日向坂46・濱岸ひより 森本茉莉の“後輩力”を絶賛「接し方を工夫しているんです」

今最もアイドル界で勢いのあるグループ・日向坂46。今年の『NHK紅白歌合戦』にも4年連続4回目の出場が発表されるなどデビュー以来、その勢いは止まることを知らない。

そんな彼女たちの華々しい活躍の裏に隠された、2020年からのコロナ禍によって活動が制限される中での苦悩と困難を描いたドキュメンタリー映画『希望と絶望 その涙を誰も知らない』が今年7月に公開された。

本作のDVD/Blu-rayが発売中。DVD/Blu-rayにはメンバー全員分のポストカードのほか、本編2時間に入りきらなかったメンバーそれぞれのインタビューなど含めた総合計4時間を超える密着映像が収録される。今回、TV Bros.WEBでは11月29日にTOHOシネマズ川崎で開催された『日向映画祭vol.3』の舞台挨拶に登壇したメンバーの高瀬愛奈濱岸ひより森本茉莉への独占インタビューが実現。前後編に分けてお届けする。本日公開のインタビュー前編では他己紹介と映画館での思い出について語ってくれた。

取材・文/編集部
撮影/倉持アユミ
スタイリスト/中野みずき
ヘアメイク/今泉里佳子 宇賀持萌
撮影協力/TOHOシネマズ川崎

高瀬 愛奈(たかせ・まな)
●1998年9月20日生まれ、大阪府出身。2016年5月に「けやき坂46」(現:日向坂46)のオーディションに合格。

濱岸 ひより(はまぎし・ひより)
●2002年9月28日生まれ、福岡県出身。2017年8月に「けやき坂46」の2期生オーディションに合格し活動開始『with』(講談社)の専属モデル。

森本 茉莉(もりもと・まりぃ)
●2004年2月23日生まれ、東京都出身。2020年2月16日に日向坂46に3期生として配属される。

「日向坂に加入する前に所属していた部活動は上下関係が厳しすぎて先輩と会話すらしちゃいけなかったんです」


衣装協力:to b. by agnès b

                 

──自己紹介というのもありがちなので、3人のうち1人のメンバーの紹介を他の2人にお願いしたく…。まずは森本さんのことを高瀬さんと濱岸さんが紹介してください。

高瀬:まりぃちゃんは、褒めたら素直に喜んでくれる、ピュアなところがすごく可愛いです。会ったばかりの頃は、遠慮しがちだったので「控えめな子なのかな?」と思ったんですけど、一回仲良くなってしまえば、めちゃくちゃ話しやすい子です。

濱岸:まりぃちゃんは、”後輩力”がめちゃくちゃ高いんです。

高瀬:確かに。

濱岸:すごくコミュ力があって、先輩の私にもグイグイ来てくれる。多分、人によって接し方を工夫してるんですよ。

森本:(笑)。

──それは褒め言葉ですか?

濱岸:これめちゃくちゃ褒めてます! やっぱり誰とでも仲良くなれるし、素のままでいるのがすごくかわいらしくて。

──なるほど。ちなみに森本さんはその“グイグイ”は人によって変えてるんですか?

森本:は、…はい…。 

高瀬:正直(笑)。

──森本さんが人によって接し方を変えている場面をよく見るんですか?

濱岸:そうですね。まりぃちゃんと私は結構仲良いと思ってるんですけど、私みたいな仲良い人には、たとえ先輩でもグイグイ来るんです。でも、まだあまり打ち解けていない先輩には下から入っているのを見ます(笑)。

森本:そういう目で見てたんですね(笑)。

──森本さんの「後輩力」は、グループ加入前の部活動で身についたものですか?

森本:いえ、私が日向坂に加入する前に所属していた部活動は上下関係が厳しすぎて。先輩と会話すらしちゃいけなかったんです。

高瀬:ええ!

