上坂すみれが愛してやまないものをハードコアに語る連載「すみぺ♡は〜どこあ」。 これまでに披露したテーマは デヴィッド・ボウイ、秋葉原、ハロー!プロジェクト、プロレス、運動、サンリオ、ヴェイパーウェイヴ。そして前回のウサギ。
今回は上坂さんのひそかな推し生物であるクラゲをテーマに、諸行無常な世の中を力を抜いて生きる術をクラゲから学びます。
取材&文/南波一海 撮影/飯田エリカ ヘア&メイク/北川恵(クララシステム)スタイリング/佐野夏水
衣装協力/東山このみ
――今月のテーマは「クラゲ」です。前回のウサギのときは、上坂さん自身、なぜこのテーマに決めたのかわからないと言っていましたが。
https://tvbros.jp/hit/2022/03/16/34751/
はい、ご安心ください。「クラゲ」にはハッキリと意志がありますので(笑)。クラゲはもう昔から好きで。水族館が大好きで、仕事帰りに行ったりもするんですよね。すみだ水族館にかなり大きなクラゲの展示があって。
――幻想的な雰囲気のところですよね。
そうです、そうです! 大人向けなのでしょうか、すごく落ち着いた水族館で。私、心底まいってるときにそこへ行ったんですけど、クラゲが生後3日くらいからちょっとずつ大きくなっていくさまを展示している筒形の水槽があって、説明に「クラゲには脳や心臓は存在しません」と書いてあったんですね。とにかくその事実に感動し、「来世はこれだ! クラゲに決まりだ!」と思いました。戒名には「海月」を絶対につけようって。ほかの部分はお任せするから、「海月」の文字だけはどこかに入れてほしい、そうしたらクラゲに転生できるだろうと。
――戒名に入れたいくらい好き(笑)。
日本人はクラゲが好きだと思うんですけど、あの無の境地にどこか憧れがあるんだと思います。私自身もそうですし。
――好きな種類はあるんですか?
ブルージェリーフィッシュさんという、限りなくブルーに近くてボヨンボヨンしている子が好きで。動きがボールみたいで、ひたすら水槽のなかで弾み続けているんです。クラゲってめちゃめちゃ種類があって、シンプルな透明のミズクラゲさんが王道としていたり、触手の長い系のやつも展示の目玉として存在したりするんですけど、ブルージェリーさんはわりと小さめの水槽に入れられて、一生弾んでるんですね。
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