SKE48のたまにはアツく語らせて! vol.30「SKE48 相棒『くまっきぃ』を アツく語らせて!」

毎回SKE48のメンバーがひとつのテーマでアツく語り合う連載『SKE48のたまにはアツく語らせて!』(TV Bros.WEBで隔月8日配信)。今回も熱量高く、そして所々ゆるい話で盛り上がります。そんなSKE48 メンバーの「素」の姿が楽しめるトークを、隣でゆるく聞いている感じで読んでください。なお、12月8日に配信されるTV Bros.WEBバージョンでは、毎度おなじみの「妄想コーナー」とゆるーい「SKE48 メンバーあるある&くまっきぃあるある」特別動画もあり! ぜひそちらも一緒にお楽しみください。

取材・文/浅井加枝子 

今回のテーマは“SKE48 相棒シリーズ”「くまっきぃ」。SKE48在籍12年、「青春のほとんどがSKE48」という、Team Eの鎌田菜月さんと熊崎晴香さん。熊崎さん的には、「かまちゃん(鎌田)は、甘えさせてくれるかと思いきや、案外熊崎に対して塩対応。実はそれがお互いが長続きする秘訣」だそうです。夫婦ですか(笑)。長い付き合いだからこそわかる、お互いのいいところや謎なところなどを、リラックスモードでトーク。そして、来年からはSKE48の最上級生になるふたりに、「SKE48のこれから」も語っていただきました。たまに真面目、そしてグダグダ。そんな「くまっきぃ」の、肩の力を抜いたふたりの会話をどうぞ。

今回のテーマ
「SKE48 相棒『くまっきぃ』を アツく語らせて!」

Talk Member
鎌田菜月&熊崎晴香

鎌田菜月(かまた・なつき)
Team E所属
1996年8月29日生まれ
愛知県出身

熊崎晴香(くまざき・はるか)
Team E所属
1997年8月10日生まれ
愛知県出身

「くまっきぃ」誕生は、奇跡の重なり


熊崎 SKE48が17年目に突入しましたが、そんな中私たちも12年在籍していて、ついに最上級生の域に入ります。

鎌田 そう考えると長いねー。でもオーディションでお互いが出会ったのが、ついこの間のことのよう。

熊崎 オーディションの待合室で出会ったんだよね。私たちが並んで座っている間に、もうひとり別の人が座っていたんだけど、その人が結構社交的で、待ち時間に3人で会話できて緊張が少しほぐれたんだよね。

鎌田 そうそう。私とくま(熊崎)は人見知りだから、ふたりが並んだ状態だったらお互い会話しなかったと思う。そうしたら「くまっきぃ」は生まれなかった。その後その人とはお会いできなかったけど、感謝しております。

――ちなみにふたりはどうしてSKE48に入りたいと思ったんですか?

熊崎 私はアイドルというより、女優さんになりたい気持ちが強かったんです。だから実はSKE48のことも詳しくなくて(笑)。ただ、友だちのお姉さんがSKE48のメンバーで、友だちと一緒に劇場に観に行ったら、入り口で6期生オーディション応募案内のチラシを「受けてみましょう!」って、女の子に配っているSKE48ファンの人がいたんです。私は芸能界への関心も強かったから、そのとき「SKE48に入ったら芸能界に近付く!」って思って。それがきっかけでオーディションを受けました。

――えっ!? じゃあそのファンの方から応募案内を受け取らなかったら、SKE48に熊崎さんはいなかったってこと!?

鎌田 ちょっとした奇跡ですよね。その奇跡が生んだくまが、今は新曲『告白心拍数』のセンター。

熊崎 でも、そのSKE48ファンの方、その後握手会でも会ったことがないんです。会ったらお礼を言いたいところなのに。単に推しメンが私じゃない可能性も強いけど。

鎌田 それはちょっと悲しい(笑)。私が6期生オーディションを受けたきっかけは、学校の友だちの影響なんです。友だちがSKE48のガチファンで、学校で雑談しているときも、SKE48メンバーのキャッチフレーズを会話の端々に入れてくる人だったんですよ。例えば「あー、そこは『あっち、こっち、どっち、なっきぃー!』」(鎌田菜月のキャッチフレーズ)みたいに(笑)。

熊崎 ファン魂がしみ込んでいるね。

鎌田 その魂が私にもうっすらしみ込み始めた頃、6期生オーディションがあることをネットで知り、スマホで写真を撮って自分で応募したんです。そして1次審査に通って2次審査の日は、部活でやっていた剣道の試合日だったんですけど、負けてしまって午前中で終わったから、午後からの2次審査に間に合ったんです。

熊崎 それもちょっとした奇跡だよね。かまちゃん(鎌田)が剣道の試合に勝ち続けていたら、SKE48に鎌田菜月はいなかった。

鎌田 試合には負けちゃいましたけど、私が正式にSKE48に加入してからも、剣道部の仲間や顧問の先生からずいぶん応援していただけて本当に今でも感謝しています。そして3次審査はSKE48の事務所で行われたんですけど、私は根っからの方向音痴なので、道に迷って同じようなところをぐるぐる歩き回っていたんですよ。そうしたら同じように道に迷ってぐるぐる歩き回っているくまを発見!

