『Perfume Fan Service[TV Bros.2]』、9月21日に発売決定です！ 【2024年8月号 Perfume 連載】『たちまち、語リンピックせん？』

Perfume結成25周年・メジャーデビュー20周年を記念して、9年ぶりに当連載が『Perfume Fan Service[TV Bros.2]』として1冊の単行本になります！　今回の『2』には2015年9月~2020年12月までを収録。撮り下ろし企画では「夏のマカロニ巡礼」と題して、Perfumeの「マカロニ」のMVを監督した関和亮さんに撮影していただきました。2008年に両A面シングル「Baby cruising Love／マカロニ」としてリリースされ、いまもなお全国からロケ地を訪れるファンが後をたたないエモーショナルなPV。今年の7月下旬、記録的な猛暑の中おこなわれた関さんとの撮影の感想から今回の語リンピック、スタートです！

取材・文／照山紅葉

過去の連載はこちらから

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Perfume Fan Service[TV Bros.2] は、9月21日(土)発売！！
ブックカバーは、アスマート限定表紙版と通常版の２パターン！！

たちまち、
と⾔いながら
あれから9年経ちました。

TV Bros./TV Bros.WEBにて好評連載中のPerfume「たちまち、語リンピックせん？」が9年ぶりに待望の単⾏本化！ タイトルを『Perfume Fan Service[TV Bros.2]』として出版いたします。

『2』では2015年9⽉〜2020年12月までのコラムを収録するほか、TV Bros.誌上で実現したスペシャル企画や、リリースインタビューなどをほぼすべて掲載。単⾏本化に際して、Perfumeによる過去連載振り返り、MV「マカロニ」撮影の地を再び巡る「夏のマカロニ巡礼」撮り下ろしフォト（撮影は「マカロニ」MV監督・関和亮⽒）など、本書でしか⾒られない新企画も収録！　 Perfumeの歴史と魅⼒をぎっしり詰め込みました。

[通常版]

ブックカバーは＜Fan Service［TV Bros.２］グラフィック仕様＞

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楽天ブックス
※ネット書店は随時更新されます

[アスマート限定表紙版]

ブックカバーは＜Perfume撮り下ろしフォト仕様＞

アスマートでの購⼊については下記HPをご覧ください。

https://www.asmart.jp/shop/perfume/product/10044122

※限定表紙版絵柄：本人肖像、通常版絵柄：文字のみとなります。
※表紙カバー以外は通常版と同じ内容となります。
※限定表紙版の販売は、在庫がなくなり次第終了いたします。
※特典付き販売店は、追加になる場合がございます。
※予約開始日時は店舗によって異なる場合がございます。詳しくは各社HP等にてご確認ください。
※特典付き販売店は、追加になる場合がございます。

【商品概要】
Perfume Fan Service[TV Bros.2]
発売⽇：2024年9⽉21⽇（⼟）※⼀部、発売⽇が異なる地域がございます
定価：2,500円
発⾏：東京ニュース通信社
全国の書店、ネット書店にてご予約いただけます。詳細はTOKYO NEWS magazine&mookをご確認ください。

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• やっぱり関さんが撮ると関さんに向けてる顔になる
  心を許した人に見せる顔してる(笑)　（かしゆか）

あ～ちゃん　関さん、めちゃくちゃ恥ずかしそうにしてましたね！

のっち　　　ねーっ！

あ～ちゃん　こちらからしたら“え、なんでなん？”て感じで。何も変わってないから。でもたぶん関さんは年を重ねて、私たちPerfumeとの距離みたいなものがここに出たんだなって感じました。関さんのスピリッツはずっと私たちの中にあるままなんです。一緒にやっていた頃の話もよく聞かれるし、『Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡』でも関さんは欠かせない存在だから、あの当時のエピソードは普段から話すし、伝えるし。ずっとそばにあるもの。たぶん関さんは映画やったりドラマやったりして（※1）、私たちとの関係性が関さんの中で変わったんだなと思って。だってね？　あんな照れくさそうな関さん、見たことないもんね。

のっち　　　「Challenger」（※2）のPVの時もそんなに照れてる感じはなかった気がする。

あ～ちゃん　なかったよね？　親戚のお兄ちゃんって感じで。だからたぶん変わったんでしょうね。関さんもめちゃくちゃ仕事してるし、それほど大物になってるという証ですね。

──外側からだと、10代の頃からご一緒されている皆さんがすっかり大人になられて、どう接していいかわからなくて照れてる、というふうに受け取っていたんですけれども。

かしゆか　　私もそっちだと思ってました。一緒にかかわってきてワチャワチャふざけたり、現場で踊ったり、子ども時代みたいな感じで一緒に育ってきた親戚の子が「久しぶり～。５年くらい会ってないかも」みたいな、ちょっと空いた時に“はっ、大人だ！　何話していいかわかんないかも”みたいな(笑)。今までの接し方じゃちょっと違うだろうし、っていう、関さんなりの、大人になったPerfumeへの気遣いなのかなと思ってました。私たちの中では距離感が変わってないけど、たぶん関さん側でどう扱っていいか、気を遣う相手になっちゃったのかなって。だから私たちが大人になったんだなっていうのを感じました。

