毎年単独ツアー動員数の自己記録を更新し、自分たちにしかできないコントを追求している空気階段。5月8日(水)から始まる単独ツアー『ひかり』についてや、単独以外で挑戦してみたいことを聞いた。
なお、この記事は『TV Bros.』本誌6月号(発売中)でも読むことができます。
編集/村上由恵(タイムマシンラボ)
取材・文/高本亜紀
撮影/上村 窓
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タイトルに込めたそれぞれの思い
——現在、ツアーに向けて打ち合わせの真っ只中だそうですね。(取材は3月下旬)
水川 リモートで打ち合わせを進めているんですけど、出来はまだ30パーセントくらい。いつもは3カ月前くらいから取り掛かるんですけど、今年は子どもが産まれることもあったので1月くらいから取り掛かりました。
鈴木 その間に僕はフィリピンと韓国を回りまして“ひかり”を見つけてきました。そのときに受けたインスピレーションが、今回のネタに反映されているかもしれないですね。
水川 僕も子どもの誕生によって生まれるネタがあるんじゃないかなと思っているところです。
——タイトルにはそれぞれ異なる意味が込められているとか。
鈴木 昨年1カ月で20キロダイエットしたんです。120キロから100キロ切ることを目標にしていたんですけど、誰ひとりとして成功できると信じてくれなかった中、『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系)でご一緒した石田ひかりさんだけが「大丈夫! もぐらさんなら絶対にできます」って前向きな言葉をくださった。その言葉に勇気づけられたので、タイトルに入れさせていただきました。
水川 僕は人生において子どもが産まれるなんて光でしかないだろうということから、ひかりがいいなと思いました。
コンビ史上過去最大の動員数に挑戦
——全国11カ所29公演で、今年も水川さんの地元・岡山公演があります。昨年はあまり盛り上がらなかったそうですが。
水川 昨年はもぐらの地元・旭市での公演のあと、岡山公演があって。旭市はとにかく温かくて、駅に「お帰りなさい、鈴木もぐらさん」とか(横断幕を)掲げていただいたんです。もぐらはちょっと恥ずかしかったみたいですけど、僕もそれくらいウェルカムムードだろうと思っていたら全くで。その落差にびっくりしたんですけど、千鳥のノブさんが言うには岡山の人はあまり感情を表に出さないみたいなので、今年はほかとは重力が違う場所なんだと思って臨もうと思っています。
——動員で言えば、2万5千人と過去最大ですね。
鈴木 2万5千人……ピンと来ないですね。
水川 見当もつかないよね。この前、横浜アリーナにライブを観に行ったんですけど、あそこってそれくらい入るんですかね?
——最大1万7千人なので、横浜アリーナの収容人数よりも多いですね。
鈴木 じゃあ、ウインズ後楽園とかどうですか? 正月の川崎競馬場とか2万5千人くらい来るんですかねえ。
水川 いや、わからないでしょ(笑)。
鈴木 それくらいピンと来ない人数ですけど、たくさんの方に観に来ていただけるのはありがたいです。ネタはもちろんオール新ネタで。
水川 7~8本くらいやる予定です。その中で新しい試みとして、時代劇に挑戦するかもしれないです。あと、タイトルにちなんで、オープニングで光のショーをやったりと今までの単独とは違う部分が結構あるんじゃないかなと思います。
——空気階段さんはふたりともネタを書かれますが、稽古の段階で相方に細かく演出はつけるほうですか?
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