「SKE48のたまにはアツく語らせて!」特別版 SKE48 32ndシングル『愛のホログラム』リリース記念スペシャルインタビュー!

結成15周年を迎えたSKE48が、32枚目のシングル『愛のホログラム』を2月28日にリリース! 曲は、ちょっと切ない失恋ソング。ギミックがいっぱいのMVについて、裏話もありのスペシャルインタビュー。これを読んでからMVを見ると、さらに楽しめると思います。そしてWEB限定のスペシャル動画もぜひ!

今作『愛のホログラム』のセンターは、前作『好きになっちゃった』に引き続き、7期生の末永桜花。「孤独な愛」をテーマに、失恋をしてしまった切ない気持ちを描いた、そんな新曲について、坂本真凛さん、中野愛理さん、熊崎晴香さん、菅原茉椰さん、髙畑結希さんにお話しをしてもらいました。

撮影/杉 映貴子 インタビュー・文/浅井加枝子 構成/和田恵実

トークメンバー

坂本真凛(さかもと・まりん)
Team S所属
2002年2月2日生まれ
愛知県出身

中野愛理(なかの・あいり)
Team KⅡ所属
2001年3月24日生まれ
愛知県出身

熊崎晴香(くまざき・はるか)
Team E所属
1997年8月10日生まれ
愛知県出身

菅原茉椰(すがわら・まや)
Team E所属
2000年1月10日生まれ
宮城県出身

髙畑結希(たかはた・ゆうき)
Team E所属
1995年7月18日生まれ
香川県出身

「孤独な愛」だけど、恋愛以外でも通じる楽曲です


――新曲『愛のホログラム』って、どんな曲ですか?

菅原 ひと言で言うと「孤独の愛」なんですけど…。

熊崎 もうこのままいっても実らないんだなっていう、非常に切ない気持ちがテーマの楽曲です。

菅原 泣ける…というより、胸が締め付けられるような切ない歌詞の楽曲なんですよ。

中野 曲調がしんみりした雰囲気ではなくて、結構アップテンポなので、余計に切なさが際立っているという感じです。

髙畑 実らない恋…という感情を表現するのって、結構難しい(笑)。SKE48の曲って今まで「初恋」だったり「片思い」だったりと、なんとなく自分の中でも予想がつくベースの歌詞が多かったんですけど、今回はその先ですから。

熊崎 そうそう、今までより一歩進んだ展開で、なかなか難しい(笑)。でもそんな重めの歌詞がアップテンポな曲調とミックスされて、切なさがより感じられる楽曲になっていると思います。今までとはちょっと違ったSKE48の側面をお見せできたらいいなと思っています。

中野 これ、恋愛だけじゃなくて推しメンとファンの関係に重ね合わせることもできるなって思ったんですよ。私の推しメンはゆづさん(卒業生・日高優月)だったんですけど、ゆづさんがSKE48を卒業すると聞いたとき「これからもう会えないんだな」と思って、心の中に穴が空いた感じだったんです。そのときの、落ち込んだ自分と戦う気持ちがこの楽曲に表れているなと思いました。

髙畑 確かに恋愛だけじゃないよね。思うようにできなかったことがあったとき、一瞬自分の気持ちが揺らいで周りに流されちゃいそうになる、あの危うい感じも入っているかも。

坂本 私は歌詞の「始発電車が動き出すまで アスファルトを歩こう」という部分が好きなんですけど、私も迷うことがあったとき、音楽を聴きながらひたすら歩くのが好きなんですよ。さすがに始発電車前の時間は暗いので歩かないんですけど(笑)。でも、淡々と歩くことで気持ちが落ち着いてくるというか、整理されていくんですよね。切ない気持ちだけでなく、そこを乗り越えていく姿も描かれている楽曲なんだなと思いました。

熊崎 何度も聴くうちに、恋愛、仕事、人間関係と、いろいろな部分に寄り添ってくれる楽曲だと思うので、ぜひリピートして今の自分の気持ちに合う部分で聴き入ってください。

菅原 最初は「ちょっと重い曲?」と思ったんですけど、今の自分にピッタリのフレーズがあったりして、心に沁みました。勢いで元気になるのではなく、辛いことや悲しい気持ちを乗り越えて元気を探し出す…そんな楽曲です。

――中野さんは今回、初選抜ですね。

中野 ありがたいことに、初めてシングル表題曲のメンバーに入れていただけました。表題曲の選抜メンバーになることは夢だし目標だったので、本当にうれしいです。選抜の知らせを聞いたときは外にいたんですけど、家に帰ってからスマホで、2階の自室から1階の居間にいる母に喜びの報告メールを送りました。

熊崎 え! 同じ家の中にいる家族にメールで報告!?

中野 そうなんですよ。なんかうれし過ぎてなんて言っていいのかわからないのと、母の顔を見たら急に照れ臭くなってしまって、言葉で言えなくなっちゃって。

――お母さん、2階にとんできた?

中野 「よかったね!」って1階からメールで返信してきました。

坂本 照れ屋同士の親子(笑)!? でもなんとなくお互いの気持ちがわかります。

「微妙な表情を無表情の中で表現って、むずかしいぃ」

――今回のMVでは、メンバーのみなさんがミニチュアサイズになっていますね。

熊崎 面白いですよね。私たちがおーちゃん(末永桜花)の部屋の中を歩き回っている風なんです。無表情で。

髙畑 おーちゃんの部屋だから、やっぱり電車の模型が走っている(笑)。自分の趣味が入れ込んであって、おーちゃん喜んでいたよ。

菅原 グリーンバックで撮影された私たちを「おーちゃんの部屋」で動き回る感じに合成して作られたMVなんですけど、振り付けの「CRE8BOY(クリエイトボーイ)」さんから「人形になった気持ちで無感情に踊って」と言われたんですよ。だからまばたきもしちゃダメだったんですけど、コンタクト使用のメンバーが多くて、みんな目が乾いちゃって、大変だったよね。

髙畑 みんなカットが入るたびに目薬をさしていたもんね(笑)。

熊崎 私は鉛筆の上をターンしながら移動するシーンに出たんですけど、グリーンバックの床に描いてある線の上を歩くわけですよ。それが結構細い線で、何度も落ちそうに…っていうか、線から外れそうに。

菅原 私も同じシーンだったんですけど、3~4回落ちていた(笑)。「今落ちました!」って自己申告して何度もNG出して…すみませんでした!

熊崎 しかも茉椰ちゃん、そのたびに笑っちゃうんだもん。

髙畑 人形だから無表情で笑えなくて、まばたきもしちゃダメで、立ち位置を目で確認できなくて。だけど微妙な感情を無表情の中で表現してって、ものすごく難しいぃ! でも初めてのグリーンバックで楽しかったな。

坂本 私も無表情の中に感情を入れる…ということが一番難しかったです。公演曲を踊っているときとはまた違う緊張感がありました。でもグリーンバック撮影は楽しくて、自分のスマホで逃げる姿をインカメラで撮影して、あとで恐竜の画像と合成して「恐竜から逃げまどうメンバー」という画像を作って遊びました。

――高度な遊び(笑)。では、MVで注目してほしいところは?

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