さんも存在そのものが面白いです。

――KBCはとりわけ面白い人が集まってくる印象があります。

ラジオにもテレビにも、自分たちが面白いと思う感性に胸を張っている出演者やスタッフが昔からたくさんいます。個性が強くてめんどくさい人も多いですが……(笑)。この11年間、小さくまとまっていない人の中で育ててもらったことは大きいです。“類は友を呼ぶ”と言われるように、面白い人たちのまわりに面白い人が集まってくるから、そういう人たちのハブのような存在になれたらと思っています。少々おこがましいですが「長岡がいるから一緒に働きたい」「長岡のおかげで人に出会えた」と思ってもらえる人間になりたいです。

「お前は面白いと思うことを喋るな。とにかく相手の人の話を聞き続けろ」

長岡さんがKBC九州朝日放送に入社して以来、大きな影響を受けた仕事のひとつが、KBCテレビで深夜に放送されていたバラエティ番組『ドォーモ』でした。楽しくも破天荒なロケ企画が多く、勇者に扮して雪山を楽しむ企画、全国のユニークな道路を愛車で走破する企画など、印象に残る企画に挑み続けました。まだ若手だった長岡さんを一気に有名にした番組ですが、新人時代はほろ苦い出来事もありました。

――『ドォーモ』のロケは時間がかかるものが多かったようですね。

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