発売以来大評判を呼び、発売約2週間で重版も決まり、と話題が話題を呼んでいる上坂すみれ2nd写真集『すみれのゆめ』。見れば健康になれるという噂の写真集について、本人が語ったインタビューをお届けします! お手元にあるかたはページをめくりながら、気になっているかたはこのインタビューを読めば、ゲットしたくなること間違い無し。年末のご褒美に、一冊いかがでしょう!
取材&文/編集部(『すみれのゆめ』担当編集)
――『すみれのゆめ』が発売されて1ヶ月半ほど経ちましたが、上坂さんのもとにいろんな反響も届き始めている頃だと思います。しかも重版といううれしいニュースもありまして。多くの方に見てもらっていますね。
はい、たくさんの方に気軽に楽しんでいただけていたらうれしいです。自分としては、やっぱり写真集として完成した一冊の本を手に取ってみると、紙の本にしかないものが詰まっているなと思いました。私が理想として思い浮かべていたものがそのまま形になっていて。普段の撮影だと、あまりコンセプチュアルな衣装やシチュエーションに挑戦するのが難しいこともあるのですが、自分の写真集なので思い切りやらせてもらいました。沖縄で撮影した写真は、海や空が一際きれいなので、旅行気分も楽しんでいただけるかと思います。
――そもそものお話も聞かせてください。なぜセルフプロデュースで2nd写真集を作ってみたいと思ったのですか?
前作『すみれいろ』を改めて振り返ったときに、撮影はもちろん、写真集が完成していく行程が楽しかったんです。以前は、「自分が写真集なんて」って思っていたんですけど、実際に『すみれいろ』が製品になってみると、記録としてもいいし、冷静に自分を振り返って見られたし、いろいろと客観視できたんです。前回の写真集を出したことで、少しだけ自分に自信が持てて、次はこういう服も着てみたいとか、コスプレもしてみたいな、とか色々なアイデアが浮かんできたんです。それで、『すみれいろ』を担当してくれた編集さんに相談したところ、“すみれちゃんの自由にやっていいよ”と言ってもらえました。せっかくなので、いつか着てみたかった服を着た写真を、きれいなプリントで見てみたい、という思いが炸裂しまして。それでセルフプロデュースでやってみようということになった気がします。
――東京と沖縄で撮影されていますが、東京編ではゆかた姿ではしゃいだり、温泉に入ったりしている上坂さんの姿も新鮮でした。
そうですね、温泉に入ったりという、いわゆる写真集っぽいシチュエーションで撮影したのは初めてだったので楽しかったです。自分で見てみても、表情がとても明るいですね。どの撮影も晴れていたので、自然光で撮ってもらえたのも良かったです。
――衣装やシチュエーションも実際にイラストで描いてくれましたよね。
そうですね。前回はスタイリストの佐野夏水さんがプロデューサーとしてあれこれ提案してくれて、私はすべてに身を委ねる感じだったのですが、今回はゼロの状態から作っていったので、思い出深い一冊になりましたし、満足度も高いです。
――いま改めて上坂さんが描いたメモを見返してみても、かなり忠実に理想のシチュエーションの再現に成功してますよね。
仕事の合間に5分くらいで描いたのに、バニーも、チャイナも、ほぼイラストの通りなんですよね。
――撮り下ろしの写真集としては『すみれいろ』に続いて2冊目だったこともあり、表情作りやポージングなど、慣れたところもありました?
