オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』(TBS)から誕生した9人組パフォーマンスグループ、円神。初めての全国ツアーを終え、さらなる飛躍を目指す彼らの中から、3人ずつリレー形式で紹介するインタビューの最終回。ラストは、瀧澤翼、熊澤歩哉、A.rikの声をお届けします!
「円神 Anniversary LIVE ~Second CIRCLE~」
2022年6月15日(水)
東京 Spotify O –EAST
開場/開演 : 18:00/19:00
チケット : 全席自由 (整理No.付) \4,500(税込)
FCチケット先行受付中 : https://enjin-official.jp/news/227
一般発売:5月14日(土)10:00 ~
円神(えんじん)
2020年デビューのダンスボーカル&パフォーマンスグループ。瀧澤翼(たきざわ・つばさ)/2003年3月2日、千葉県生まれ。メンバーカラーは水色。熊澤歩哉(くまざわ・ふみや)96年10月22日、福島県生まれ。メンバーカラーはオレンジ。A.rik(えーりっく)1993年9月30日、沖縄県生まれ。メンバーカラーは黄緑。ライブなどの詳細は公式HP https://enjin-official.jp/を参照。
取材・文 井上佳子
撮影 笹森健一
円神「FIRST LIVE TOUR~nonaport~」ツアーファイナル直前! メンバーインタビュー
円神メンバー全員リレーインタビュー 第一弾、宮里ソル、草地稜之、中谷日向に直撃インタビュー!
円神メンバー全員リレーインタビュー第二弾は山田恭、中林登生、中本大賀にインタビュー!
腹を割った結果、言葉を発しなくても察し合える距離感に⁈
――間もなくデビュー2周年を迎えますが、この2年を振り返った感想は?
瀧澤翼(以下、瀧澤) デビュー当初は歌に苦手意識がありましたが、3枚ものシングルをリリースしていくうち、自分なりの歌い方も見つけられるようになってきました。グループ全体としては、腹を割って話す機会を何度か設けたことで、昔より断然、みんなのチームワークや結束力は強くなった気がします。
熊澤歩哉(以下、熊澤) 僕はもともと消極的で、「自分はいいからみんながやりなよ」と引いちゃいがちな性格だったんですけど、以前よりは自信を持ってみんなの輪に参加できるようになったと思います。あとはダンス。ゼロから始めたんですけど、やればやっただけ上達するんですよね。そんな当たり前のことに気付きました。
A.rik 僕は、タキツバ(瀧澤)と同じく、チームワークが良くなったのは感じます。結成当時は全く知らない人同士。クマちゃんと一言喋ったくらいしかみんなとは接点がなくて戸惑いがありました。正直、クラス替えをしたばかりのようなぎこちなさもあったんですけど、話し合いを重ねていくうち絆が深まりました。確かデビュー間もない頃、メンバーそれぞれの嫌なところを言い合うみたいな場があったんですよね…。
――……それは何とも気が重い会ですね。
瀧澤 あったあった!
A.rik (中谷)日向なんか泣いちゃってさ。僕も「怖い!」と思いました。だけど、その場でみんなお互いのいいところも言ってくれたんですよね。そんな時を経てお互いを深く知り合えるようになってきました。でもまだまだメンバー同士の距離は縮められるはずなので、言葉を発しなくてもアイコンタクトだけで察していける域に達したいです。
瀧澤 ハードル高っ! 確かその会は、スタッフさんに「腹を割って話してみたら?」と提案されて、いいところと悪いところを互いにぶつけあったんだよね。それがあったからこそ、お互いのことを知れたのも事実です。
A.rik 指摘されたことは気を付けて、ちょっとずつ直していこうと思えたしね。
グループのビジュアル担当に癒し担当、お姉ちゃん担当
――では、そんな風にして深く分かち合えた他のメンバーのことをそれぞれ紹介して頂けますか。
熊澤 タキツバはまず、ビジュアルがいいですよね。たまに甘えてくるところも可愛いし、年下メンバーなのに、リーダーとしてみんなをまとめてくれるのもすごい。ちゃんと全員のことを考えてくれているんです。しかもダンスも上手。…どうしよう、無限に思いついちゃう。
瀧澤 これ、超気持ちイイっすね、ずっと聞いていたい(笑)。
熊澤 タキツバについては、メンバー全員「しっかりしている」って、同じことを言うと思う。だから僕もこんな普通の、つまらないことしか言えない!
