猫と暮らすということは、猫が快適に暮らせるのは当然。だけど猫重視になりすぎて、インテリアを楽しむことも諦めたくない!
今回は、猫も人もハッピーになる住まいを実現したお家をご紹介します。
発売中の『ネコブロスvol.2』では、他にも猫と暮らすためのインテリアのヒントやリノベーションの実例をご紹介中。ぜひチェックしてください!
※『ネコブロスvol.2』(2021年11月25日発売)に掲載されたインタビューの別バージョンです。長編は本誌でご覧ください。
※本記事は1カ月限定配信となります。
撮影/真名子 取材&文/吾妻絵里子 編集/西村依莉
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https://tvbros.jp/pickup/2021/11/22/20584/
3階建てのテラスハウスに夫と6匹の猫たちと暮らすOさん。陽当たりのよい2階のリビングには、木とガラスを組み合わせたキャットウォーク、木製のキャットステップがリズミカルに配置され、猫たちが遊んだり休んだりと、思い思いに過ごしています。
「我が家の猫は、末っ子のノアちゃんとアメリカンカールのモコくん以外の4匹は保護猫。それぞれ性格や年齢もバラバラですが、喧嘩することもなく仲良く暮らしています。引っ越した当初からキャットウォークは作りたいなと思っていたんです。でも業者さんによってデザインも値段も全然違うし、どうしたらいいのかなと悩んでいたら、去年たまTV番組で“猫博士”と紹介されている建築士の清水さんを知ったので、この人に頼みたい!と思い立ち、その日のうちにメールしたんです」
自身も2匹の猫と暮らす一級建築士、株式会社ネコアイ代表の清水 満さんは、猫の行動学に基づき、猫にとっても人間にとても快適な家づくりを提案する、猫と暮らす家作りの第一人者。見た目にもお洒落な強化ガラスと木を組み合わせたキャットウォークはインテリアとしてもすてきです。ガラスは冬暖かく夏涼しいので、猫たちのお昼寝場所としても人気だそう。そして猫たちの肉球やお腹を下から眺められる絶景ポイントでもあります。キャットステップは飾り棚としての機能も兼ねているので、インテリアのアイディアも広がります。元々インテリアを考えるのが趣味というOさん。いろんなサイトですてきなキャットウォークの画像を検索して、イメージを固めてから打ち合わせを重ね、細かいところはプロにおまかせというスタンスで完成したこの空間を、とても気に入っているそう。
「最初は警戒していた猫たちも、すぐに自由に遊ぶようになりました。猫たちがキャットウォークで遊んでいるのを、ソファに座って眺めるのがいちばん幸せな時間です。日中はそれぞれ好きな場所で自由に過ごしていますが、寝る時は私と夫が寝ている3階の寝室にみんな集まってくるんです。全員ベッドに乗ってくるのでぎゅうぎゅうですが、それもまた幸せ。来客が多い我が家ですが、いらっしゃる方はみんな猫好きなので、猫たちとのコミュニケーションを楽しんでくれます。いつか猫カフェみたいなお店ができたらいいなと、夢見ています」
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