熊崎 お互いに「あーっ! よかったー!」って指差して。迷子同士が出会っても解決しないし、「よかった」じゃないんだけど(笑)。

鎌田 迷子同士だし人見知り同士だし、会話は進まない(笑)。でもそんな奇跡の重ね合わせで私たちは出会い、同じ時間を過ごし、「くまっきぃ」が出来上がったというわけです。そういえば、オーディションが終わって帰るとき、私の母がくまを見て「あの子は絶対売れる!」って予言したのを覚えているよ(笑)。

熊崎 あはは、ありがたいお言葉。私の父もかまちゃんのファンで、アプリとかでニックネームを入れるときは「くまっきぃ」って入れているよ(笑)。

鎌田 私たちは「お父さん」なんだ(笑)。でもニックネームが「くまっきぃ」の人、数名見たよ。私の生誕祭でも、私のおばあちゃんは私と撮らず、くまとツーショットを撮っていたし。ていうか、くまとおばあちゃんのツーショットを撮ったのは私なんだけど(笑)。もはやお互いどちらの家族なのかわからない状態。

熊崎 どちらも家族なんだよ。でも家族以上に長い時間を共にしているよね、私たち。

鎌田さんは熊崎さんに「塩対応」


――ずっと一緒でケンカにはならないの?

鎌田 ならないんですよ。一緒にいても依存し合わないからかな。「鎌田」「熊崎」で五十音順でも隣り合うから、なにかとペアにはなるし、同期だからお仕事でホテルに泊まるときも同室の場合が多いんですけど、お互いひとりでいるかのように、しゃべらないことも多くて。

熊崎 人見知りの強みっていうか、ひとりでいることが得意なんです。お互いそうだから、気を遣わずに済む。でも、たまにテンションが同じになって、やたらと盛り上がるときもあるよね。

鎌田 そうそう、舞台のお仕事で2週間ホテルに泊まったとき、お互い精神が追い込まれ、変にテンションが上がっちゃって「髪を染めに行こう!」って盛り上がって。

熊崎 夜9時を過ぎていたのに、その時間でもやっている美容院を探したりして、あのときはお互いテンションがおかしくなってた(笑)。結局美容院には行かなかったんですけど、それまで静かだったふたりが急にテンション高くなって、なんだか面白い夜でした。

――お互い、ここが違うというところは?

熊崎 たまにふたりで旅行に行くんですけど、かまちゃんは旅行先のことや交通のことを、ものすごく調べてくるんです。お互いギリギリまで遊びたいタイプだから、ギリOKの時間まで完璧に調べてくれて、本当に助かる。

鎌田 くまは、そのギリOKの時間までいかにして楽しむかを考えるのが得意。それも助かる。

熊崎 かまちゃんは“頭脳班”、私は“実行班”って感じかな。

――尊敬しているところは?

熊崎 お仕事においてもかまちゃんは、下調べや準備がきちんとしていて、そこはかなり尊敬しているよ。予習していくから、トークに広がりがあって面白いし。勉強家だよね。

鎌田 くまは気力と体力がある。頭でいろいろ考えていても、それを実行したり続けたりするためには、このふたつが大切だと思うんですよ。くまはそれを持っているから、何でも頑張れる。諦めないし、続けるし。努力家だと思う。あと、大変なことがあっても落ち込まないところがすごい。精神的にも強いよね。

熊崎 それはSKE48に入ってから、ある先輩に言われたことを実行しているからなんだけど、「どんなことがあっても、ひとりでどん底まで落ち込まない」ということ。どん底まで気持ちが落ちると、這い上がっていくのが大変でしょう。だから底までいかないうちに、次にできることを考えようっていつも思っている。

鎌田 それ、「アイドル」というお仕事で大切なことだよね。いつまでも落ち込んでいると、ファンの方を心配させちゃうから。でもくまが「今、どん底までいかないように踏ん張っている」っていうのは、横で見ていてわかったりするよ。

熊崎 え! わかっているの!? 周りに悟られないように頑張っているつもりなんだけど。

鎌田 「悟られていないように振る舞っているつもりのくま」という図になっているのがまた、愛おしい(笑)。

――分析が細かい(笑)。そんなわかり合っているはずだけど、実はお互いのここが謎というところは?

鎌田 くまは集中力がすごすぎて、周りの会話を全く聞いていないときがある。こっちを見ているから話を聞いているのかと思いきや、頭の中で思考に集中しているだけのことがあって、話しかけても動かない。あのときのくまの無表情は、謎(笑)。

熊崎 あー、なんか覚えがある(笑)。一生懸命考えていて、頭の中はフル回転モードなぶん、表情まで意識が行き届かないんだと思う。

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