「つけびの村」の著者で「ロイヤルホストを守る市民の会」代表でもあるフリーライターの高橋ユキさんがお届けする、ブロス的社会派連載!
事件や報道を追う中で引っかかった“違和感”を、ロイホでひと息つきながら軽妙に綴ります。今回は記事公開後の反響について、高橋さん(というかすべてのウェブ媒体の書き手かも!)の思いをぶちまけております!
(マイブームメニューの紹介つき、みんなもロイヤルホストを守りに行こうね!)
写真・文/高橋ユキ
編集/西村依莉
私は普段、刑事裁判を傍聴している傍聴人であり、ウェブや紙媒体に、主に裁判の記事を書いている。なんて、この連載ではしつこいぐらい書いているウンザリ情報だろう。でも毎回書くのはなぜか? 以前、ある編集さんに、こんなことを言われたからだ。
「ウェブの記事は大海原に、記事を入れたボトルを放流するようなもの」
ウェブでは連載を連載と読む人はあまりおらず、媒体ごとの色も、著者のこともよく知らないまま、ひとつの記事として受け取る読み手が多い……というのである。自分もウェブが仕事の8割を占めるライターになって久しいが、たしかに、その通りだと実感している。
とくに、たくさんの媒体の記事が集まっているニュースサイト……たとえばYahoo!ニュースなんかで記事を読む人が自分の名を知らないことは当たり前。むしろ自分も知ってほしいとは思っていない。ただ、特にYahoo!ニュースでは、公開された記事のあらゆる箇所において不備が発見された場合、全てが著者ひとりのミスだとみなされてしまうという、辛い現実がある。
それでもいいかぁ……と思ってはいたが、なんとなく今回は、せっかくこうして何か書ける機会をいただいているので、嫌なYahoo!コメントとともに、ウェブ記事のなりたちや現状を解説したい。
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