TV Bros.5月号チャレンジ特集号では、表紙を飾る鈴鹿央士がフレッシュで意外な一面をのぞかせたチャレンジングな撮影&チャレンジ総まとめインタビューをはじめ、様々な分野で活躍する人物のチャレンジする姿を通して、読者のみなさんのチャレンジする気持ちを後押しします。
本記事では、そんな鈴鹿のこれまでのチャレンジの歴史を詳細に振り返ります。
老いも若きも、チャレンジすることこそ、明るい未来への第一歩!
取材・文/折田千鶴子 撮影/横山マサト
TV Bros.5月号はチャレンジ応援号!鈴鹿央士ほかチャレンジの歴史とその極意
Amazon限定版表紙も発売中!
ネット書店でのご購入はこちら↓↓
目次
TV Bros.5月号チャレンジ特集号関連記事はこちら!
https://tvbros.jp/tvbros-2023-05/
<プロフィール>
鈴鹿央士(すずか・おうじ)
2000年1月11日岡山県生まれ。映画『先生!、、、好きになってもいいですか?』(2017年)にエキストラで参加したことがきっかけでスカウトされ、芸能事務所に所属。2018 年「第 33 回 MEN’S NON-NO 専属モデルオーディション」にてグランプリを獲得し、映画初出演作品の『蜜蜂と遠雷』(2019年)では第 44 回報知映画賞を始め、数々の映画新人賞を受賞。
チャレンジの支えになった「お守り袋」
――チャレンジの原体験、初期の記憶を教えてください。
小学から体操と空手に通いました。体操が楽しくて、バク転は5、6年生までに出来たのですが、なかなかバク宙が出来なくて。バク宙が出来るまでやめないぞ、と決めて。忍耐で、出来なくても、怖くても、とりあえず飛ぶ。スレスレでしたが、どうにか出来ました。
――色々と運動をしていますが、スポーツを通して得たものは?
あまりないですが(笑)……高校のバド部は割と強豪で、中国地方大会を目指しました。でも団体戦で僕が負けて行けなくなって…。その時、キャプテンはじめ、他のメンバーたちと慰め合って。コートに立つ時は1人ですが、目標に向かってみんなで支え合って頑張る経験は大きかったと思います。
――エキストラに応募したのも、ちょっとしたチャレンジだった?
単に芸能人が見たかっただけで、自分の学校で映画の撮影があった時、友だちと「これはもう行くしかない」と行っただけなんです(笑)。結果、今に繋がっているので、行ってみて良かったです。
――そんな高校時代、恋にまつわるチャレンジは?
初めて好きな人に告白しました。それそこ初チャレンジです。みんなが帰った後くらいに、階段で。でも告白すると決めたわりに、どうやって喋ればいいのか、何を言えばいいのか分からなくて。結果フラれてしまいました(笑)。
――既にSNSがあった時代、面と向かって告白するとは大チャレンジですね!
僕はデジタルに頼って何かを伝えるのは虚しいと感じていたので、やっぱり会って直接伝えるのが一番だと思ってます。恋人のいる友達に相談したら、「やっぱり直接言うのが一番だよ。絶対に成功するから」と言われて。フラれましたが(笑)。
――スカウトされ、チャレンジしようと思った決め手は?
いただいた名刺を母に見せたら、「誰にでもあるチャンスじゃないから、とりあえずやってみれば」と言われました。まずは大学に入り、東京で大学に通いながらやってみて決めればいい、ということになったので、とりあえずチャレンジしてみよう、と。
――結果、今も続けています。
初めて出演した『蜜蜂と遠雷』(19年)の撮影が終わる頃、「終わりたくないな。この人たちとまた一緒に作品を作りたい」と思いました。でも次の作品で、監督に「下手くそ!」と言われて(笑)。「今のでOKだけど、 OKじゃないOKだから」と言われてその時はよくわからなかったけど、今はその意味が何となく理解できます。その後、『連続テレビ小説「なつぞら」』(NHK/19年)、『おっさんずラブ』(テレビ朝日/19年)などが始まり、そこからは毎回「やっぱりチャレンジだな、面白いな」と感じながら続けています。
――チャレンジを支えてくれるものは何かありますか?
最初の頃は「お守り袋」を現場にも持っていってました。小さめのポーチに、おばあちゃんからもらったお守りと、お母さんからの手紙とかが入っていて。新しいことにチャレンジする時に見ると、ヤル気が出るし、初心に戻してくれる。支えになってくれて、やっぱり心強いです。
チャレンジしたことで大きな財産に
――これまでで最もチャレンジングな役だったのは?