そうですね、表情がちょっとゆるめられるようになったんですかね。もともと、笑顔で写真にうつるということに対しての強い苦手意識があったんですけど、程よく大人になったことでいつのまにか自然に笑顔ができるようになって。
――今作で上坂さんの掲げられたテーマは「笑顔」でしたが、見事に達成できたのではないでしょうか。
そうですね、見てくださった方がそう思ってくれたらうれしいです。『すみれいろ』を出した後に、いろんな方の写真集を見て、笑顔っていいなって思ったんです。なので自らテーマを笑顔に設定したのですが、これが意外と大変で。寝る前に笑顔の練習したりしてたんですけど、普段そんなに笑わないから、顔ってたくさんの筋肉でできてるんだなってことを痛感しながら夜な夜な鏡の前でトレーニングをしました。
――それにしても2022年は初めての舞台出演、アルバムの発売、『うる星やつら』のオンエアスタートと、上坂さんにとっては大きなお仕事が目白押しで。さらにセルフプロデュース写真集に挑んだことで、膨大な写真チェックなどもあり、大変だったんじゃないかなと思います。
すでに記憶が曖昧なのですが、連載の撮影中とか、フィッティングの合間とか、編集さんに深夜の生放送まで付いてきてもらって駐車場に停めた車の中で写真を見たりとか…。たしかに大変だったような気もするのですが、基本的には楽しかった思い出のほうが大きいですね。それよりも、撮影中にまぶしいなかで目を開けなきゃいけないとか、大雪で撮影場所まで辿り着けなかったとか、そっちのほうが大変でした(笑)。
――たしかに、沖縄で撮影したときはまぶしさとの戦いでしたね(笑)。特にグリーンの水着のシーンは、プール付きのヴィラを貸し切っての撮影でしたが、すごくお天気が良かったせいで、目を開けるのが大変そうでした。
自分でもそのエピソードを忘れるくらい写真には(まぶしかったことが)うつり込んでいない気がしたので、良い瞬間を撮っていただけて良かったです。カメラマンさんに、太陽に向かって白目にするとまぶしくなくなるよ、というアドバイスをいただいて、一生懸命白目にしたかいがありました。
――みんなで白目チャレンジしたのも楽しかったですよね(笑)。特にお気に入りのシチュエーションを選んでいただくとしたら?
チャイナのシーンは全般的にお気に入りです。実際に『すみれのゆめ』を見てもらった女性陣からも、チャイナ人気が高くて。あとは赤いスウェットから始まる一連のシーンもなかなか良く撮れてるのかなって。
――はい、赤いスウェットからスタートしてカルバンクラインのスポーツウェアに変化していくシーンは、かわいらしさもありつつ、撮影に向けて仕上げたボディラインも美しく出ていて、同性が見てもうっとりしてしまいます。多忙な合間を縫って、体づくりもがんばっていましたが、気持ち的な部分ではいかがでしたか?
カメラマンさんも何度か撮っていただいたことのある方でしたし、それ以外のメンバーはいつもお世話になってる方々だったので、特に緊張したりすることもなく、自然体で撮影ができました。ここでこれを絶対に撮ります、みたいな感じでもなく、流れのなかで撮っていったので、カメラを意識することもなかったです。
――あらためて、『すみれのゆめ』を見てみてどんなことを思いますか?
自分で最初に見た感想は、「おもしろい!」でした(笑)。自分がこういうシチュエーションのなかにいること自体が、なんというか合成写真みたいで。いろんな衣装を着て、いろんなシチュエーション、いろんなヘアスタイルをしているので、かなり読み応えはあるんじゃないかなと思います。写真がたくさんなので、目にも優しい、健康に良い本になっております!
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写真集に関する最新情報はオフィシャルTwitter(@sumipebook_02)をチェック!
上坂すみれ●(うえさか・すみれ)声優、アーティスト。 5枚目のアルバム『ANTHOLOGY&DESTINY』が発売中! 2nd写真集「すみれのゆめ」絶賛発売中。
https://twitter.com/uesaka_official
http://king-cr.jp/artist/uesakasumire/
投稿者プロフィール
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声優、アーティスト。2011年に声優デビュー。その後、様々なジャンルの作品に多数出演。アーティストとしては2013年にデビュー。昭和歌謡、メタルロック、ロリータ、プロレス等、多方面の知識を持つ、唯一無二の声優アーティスト。
https://twitter.com/uesaka_official
http://king-cr.jp/artist/uesakasumire/