A.rik 今、話を聞いているときの顔も可愛かったよ。あと翼は責任感が人一倍強いのも魅力です。自分のことばかり考えるんじゃなく、周りのことも良くしようと、うまくダンスが出来ない人に教えてくれたりします。
熊澤 SNSでもダンス動画すごくアップしてるしね。
A.rik しかもMCもうまい! 僕と正反対なんです。僕はすぐに話がヘンなほうに散らばっていっちゃうんだけど、それすらうまくまとめてくれる。
熊澤 あと最近、オシャレになったよね?
瀧澤 最近ストリート系を目指してるんですよ(笑)。じゃあ、今度はクマちゃんを紹介しますね。まず、クマちゃんは声がいい。そして円神の中で一番可愛くて女の子みたい。女子力も高いし、メイク道具も知識もいっぱい持っているし、こんなに優しい人はそういません。ふざけ半分で「〇〇貸して?」と言っても、本当に貸してくれちゃう仏のような性格。円神のお姉ちゃん的存在ですね。あと、「一緒に写真撮ろうよ」とよく声をかけてくれるんですけど、そうやって撮った写真はみんな仲が良さそうで、「円神ってイイ関係ですよ」ということを世界に向けて発信してくれる感じがするんです。そういう優しさも好きです。
――「写真撮ろう」と声をかけられるのって、嬉しいですよね。
瀧澤 嬉しいですよ! しかも、何でも褒めてくれる褒め上手。本当にお姉ちゃんみたいです。
熊澤 ハイ、お姉ちゃんです(笑)。
A.rik 僕は、クマちゃんは円神で一番面白いところが好き。
瀧澤 ああ~確かに、結構計算高い笑いを作るよね。
A-rik 意外と毒があるんです。そこがめっちゃおかしいです。
熊澤 人を観察するのが好きなんです。一歩引いて場を見ちゃう性質なぶん、逆にそれがプラスの面で出ているのかもしれません。
A.rik 他にもまだまだいいところがあるよ。何か引っかかるようなことを言われても自分の中に留めておいて、ぶつからないから、いつも平和に場が収まるんです。さらに、すっぴんが可愛い♡
瀧澤 どんどん出て来るね! 最後はA-rikについて言うね。彼は何と言っても、見た目からもわかる通り、独特の世界観の持ち主。他のどこを探してもいないこの独特な感覚は、円神にとって絶対に必要だし、ある意味で天才だと思っています。
A.rik なんか鼻が痒くなってきたよ…。
瀧澤 ほら、そういうところ! MCのときも、「絶対こんなこと考える人いないだろう」と思うような一言をボソッと言ったりするんです。だけど狙っているわけじゃなく、裏でも同じようにいつでもフワフワしている、グループの癒し担当ですね。だけどいざ、真面目な話し合いの場になると、客観的な意見を言うんです。「みんなは今こんな風に言っていたけど、一歩引いてみたら自分はこんな風に思うよ」とすごく冷静に。大人ですね。
A.rik にやけが止まらなくなりました。
熊澤 タキツバの指摘は、間違いないです。
瀧澤 だよね。あと、自分の洋服のブランドを持っているというのも、何より多才であることの証拠。良い意味で「変人」とも言えますね。
熊澤 のほほんとしているイメージがあるけど、実は芯がしっかりしてるんだよね。確固たる自分の意見があって、決して流されない。たとえ人と意見が違っても、自分の考えを言える人。それでいて、決して人との間に波風を立てない平和主義なところもいいんだよね。しかも、今身に付けている服やネイルのように、とにかくクリエイティブ。赤ちゃんのような顔で最年少に見られることもあるけど、実際は頼りになる最年長の要素がばっちりある。
瀧澤 こんな風に全然違う個性を持ったメンバー全員、常に今の集大成を見せるつもりでステージに賭けているんで、皆さんもぜひ僕たちとの一体感を味わいに来てください!
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