やっぱり『ドラゴン桜』(第2シリーズ/TBS/21年)かな。あの役が、一番自分とかけ離れていました。最初ヒールとして登場するので、オーディション会場にも「いかつい感じ」の人たちがいて(笑)、なるほど、こういうイメージか、と。そうしたら受かったのですが、いざ撮影が始まったらすごく悩んでしまって。最初の撮影日の翌日、監督から打ち合わせしようとおっしゃっていただいて、役柄について、どう演じていくかなどいろいろ話しました。日曜劇場という枠で、スゴイ俳優さんたちと共演するのも大きな挑戦でした。
――昨年は声優にも初挑戦しました。
声だけでキャラクターを生きているものにするのは、すごく大変な作業でした。アフレコした後で声に合わせて画の動きをつけてくださるやり方でしたが、それでも全然まだまだだと自分でも思いました。声や息や声帯を震わせるだけでなく、喉全部を使ってお腹から声を出すのが難しかった。たった2日間で収録するというスピード感も、チャレンジでしたね。
――さらにNetflixでは『君に届け』(23年)にも出演しました。
世界配信という、視聴者が字幕で見ることを想定して作られるドラマなので、制作の方たちがそれを踏まえて画面サイズを考えたり、CGもたくさん使いながら王道の青春恋愛ドラマを撮っていくのも面白かったです。現場の軽食コーナーも世界規模で豪華でした(笑)。
――さらに今年から、ラジオでレギュラー出演も始まりました(『povo presents 鈴鹿央士の寄り道トーク』TOKYO FM)。
自分の声だけで30分喋り続け、自分の思いや考えを自分の言葉で伝える、他にない媒体なんだな、と。決められた時間の中、どの言葉を選び、自分のどの部分を出していくか、まだ探り探りです。でも、撮影で初めてお会いしたカメラマンさんなどから、「聴いてるよ」と言われたり、これまでとは違う広がりがあると感じていて。チャレンジして良かったです。
――今後もチャレンジが続きますね。
若いうちに色んなものを見たいと思って来たので、色んなことにチャレンジして触手を伸ばしているところです。チャレンジしたからこそ出会えたものがあり、新しい視点に気付けたりする。それが大きな財産になっていると感じます。
――チャレンジ疲れはないですね!?
もちろん「疲れる」と思うこともありますが、それでも一度はやってみる。そうすると、やっぱりやって良かったと思うことがたくさんあるので、そこでいろんな意味を探すようにしています。
――プライベートでも何かチャレンジを?
単純に海外に行きたいです! 今、韓国語を勉強しています。色んな作品の字幕を読むだけでなく、言葉や言い方のニュアンスを知りたいな、と思って始めました!
初まとめ!
山あり谷ありだからこその今がある
鈴鹿央士(23)
コメント付きチャレンジ年表
2006年
バク宙を目指して体操教室に
⇒「バク宙が出来るまでは頑張ると決め、忍耐で、出来なくても、怖くても、とにかく飛び続けました」
~~~
2023年
『君に届け』(Netflix)で世界配信作品に初挑戦
⇒「現場の色んな規模感が、さすが世界配信作品だなと思わされることが多かったです。僕はヒロインの相手役(W主演)で、収録当時はずっと出続けている役は初めてだったので、どうしようと思いながら演じていました」
『鈴鹿央士の寄り道トーク』(TOKYO FM)でラジオレギュラー出演に初挑戦
⇒「自分の声だけで30分喋り続けて、自分の思いや考えを伝えられる他にない媒体なので、とても大きな意味があると思います。どんな言葉を選んで、自分のどの部分を出していくか、まだ探り探りでやっています」
映画『ロストケア』で“観客目線”の役に初挑戦
⇒初告白のお話まで網羅した2007年から2022年の年表は発売中のTV Bros.5月号チャレンジ特集号にて掲載。ぜひご覧ください。
ネット書店でのご購入はこちら↓↓
<出演映画情報>
投稿者プロフィール
- テレビ雑誌「TV Bros.」の豪華連載陣によるコラムや様々な特集、過去配信記事のアーカイブ(※一部記事はアーカイブされない可能性があります)などが月額800円でお楽しみいただけるデジタル定期購読サービスです。
最新の投稿
- お笑いブロス102024.11.22OWARAI Bros.vol.10は永野特集号!ご予約はこちらから!
- 「レイジ、ヨージ、ケイタのチング会(仮)」2024.11.21オカモトレイジ(OKAMOTO’S)、Yohji Igarashi、宮崎敬太 presents「レイジ、ヨージ、ケイタのチング会」20
- 未分類2024.11.22星取りレビュー:『ふたりで終わらせる/ IT ENDS WITH US』【2024年11月号映画コラム】
- 映画2024.11.22「してやられた!」感たっぷりの痛快クライムエンターテインメントの誕生!! 映画『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』 上田慎一郎監督インタビュー