敗者復活最下位からの成り上がり。ランジャタイの予測不可能な快進撃 【2021年10月「これからの芸人百景」第4回ランジャタイ】


2020年『M−1グランプリ』敗者復活戦で発した言葉がツイッターのトレンド入り、以降ファッション誌でのグラビアや、伊藤がドラマに出演するなど、予測不可能な活躍を見せるランジャタイ。ノリに乗っているふたりに現在の心境やターニングポイントになった出来事、オール巨人師匠との交流について聞いてみた。

企画・構成/竹村真奈 取材・文/村上由恵 撮影/池ノ谷侑花(ゆかい)

■お笑い界を変えた!? マヂカルラブリーの優勝

 


 

——お笑い以外の仕事も含めて露出が増えていらっしゃいますが、きっかけはなんだと思いますか?

国崎 一番大きかったのはマヂカルラブリーの優勝じゃないですかね。それをきっかけに『マヂカルラブリーno寄席』(1月に無観客で配信されたマヂカルラブリーが呼び寄せたメンバーによるネタライブ。口コミで広まり、チケット17,000枚を売り上げ、2021年上半期よしもと配信ランキング2位を記録)が開催されたので。

伊藤 そうだね。

国崎 永野さんを筆頭に全員救われましたね。永野さんはあれで売れましたから。

伊藤 永野さんはもう売れてたから! モダンタイムスだけうまくいかなかったですね。

国崎 出演していたメンバーみんな日の目を浴びれたねって話してたんですけど、モダンタイムスだけ今ひとつで。もう売れないんじゃないかって話になってましたね(笑)。

——『M―1』の決勝進出者発表の話になりますが、国崎さんの誰が発表されても喜んでいる姿に視聴者は「国ちゃん、いい人すぎる」と話題になっていました。

国崎 準決勝の出番が僕らはAブロックで解散が早かったんですよ。それで、飲みに行ってしまいまして酔っ払っていたので、誰が呼ばれても嬉しくて喜んでたんです。

——酔っ払っていたんですか!

国崎 はい。カメラが回ってるのも嬉しくて。真相は、ただただ酔っ払ってただけなんです。もう時間が経ったんで言いますけど(笑)。

■幸運を呼び込む「欽ちゃん」漫才

 


国崎 敗者復活戦の1週間前ぐらいに、ギックリ腰ならぬ“ギックリ背中”になったんですよ。まったく動けなくなってしまって、唯一動けるネタが「欽ちゃん」だったんです。で、そのネタをやったら敗者復活戦で最下位になってしまって……。

この記事の続きは有料会員限定です。有料会員登録いただけますと続きをお読みいただけます。今なら、初回登録1ヶ月無料もしくは、初回登録30日間は無料キャンペーン実施中!会員登録はコチラ