【連載 第2回】やま(Kevin’s English Room)のエッセー「言葉とリズムと」 #2「違いがわかる男」が素敵だとは限らない

【短期集中連載/月1回更新予定】

 

3人組YouTuber「Kevin’s English Room」の一員であり、ミュージシャンmagora(マゴラ)としても活動するやまが、日々思うことを軽やかに綴ります。

 

第2回は、やまの友人で「超絶鋭敏な舌を持つグルメな男」の話。やまと食事に行って、庶民的な味に対して彼の反応は……!?

 

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撮影/Kazuyuki Sanada 撮影協力/Amazon Studio Tokyo

 

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プロフィール

やま

YouTuber、ミュージシャン。東京都生まれ。幼い頃より多言語環境で育ち、日仏英の3カ国語を話す。高校時代にフランスへの留学経験があり、大学では第二言語学習/教育を専攻。卒業後は訪日誘客事業に携わる。現在は大学時代の友人2人とともにYouTubeチャンネル「Kevin’s English Room」(※2024年6月現在、登録者数232万人)で活躍中。ミュージシャンmagora(マゴラ)としても活動、作詞作曲も手掛けている。(※magoraの1stライブレポートはこちらをチェック!) 

やまInstagram(magorayama):https://www.instagram.com/magorayama/

 

#2「違いがわかる男」が素敵だとは限らない

 

「世界中の美味しいもの」がわかる男

 

年下の友達にバーのマスターをやっている男がいる。

そんじょそこらのちょっとしたバーではない、めちゃくちゃいいバーである。

 

そこで出てくるお酒はどれもびっくりするような材料の組み合わせでできている。

どこかの国の見たこともない食材に酢昆布、とか、フランスのあれに鰹節、とか(何を隠そう、僕なんかでは具体的な例も出てこないのだ)、僕のような素人からすると「え、その組み合わせ美味しいの?」と思わず言いたくなるような「まさかの食材」を組み合わせ、結果とんでもなく美味しくて、綺麗で、冗談抜きに唸ってしまうようなお酒を出す本気のバーなのである。

これがマリアージュってやつなのだ、きっと(だ、だよね……?)。

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