久しぶりの重賞レースへ【藤田菜七子 2022年7月号 連載】

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報道にもありましたが、7月16日、17日の福島競馬を体調不良のため急遽、キャンセルせざる得なくなり、関係者のみなさん、私の騎乗を楽しみにしていたくださったファンの方には、ご迷惑をおかけしてしまいました。

本当に申し訳ありません。心より、お詫びいたします。

7月最終週、重賞競走アイビスサマーダッシュが行われる新潟競馬の開幕週にはなんとか間に合わせたいと思っています。

 

「馬の体調次第だけど、乗ってもらうことになると思うから準備だけはしておいて」

武幸四郎調教師にそう声をかけていただいたのは、栗東留学中のことでした。

幸四郎先生とは5年前にスマホゲーム『ダービースタリオン マスターズ』のテレビCMで共演させていただいたのが最後の記憶で。その時は、撮影で一日ご一緒させていただき、アドバイスをいただきましたが、その後は、競馬場でご挨拶をさせていただくくらいしかなくて…。栗東留学を機に、先生に声をかけていただき、またひとつ、縁を結ぶことができたことをとても嬉しく思っています。

パートナーとして指名していただいたのは、シルクホースクラブの所有馬で、“短距離王”ロードカナロアを父に持つ良血馬、4歳牝馬のスティクス。

出走するレースは、7月31日、新潟競馬のメインレースとして行われるGⅢアイビスサマーダッシュ。

私にとっては、昨年のアイビスSD以来、じつに1年ぶりの重賞レース挑戦となります。

大好きな新潟競馬場。デビューからこれまで、2桁、10勝を挙げている千直、直線芝1000mのコース。ビッグクラブからの騎乗依頼。はじめて声をかけていただいた幸四郎先生の管理馬。発奮する材料は揃っています。

頼んだぞ。

菜七子に任せるから。

勝ってくれよ……。

スティクスに関わるすべての人の思いを背負い、チャンスを与えてくださった人たちへの感謝を噛み締めながら、当日は、レースに全神経を集中させ、静かな気持ちで、ゲートに入りたいと思います。

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