中華街の看板にヴェイパーウェイブを感じます【2022年6月上坂すみれ連載「すみぺ♡は〜どこあ」vol.11】

上坂すみれが愛してやまないものをハードコアに語る連載「すみぺ♡は〜どこあ」。 これまでに披露したテーマは デヴィッド・ボウイ秋葉原ハロー!プロジェクトプロレス運動サンリオ、ヴェイパーウェイヴ。そしてウサギに、クラゲ。そして前回はプレステ!

お待ちかねの今回は、上坂さんの幼少期の思い出が詰まった横浜がテーマ。どこか雑多な横浜をイメージしたいつもとは違う雰囲気の衣装に身を包んだ姿にもご注目を。

取材&文/南波一海 撮影/tAiki ヘア&メイク/北川恵(クララシステム)スタイリング/佐野夏水

 

――今月のテーマは「横浜」です。上坂さんのホームタウンですよね。

 

そうですね。横浜は、横浜駅の西口と東口でも全然違いますよね。

 

――語りがいがあるのは駅近辺ということですか?

 

お出かけすると言えば横浜駅近辺になりますよね。実家の近くには遊ぶようなところがなかったし、ひとりで電車を使う発想もなかったので、時々父が車に乗せて連れていってくれるのが横浜駅付近でした。あとは桜木町、関内、石川町という感じでしょうか。

 

――みなとみらいのエリアはまさにTHE横浜だなと思います。都会的だけど広々としていて、港があって。

 

まだ東京も行ったことがなかった頃は日本最大の都市なんじゃないかと信じて疑わなかったです。大きな観覧車があって、よくわからないけれど巨大な倉庫があって、海も見えて、そこには船も停まっていますし。あとは中華街はもちろん、伊勢崎ロードもあるし、ダイヤモンド地下街もあるし、そごうも高島屋もビブレもありますし。賑わっているフィールドがあまりに広くて、4駅分も栄えてるのはすごいことだと思います。かつての横浜駅周辺は川沿いにあやしげなお店がたくさん建っていたんですよね。

――ああ、歓楽街というか、大人なお店が。

 

おそらく規制されていって、いまはもう跡地になっているんですけど、当時は栄華を極めていて。そごう沿いと川沿いの文化の違いがすさまじく、徒歩圏内にここまで稼ぎかたの違う商売があるというのはやはり大都市だなと幼心に思っていました。あのあたりはいまも昭和というかバブルっぽい名残はある気がします。

 

――雑多な雰囲気がありますよね。上坂さんはそのあたりを普通に行き来していたと。

 

私は看板を読んで口にしながら歩く子だったので、変な幼女だったと思います(笑)。学んだ文字が読めることが嬉しくて、目に入る文字を極力読んでいくという遊びをしていたんですね。習ったけど読みがわからない文字が出てきても、親に「あれなあに?」とすぐ聞くタイプの人ではなかったので、帰ったら自主的に辞典を引いて調べたりしていました。だから当時の横浜の看板はひと通り読んだと思います。

――横浜駅近辺の大体の文字は読んだ人(笑)。

 

「東急リバブル」とか。一番読んだ文字は「ローン」かもしれません。「いっぱいあるけどローンってなんだろう?」と思いながら街を歩いてました。ちょっと淀み気味の川が流れていて、そのまわりには小さい建物がたくさん並んでいて、時々大きな看板があって、という横浜駅西口のあの景色がなんとも好きでしたね。

――ちなみに横浜駅以外だとどんな思い出がありますか?

 

中学くらいになると自分で遊びに行けるようになって行動範囲も広がりました。ワールドポーターズで映画を観たり、そこにヴィレヴァンがあるので、丸尾末広先生の本を買ったり。ビブレで服を買い、ワールドポーターズのヴィレヴァンでサブカル本を買い、という。横浜でもサブカルは育つことがおわかりかと思います(笑)。そういえば、桜木町に新しい乗り物ができましたよね?

 

――2021年の春にロープウェイ(YOKOHAMA AIR CABIN)ができましたね。

 

最初に見たときは違和感がありましたけど、やっぱりやることがおしゃれだなと。ハマ感がすごいです。そのあたりだと馬車道のエリアも好きです。大学になって電車通学になったんですよね。横浜市は私が思うよりももっと広かったということを電車に乗ることによって気づきました。通学のときに路線図を見ると、この街は京浜東北線以外にもいっぱいあったんだという発見が(笑)。なので、大学の帰りに市営地下鉄に乗って散歩したり。市営地下鉄沿いにあるパスポートセンターという施設がすごく好きでした。

――パスポートを取る場所ですよね?

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