「純度100%の単独を観てほしい」ニューヨークインタビュー

現在、自身最大規模の単独ライブ『Last Message』の真っ只中となっているニューヨーク。劇場チケットが完売している7月30日・31日の東京公演はオンラインチケットが現在、発売中だ。観ない日はないほどメディアでの活動が増えている中、毎年恒例の単独ライブを開催し続ける理由、単独への思いを語ってもらった。

構成/竹村真奈 村上由恵(タイムマシンラボ)
取材・⽂/⾼本亜紀 撮影/⼤槻志穂

撮影協力/NAT RECORDS

――今年は、のべ5500人動員となる大規模な全国ツアーですね。

屋敷裕政(以下、屋敷) 単独ライブを徐々に大きくしていきたいという中で、社員さんにキャパをお任せしたら、僕らの想定よりだいぶ大きいところになって。

嶋佐和也(以下、嶋佐) けど、なるべく多くの方に観てもらいたいなというのがあったので嬉しいです。

――メディアの仕事が増えた今、ネタ作りの時間はちゃんと取れていますか?

屋敷 以前みたいに7時間くらい喫茶店におって、なんにも浮かばんまま帰るみたいな、贅沢な時間の取り方はできなくなりました。マジで時間ないっす。ヤバいです(笑)!

嶋佐 Zoomとかあって助かってますよ。昨年の単独も同じような状況でやっていて。

屋敷 昨年の単独当日までの1~2週間の集中力がすごかった。1日1本作って追い上げましたね。で、間に合わなかったんですけど。

――え!?

嶋佐 初日にちょっとだけ失敗したんですよ(笑)。

屋敷 あはは! まあ、失敗言うても、台詞が飛んだとか噛みまくったとかそういうことですけどね。あと、小道具の出っ歯をつけた嶋佐がマジで何言ってるかわからんかったとか(笑)。

嶋佐 事前チェックしなかったんだよなあ。

屋敷 こういう話をすればするほど、みなさん、初日のチケットを買いたがってくれてます(笑)。単独ライブも10回以上やっとると、慣れてくると思うじゃないですか。でも、“今年はイケるんやろうな”みたいな油断が毎回なくて、“今年はさすがにできんかも”って毎回思ってしまう。単独ってそういう刺激があるものなんですよね。

■ニューヨークが単独ライブを開催し続ける理由

――大変にもかかわらず、ニューヨークさんが単独ライブを開催し続ける理由は?

屋敷 テレビ、YouTube、単独ライブっていう3つの柱があるとして、単独がないとバランスが悪いというか。テレビはスタッフさんが作ってくれた企画を与えてもらってがんばってる感覚ですし、YouTubeもそうなんですよ。やから、自分らで考えてやる単独がなくなると、バランス的に気持ち悪くなっちゃいそうだなっていうのはありますよね。

嶋佐 最初、先輩とかに「ニューヨークの漫才とコントって面白いな」って言ってもらえて。そこからネタ番組にちょっとずつ出させてもらうようになったっていうのがあるので、年に1回の単独ライブでネタを作ってみなさんに観てもらいたいという気持ちもあります。

屋敷 たしかに。ずっとマテンロウ、デニス、おかずクラブ、横澤夏子、鬼越トマホークっていう同期のほうが(自分たちよりも)テレビには向いとるっていう感覚やったんです。そういう中で僕らはネタだけ真面目にやってきて、最近はなぜかテレビに呼んでもらえてるんですけど、自分らの中ではネタしかできひん奴みたいなイメージもありますし、そこは勘違いしたらあかん感じもするんですよね。

嶋佐 今回は(先行抽選予約で)多くの応募もあったみたいなんで、なおさらやる価値があるというか。オンラインでもたくさんの人に観てもらえるじゃないですか。

屋敷 例えば10万人の人が配信を観てくれたら、マジで1年に1回、単独やるだけで生きていける。それってすごいことですよね? TUBEみたいになれるわけじゃないですか。

嶋佐 それに、こいつが不倫とかしてテレビに出られなくなったとしても、単独ライブを観に来てお客さんはいると思いますし。

屋敷 そうやな(笑)。もちろん生で観てもらうのが一番いいとは思ってるんで、こうやってキャパを広げてるんですけど、お笑いライブを観たことがない人が多い現状を少しでも変えられたらいいなとも思いますね。

■お笑いライブを観たことがない人に観てほしい

――東京公演はオンライン配信があります。購入を迷っている人にアピールするなら?

屋敷 お笑いの単独ライブを配信でも買ったことがない、生で観たことがないっていう人には1回観てほしいです。テレビとかYouTubeを観てもらえてるのもめちゃくちゃ嬉しいんですけど、一番純度が高いのは単独ライブやと思うので、素材そのままの原液、純度100%のニューヨークを見ていただきたいです。もし合わんかったらもう観なくてもいいので(笑)。

嶋佐 年に1回だけですからね。あと、昨年の単独ライブのデータを販売するっていう革新的なことをやってるんですけど、全然話題になってないんですよ。

屋敷 電子書籍みたいに、半永久的にストリーミングで観られるっていうもので。普段、僕らがあんまり言わんネタ作りとかについて話してる副音声もついてます。

嶋佐 もしよかったらそれを観て、今年の単独も、観てもらえたら嬉しいですね。

ニューヨーク
嶋佐和也(1986年5月14日生まれ、山梨県出身)、屋敷裕政(1986年3月1日生まれ、三重県出身)。2010年結成。毎週水曜『NEWニューヨーク』、毎週土曜『まだアプデしてないの?』(ともにテレビ朝日系)などに出演中。

▼ライブ情報

ニューヨーク単独ライブ『Last Message』

2022年7月30日(土)11:00開場 12:30開演 / 15:30開場 17:00開演
2022年7月31日(日)11:00開場 12:30開演 / 15:30開場 17:00開演

会場:東京・恵比寿ガーデンホール

※31日のみオンライン配信あり

※2021年の単独ライブ『Natural』データ購入はこちらから

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