大事なことはすべてプレステに教えてもらった【2022年5月上坂すみれ連載「すみぺ♡は〜どこあ」vol.10】

上坂すみれが愛してやまないものをハードコアに語る連載「すみぺは〜どこあ♡」。 これまでに披露したテーマは デヴィッド・ボウイ秋葉原ハロー!プロジェクトプロレス運動サンリオ、ヴェイパーウェイヴ。そしてウサギに、クラゲ。と来たら、今回はプレステこと、「PlayStation」がテーマ。ひとりっこ育ちの上坂さんの遊び相手であり、社会の仕組みを教えてくれたという思い出のゲームについて語ります。めずらしいブラウンのウィッグスタイルにも注目だぞ!

取材&文/南波一海 撮影/tAiki ヘア&メイク/北川恵(クララシステム)スタイリング/佐野夏水

――今月のテーマは「PlayStation」です。上坂さんの世代だと最初に触れたハードなのではないでしょうか。

ゲームボーイが先なのですが、初めて買ってもらった据え置きのゲーム機がプレステ1です。当時、CMがたくさん流れていたのを思い出します。ソフトも多かったからスーパーのワゴンセールでも売ってたりして。

――スーパーで売ってたんですか!

「THE お姉チャンバラ」とかが売っていた気がします。なんとか2000ってシリーズありませんでした?

――SIMPLEシリーズですよね。「THE オセロ」とか「THE 麻雀」みたいな。

そうです、そうです! ああいうお値打ち系のもともと安いものがセールでもっと安くなって、それを買ってもらったりしてました。私が一番よく遊んだのは「ファイナルファンタジー」のIV、V、VIの合併版です(1999年発売の「ファイナルファンタジーコレクション」)。あれが初のロープレでした。小学校1、2年だったので、なんのことだかさっぱりで(笑)。

――小学校低学年で「ファイナルファンタジー」のストーリーは難しそうです。

わりとハードめなお話なので、当時の私には理解が難しかったです(笑)。ただ、魔法の概念を初めて学べたんですよね。攻撃する魔法と回復する魔法の存在を知って。魔法っていいな、と思いながらやってました。職業の概念も学べましたよ。魔法を使う人は剣をまったく振れないし、剣を振る人は魔法が使えなかったりで、どうやら適材適所があるらしい、学校で習う“個性”というのはこれなのかなと。大人とはなにかをうっすらと学んだり、学ばなかったり。

――ゲームを通じ、言わば社会を学んだ。

人はずっと仲間ではないとか(笑)。仲間がなぜかいなくなっちゃったり、味方同士で争ったりするじゃないですか。その頃、ちょうどハムスターを飼っていたので、ハムスターに聞いたりもしました。ハムちゃんもよく争ったりするので。

――ペットのハムスターに質問していた(笑)。クラスメートもFFをやったりしていたのでしょうか。

プレステで遊んでいる子も多かったですけど、みんなは新しいゲームをやっていたような気がします。「リッジレーサー」のような本格的なレースゲームが色々ありましたし……あ! 「サルゲッチュ」はクラスで流行ってて、私も同時期に遊んだんですよ。

――上坂さんも流行に乗った時期があった。

みんなと3ヵ月くらいは話が合いました(笑)。あと、よく遊んだのは「ストリートファイターZERO」です。アーケードの移植版で。それから「ぷよぷよSUN決定盤」という、これもアーケードの移植もので、めちゃめちゃやってました。「ぷよぷよ」を知ってる人はクラスにもいたんですけど、「FF」をやる人はまだいなかった気がします。プレステで最後に出た「FF9」くらいからまわりでもだんだん流行り始めてきたな、という印象です。

――やっぱりまわりに比べて早かったんですね。

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