──名門高校野球部くらい上下関係が厳しかったんですね。

森本:だから部活動の先輩とあまりお話ししていなかったので、元々はそんな「後輩力」はなかったと思うんです。日向坂に入ってから、他の3期生メンバーの振る舞いを見て「後輩力」を吸収しました。

──次に濱岸さんをご紹介してください。

高瀬:私はずっとクールだなと思っていて。

濱岸:ええ〜、そうなんだ…。

高瀬:見える見える。

濱岸:意外です。

高瀬:でもちゃんと話してみたら面白いことも言ってくれて。見た目よりも話しやすい子です。

森本:今ではたくさんお話しするようになったんですけど、加入したばかりの頃は、濱岸さんが人見知りだということを私は知らなかったので、いつもクールな方だという印象を持っていたんです。だけどお話ししてみると本当に優しくて、私が困っていると変な嘘を付いてふざけてくれて、後輩でも話しやすい空気を作ってくださるんです。だから初期の時にもうちょっと話しかけて欲しかったです…。めっちゃクールでしたよね?

濱岸:確かに。目も合わせられなかった。

──森本さんは濱岸さんと何年の付き合いになるんですか?

森本:2020年に加入したので、もう3年! 3年が経とうとしていますね。

濱岸:私と仲良くなるには3年ぐらいはかかります(笑)。

──中学・高校は3年で終わるので大変ですね。

濱岸:友達できずに終わっちゃいますね(笑)。

──他人との接し方の意識に初期から変化があったのでしょうか? 

濱岸:慣れが大きいと思います。本当に人見知りなので、どんな人でも最初は目を合わせられないくらいなんですけど、一緒に活動を共にするうちに慣れてくるので、話しかけられるようになったんだと思います。

──最後に高瀬さんの紹介をお願いします。

森本:いつも冷静に、俯瞰的に物事を見ている方で、どう動くべきか、最善の選択をすごく考えられていて。グループがどんどん大きくなる中で、みんながネガティブになってしまう雰囲気の時にも、まなふぃさんはそれに流されずにどうするべきかを考えられていてすごく助けられます。

濱岸:本当にプロ意識がめちゃくちゃ高い方です。日向坂は良い意味で空気感が伝染しやすいメンバーが多いんですけど、まりいちゃんが言ったようにまなふぃさんが現場で泣いたりとか感情的になるのを見たことがないです。カリスマです。

高瀬:嬉しいです。それは意識していることでもあるんですけど、元々の性格で、客観的に見ちゃうタイプなんだと思います。みんなが悲しい時に一緒になって悲しむことももちろん大事だと思うんですけど、全員が崩れたら、グループとしてよくないので、そこは一旦冷静になって誰か一人でも正しい方向に持っていける人がグループに必要だなと思います。相当なことがない限りは感情的になりすぎることはないかもしれません。

                                         

映画館の思い出「ポップコーン美味しいな」


撮影/TOHOシネマズ川崎 SCREEN5

                                           

━━本日は映画館での舞台挨拶の合間にインタビューですが、三人は映画はご覧になりますか?

森本:映画館は一人でよく行くんです。最近では南沙良さんがすごく好きなので『あの子は邪悪』を観に行きました。恋愛映画よりもハラハラさせられるミステリーが好きです。

濱岸:私はファンタジー要素が強い作品が好きですね。『ハリーポッター』など非日常を味わえる作品が好きです。最近だと『ストレンジャー・シングス』は最終シリーズまで観ました。

高瀬:私は深めの映画が好きです。最近だと『流浪の月』が好きでした。今は、湊かなえさんの原作小説を読んだので『母性』が気になっています。最近観た『すずめの戸締まり』は、新海誠監督の作品の中でも一番好きで…。今こうやって作品を挙げて気づいたのですが、私は重いテーマを扱った作品が好きなんだと思います。

━━三人とも恋愛映画はご覧にならないんですね。

森本:恋愛映画は結末が分かっている状態で観ていると、うずうずしてしまうんですよね…。

━━「お前らどうせ付き合うんだろ?」という感じで観てしまいますよね。

森本:それは正直あります(笑)。

濱岸:最近だと恋愛映画ってどんなのがありますか?

━━メンバーの影山さんがご出演された『かぐや様は告らせたい』は恋愛映画ですね。

濱岸:あれ恋愛映画なんだ。

高瀬:恋愛心理戦だね。

━━映画館で初めて観た作品は覚えていますか?

高瀬:私は確か『ポケモン』だったと思います。映画館で伝説のポケモン「ジラーチ」が貰えるので、ゲーム機を持っていっていました。

森本:私はあまり覚えてないんですけど、記憶が正しければ『名探偵コナン』を従兄弟と見たんだと思います。

濱岸:多分、母と一緒に観た『花より男子F』だったと思います。

高瀬:結構最近の映画じゃない?

