上坂すみれが愛してやまないものをハードコアに語る連載「すみぺ♡は〜どこあ」。 これまでに披露したテーマは デヴィッド・ボウイ、秋葉原、ハロー！プロジェクト、プロレス、運動、サンリオ、ヴェイパーウェイヴ。そしてウサギに、クラゲ。プレステ、横浜、鎌倉、前回のギャル編は大きな反響をいただきました♡
今回は、上坂さんが敬愛する天知茂さんが出演する「江戸川乱歩の美女シリーズ」をはじめとする、古き良き女優たちをオマージュしたスタイリングに挑戦しました！ 銀幕から飛び出してきたような上坂さんの女優っぷり、ぜひご堪能ください。
これまでの連載は↓から！
- 「ラムのラブソング」カバーも披露！『SUMIRE UESAKA LIVE 2023 TALES OF SUMIPE 運命の書/同人の書』ライブレポート
- 上坂すみれ2nd写真集『すみれのゆめ』発売記念トークショーレポート
- 写真集を見た感想は「おもしろい！」でした【上坂すみれ2nd写真集発売すぺしゃる】
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取材＆文／南波一海 撮影／飯田エリカ ヘア＆メイク／北川恵（クララシステム）スタイリング／佐野夏水
【衣装協力】Wild Lily、Amavel
――久々の更新となる今回のテーマは「女優」です！ クラシカルなイメージでスタイリング＆撮影をしつつ、今日はテレビドラマ「江戸川乱歩の美女シリーズ」のお話をうかがいたいと思っています。上坂さんの推しである天知茂主演版がよく知られる本作ですが、なにがきっかけで見始めたのでしょうか。
たしか、CSの日本映画専門チャンネルで初めて見て、気になったと思うんですよね。天知さんありきで見始めたんですけど、もともと江戸川乱歩も好きで、学生の頃から読んでいたのもありました。2時間ドラマというのも見たことがなかったんですけど、昔のドラマの自由な感じと言いますか、時間帯とか見る層も気にされていないんじゃないかという作風で。
――これが土曜夜の一家団欒の時間帯に放送されていたんだという。
そうですよね。とにかく天知さん演じる明智小五郎さんのハマり感がすごくて。天知さんは新東宝映画だと犯人役とか悪役を演じることが多くて、私もそのイメージを持っていたし、それが似合っているなと思っていたんです。天知さん主演のドラマは「非情のライセンス」をはじめいくつもあるんですけど、ちょっと影のあるヒーローみたいな役が多いなかで、この「美女シリーズ」ではちゃんとしたいいヒーローを演じていらっしゃって。しかもカラーですし、俳優陣もすごく豪華なんですよね。ちょうどBlu-ray BOXも出てたりしていたので、それも合わせて楽しんでいました。
――Blu-ray BOXまで！ さすがです。
地上波ではなかなかやらないであろう内容なので見られてよかったですし、天知さんが好きで見るとまた全然見方が変わってくる作品だなと思います。最近は名画座で新東宝時代の映画がリバイバル上映されたり、ソフト化も進んでいますし、配信もされていたりするので、天知さんは今の時代には合っていて熱い傾向なんじゃないかなと思います。
――自分もそれこそ配信で「江戸川乱歩の美女シリーズ」を見たのですが、どの話も必ず同じ展開をしていくんですよね。
そこはみんな特に気にしてなさそうなんですよね（笑）。
――この作品の魅力となると、天知茂を筆頭とする役者陣の存在感とか、風変わりな美術の世界観、あとは必ずあるお色気シーンでしょうか。
そうですね。毎週、色んな女優さんがヌーディーなシーンをやってくれているのも見どころだったと思うんですけど、当時見ていたという大人の人も多いので、相当なインパクトがあって覚えている人が結構いるんだなと思います。作品数はすごい量なのですが（※天知茂版は25作）、かといって内容にブレがなく、この回は微妙ということがないし、この回はめちゃめちゃすごいというのがあるわけでもないんですね。
――上振れもしない（笑）。
いつも同じテイストで一定のクオリティなんです。いつもの特撮があり、天知さんが変装して……明智さんって変装のイメージがなかったんですけど、あれもインパクトに残っている人が多いみたいですね。毎回変装しているのに、一生誰も見抜けない（笑）。あとはセットが奇妙だったり、映像で見てもそのトリックは無理じゃない？ というのがあったり（笑）。天知さんがシリアスだから、真剣な顔でこれはこうだったんですと解説するのがまたシュールなんですよね。
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