プロレスラーは2.5次元のはしり?プロレスをテーマに場外乱闘を繰り広げます【2021年11月上坂すみれ連載vol.04】

上坂すみれが愛してやまないものをハードコアに語る連載「すみぺは〜どこあ♡」。デヴィッド・ボウイ、秋葉原、ハロー!プロジェクトと来て、今回はプロレスです! 憧れの矢野通選手にリスペクトを込めたスタイリングやポーズにもご注目を。

取材&文/南波一海 撮影/tAiki ヘア&メイク/北川恵(クララシステム)スタイリング/佐野夏水

 

 

――今回のテーマは「プロレス」です! ビジュアルは新日本プロレスの矢野通選手のイメージになりました。

私はプロレス好きを公言しているのですけど、撮影ではやったことがなくて。いや、タイガー・ジェット・シンっぽい服を着たことある気がするんですけど(笑)、私は矢野さん推しなので。今日は矢野通さんコーデをやってみたいということで、こうなりました。矢野さんが赤いガウンを着て、番傘を持っているお写真を参考にさせてもらったのですが、いかがでしょうか?

――素晴らしいです。上坂さんが惹かれるのはいわゆるヒールが多いのでしょうか。

そうなんです。8月にDDTプロレスの解説に行ったときも(※富士通スタジアム川崎「WRESTLE PETER PAN 2021」にゲスト解説として出演)、初めて見た悪のカリスマ・佐々木大輔さんに心を惹かれ。なんでですかね? きっとジェット・シンから入ってるからなんでしょうけど。ヒールって難しいじゃないですか。私が声優をやっていて思ったのは、悪役のほうが難しいなということなんです。

――そうなんですか。

主人公って「頑張るぞ!」「負けないぞ!」っていう台詞になるんですけど、悪役は主役よりも色んなアプローチがあるし、強くなきゃいけないんですね。主人公が台詞をとちったりしてもいいですけど、とちる悪役がいたら嫌じゃないですか。悪役は失敗しないんです。『ジョジョの奇妙な冒険』だったらどうしてもディオを応援してしまう人っていると思うんですけど、私はその宗派なんです。

――たしかに、悪者ではあるけど主人公に匹敵するほど魅力的じゃないと成立しないですからね。

ただ嫌われてるだけじゃダメじゃないですか。悪者なりの信念があるとか、悪いけれども本当は別の面もあってとか、ヒールは魅力の引き出しかたがすごくありますよね。そこに惹かれるのだと思います。

――上坂さんはタイガー・ジェット・シンをきっかけにプロレスに興味を持ったんですよね。どういう経緯で触れることになったのでしょうか。

 

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