ロイヤルホストから違和感をこめて…05/2月号・高橋ユキ連載「北の大地の報道〜その道民性〜」

「つけびの村」の著者で「ロイヤルホストを守る市民の会」代表でもあるフリーライターの高橋ユキさんがお届けする、ブロス的社会派連載!
事件や報道を追う中で引っかかった“違和感”を、ロイホでひと息つきながら軽妙に綴ります。
(マイブームメニューの紹介つき、みんなもロイヤルホストを守りに行こうね!)

写真・文/高橋ユキ
編集/西村依莉

軽く食べたい時の定番、「ナスと挽き肉のボロネーゼ」

いい大人なので、毎朝ひととおりのニュースをチェックする……と言いたいところだが、人生は短いので、自分の専門分野(?)である事件ニュースだけを、ひととおりチェックするようにしている。課金している新聞社の記事にはじまり、無料で配信してくれている各新聞社、テレビ局のサイトなど、さまざまに見る。すると、各社それぞれに特徴があることがわかってくる。

一昔前に話題になっていたのは、読売新聞が配信している記事タイトルにやたらと【独自】と打たれていたことだ。他社も報じていたりして、さっぱり【独自】ではないことが特徴だった。各社同時期に知った情報をただ少しだけ先に出して【独自】としているのではないか……という疑惑も捨てきれなかった。気になる。しかしそんな怪しい【独自】に対する胸のざわつきを感じていたのは私だけではなかった。プチ鹿島さんがしっかりと取材して記事にされている。

 

「既報のネタでも【独自】って?」「スクープとは違うの?」《読売新聞の【独自】って何だ問題》新聞表記の“素朴な疑問”を聞いてみた!

このように各社記事にはそれぞれ特徴があるが、私にとっては【独自】と同じくらい気になることがまだある。読売新聞についてではない。〈なぜか北海道の事件ニュースがやたらと詳しい〉ことだ。気づいたのは数ヶ月前。気になるので記事をクリップし始めた。結構溜まってから見返したり他社の報道と見比べたりすると、より一層、詳しさが際立つ。これこそ【独自】の大ニュースではなかろうか。

 

ためしにひとつ、直近のニュースを振り返ってみる。

 

電話越しに「何で暴れてるの」と叫ぶ女性、男の怒鳴り声も聞こえ…入浴などめぐり、妻の顔に頭突きの自衛官を逮捕

2月7日 HBC北海道放送

北海道のニュースはなぜかタイトルに情報がこれでもかと詰め込まれていることがまず特徴だ。夫婦喧嘩が発端となって妻に頭突きした自衛官の夫が逮捕されたという記事だが、これが他県の報道であればおそらくタイトルは『妻に頭突きした50代夫を逮捕』ぐらいのシンプルなものになりかねない。いや、たぶんそうなる。ところが北海道のニュースは、なぜ夫が頭突きをしたのかという経緯についてタイトルの時点でやたらと詳しいのである。

 

記事本文の詳しさもタイトルに負けない。

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