━━『花男』シリーズがお好きだったんですね。

濱岸:いや、母に連れられていったので特にドラマを観ていたわけではないんです。

━━ではいきなり完結編から観たんですね。

濱岸:そうですね、本当に小さい頃だから内容も全く覚えてないんですよね。

━━当時の濱岸さんは、『花男』完結編をどんな気持ちでご覧になっていましたか?

濱岸:ずっとポップコーンを食べてました。美味しいな〜って(笑)。

━━そんな各々にエピソードがある映画館という場所で今回舞台挨拶をされたわけですが、ファンを目の前にしてトークをするというのはライブとはまた違う距離感だと思いますが、まず1回目の舞台挨拶を終えられていかがでしたか?

森本:舞台挨拶は初めてだったので不安だったんですけど、私たちが何か発言する度に「うんうん」と頷いてくれたり拍手をしてくれたりしてくれるので嬉しかったです。

高瀬:座席にいるファンの方は口元にマスクをされているので表情の全ては分からないけど、キラキラした目で見守ってくれているのを感じました。

濱岸:私も舞台挨拶は初めてでした。普段この近さでファンの方々と接することがあまりないので、近くでリアクションを感じることができて新鮮でした。いつもミーグリに来てくださる方などの顔が見えたので、安心することができました。

         

明日公開のインタビュー後編ではドキュメンタリーカメラに密着されていた時の心境を、メンバー同士のグラビア撮影写真とともにお届け。


【商品情報】

Blu-ray & DVD CDショップチェーン別先着特典などあり。詳しい商品情報は映画公式サイトにてご確認ください。

希望と絶望 Blu-ray豪華版

価格:¥13,000+税
品番:SSXX-220
仕様:Blu-ray3枚組

〔本編DISC〕 
本編(劇場公開版) [収録時間119分]
予告集 [収録時間3分]
画面サイズ:16:9 LB
層数:2層 
音声:リニアPCM5.1chサラウンド[本編(劇場公開版)のみ]
リニアPCM2chステレオ

〔特典DISC-1〕 
本編(ディレクターズカット版)~ 前編 [収録時間149分]
画面サイズ:16:9 LB
層数:2層 
音声:リニアPCM2chステレオ

〔特典DISC-2〕
本編(ディレクターズカット版)~ 後編 [収録時間77分]
日向坂映画祭 [収録時間19分]
完成披露上映会舞台挨拶 [収録時間23分]
公開初日舞台挨拶 [収録時間16分]
画面サイズ:16:9 LB
層数:2層 
音声:リニアPCM2chステレオ

希望と絶望 DVD豪華版

価格:¥12,000+税
品番:SSBX-2830
仕様:DVD3枚組

〔本編DISC〕 
本編(劇場公開版) [収録時間119分]
予告集 [収録時間3分]
画面サイズ:16:9 LB
層数:片面2層 
音声:Dolby Digital 5.1chサラウンド
[本編(劇場公開版)]のみ、Dolby Digital2chステレオ

〔特典DISC-1〕 
本編(ディレクターズカット版)~ 前編 [収録時間149分]
画面サイズ:16:9 LB
層数:片面2層 
音声:Dolby Digital2chステレオ

〔特典DISC-2〕
本編(ディレクターズカット版)~ 後編 [収録時間77分]
日向坂映画祭 [収録時間19分]
完成披露上映会舞台挨拶 [収録時間23分]
公開初日舞台挨拶 [収録時間16分]
画面サイズ:16:9 LB
層数:片面2層 
音声:Dolby Digital2chステレオ


【プレゼント情報】

高瀬愛奈さん濱岸ひよりさん森本茉莉さんの
サイン入りフォトを抽選で各1名様にプレゼント!

高瀬愛奈さん、濱岸ひよりさん、森本茉莉さんの直筆サイン入りフォトを会員限定、抽選で各1名様にプレゼント。ご希望の方は pipipi@tokyonews.co.jp 宛に、 件名に「高瀬愛奈・プレゼント」、「濱岸ひより・プレゼント」、「森本茉莉・プレゼント」といずれか希望賞品名を書いて、本文に「①郵便番号・住所 ②氏名 ③年齢 ④TV Bros.WEB 有料会員登録時のメールアドレス ⑤取り上げてほしい番組・映画・本などの作品やタレント名」を明記の上、ご応募ください。当選者の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。 ご応募締め切りは2022年1月31日17時まで。


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