のっち　　　いやあ、なんでだろう？　って。関さんのリアクション的に“もう20年ぐらい会ってないんだっけ？”って思いながら撮影してました(笑)。

あ～ちゃん　そのくらいの感じだったよね(笑)。

のっち　　　だから私もすっごい久しぶりなんだと思って、ちょっと緊張感増す、みたいな。だけど“あれっ？　「Challenger」の時会ってるよな？”って。謎が謎を呼ぶ感じでしたね。

 

（※1）近作に、映画『秘密の花園』、DMM TV＆テレビ東京 オリジナルドラマ『ケンシロウによろしく』。AJICO「ラヴの元型」、VAUNDY「ホムンクルス」「Gift」など。

（※2）2019年にリリースされたベストアルバム『Perfume The Best “P Cubed”』に収録。同曲のミュージックビデオ企画案を募集する『Perfume “Challenger” MUSIC VIDEO PLAN CONTEST』が開催され、世界中から11歳のHirotoさんによる企画「つながり～過去を超え・今を生き・未来を創る～無限の可能性を秘めた僕らはチャレンジャー」がグランプリを受賞。審査員のひとりである関さんが監督を務め、2020年3月に公開。

Perfume – “Challenger” (Official Music Video)

 

──今回16年ぶりに「マカロニ」のロケ地をまわって関さんに撮影していただきましたが、写真をご覧になられていかがでしたか？

かしゆか　　やっぱり関さんが撮ると関さんに向けてる顔になるなっていうのは撮ってる時から思いました。ほかのカメラマンさんとか、ほかの音楽雑誌で撮るような表情ではない、心を許した人に見せる顔してる(笑)。表情が3人とも柔らかいなって。普段だと、この背景でこの衣装だから、私たちに求められてるのはこういうことかな？　とか、今回のアルバムのコンセプトはこうだしなとかある中で、私たちがパーソナルなことを話したことをまとめた本の写真で、撮影してくれるのが関さんってなると、もう“素のまま”みたいな(笑)。それが関さんだから良かったなってすごく感じました。これがもし、はじめましてのカメラマンさんだったら本当に自分たちにしか分からない、よそ行きのPerfumeになっていたかもしれない。関さんと撮ってるとすごく楽しいです。

のっち　　　なんてことない、ちょっと振り向いた時に「あ、そのまま！」って撮ってくれたりするのが“今のただ振り返ったのが、もしかして素敵だった!?”って思って(笑)。ああ、関さん、こんな感じで自信を持たせてくれてたなって。

あ～ちゃん　よかったですよね。関さん、いいのが撮れたと思うまでいっぱい撮ってくれるんです。たぶん“引き出してあげたい”と思ってくれてて、楽しい話とかいろんな話をしながら。それが、やっぱりいろんな現場を経てなのか、関さんの中の“よし撮れた！”と思う瞬間がまた更新されてたような気がしました。

何枚も撮るわけではないっていうか。もちろんいっぱい撮った中にいい写真があることの方が多いんですけど、演者がいい表情を届けられる時間の中で、ベストな写真を撮ろうっていうふうに優先順位が変わったのかなっていう感じがしました。撮影の日はものすごく暑かったから、たぶん関さんもスタッフさんもずっと外で大変だったと思うんです。その中のベスト。そんなに枚数がめちゃくちゃ多いわけじゃないのに、すっごくいい写真がある。そのスタイルに私たちも寄り添って、なるほど、そういうことねっていう感覚的なところで繋がってベストを生み出していたような気がしました。

──読者の皆さんは、当日の写真を楽しみにしていてくださいね。

 

• Perfume 「“COD3 OF P3RFUM3 ZOZ5” Asia Tour 2024」では、「Wow-oh-oh」って大きな声を出してくれたのがすごく嬉しくて　（あ～ちゃん）

のっち　　　ロンドンの「CODE OF PERFUME」では「ラヴ・クラウド」という曲を初解禁──曲を聴いてもらうのも、生で見てもらうのも初めて、っていう状態でやらせてもらって。今回のアジアツアーの「COD3 OF P3RFUM3」 では新しいアルバム『ネビュラロマンス　前篇』に入る新曲「The Light」を事前に配信して、みんなで“Wow-oh-oh”と盛り上がってくれたら嬉しいなっていう気持ちでアジアツアーで披露してきました。盛り上がりました！　SNSに動画を頑張ってあげてくれてたこともあっていっぱい一緒に歌ってくれたし、配信からそんなに時間も経ってないのに既に歌を知ってる状態で、すごく嬉しかったです。

──映画館のライブビューイングでツアー最終日となったバンコク公演（7月13日）を拝見しましたが、皆さんのタイ語での挨拶で一気に会場の一体感が高まった感がありました。

あ～ちゃん　「チャンチュー、あ～ちゃんカー（私の名前は、あ～ちゃんです）」。

かしゆか　　“こんにちは”は「サワディーカー」。

あ～ちゃん　“ありがとう”は「コップンカー」。めっちゃ可愛いですよね。タイはみんな柔らかい人たちばっかりなんです。言葉の音質とか、チョイスされてる言語の響きもあって、あったかい人が多かったなという印象でした。