注目のお笑いコンビを紹介する『OWARAI Bros.出張版 これからの芸人百景』第23回は、『女芸人No.1決定戦 THE W』で4度ファイナリストとなっている漫才師・紅しょうが。
今年4月より活動拠点を移し、5月6日（土）には上京後初の単独ライブ『紅しょうが単独ライブ「みんなー！はよ馴染ませて～！」』を控えているふたりに、今後についてやコンビ間について聞いた。
編集＝竹村真奈
取材・文＝高本亜紀
撮影＝上村 窓
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∞ホールでの「女子ー！」はアーティスト気分!?
——上京してまだ1カ月経ってないですが、東京での暮らしはいかがですか？
熊元プロレス（以下、熊元） 毎日キラキラしてます。
稲田美紀（以下、稲田） （顔を覆って笑いながら）どこが？ 何が？
熊元 人もみんな優しいというか。冷たい人もひとりもいないですし、ご飯もめっちゃおいしいところばかり……あっ、１軒だけ……っていうところはありましたけどね。
稲田 ひとりで行ける店をまだ見つけられてないんですよ。金曜日の夜、（渋谷の街を）だいぶ歩いてみたんですけど、どこも満席で。ここは空いてるだろうみたいな店も空いてなくてびっくりしましたね。
熊元 たしかに。昨日の夜、渋谷でIKEAのレストラン入ったもん。買い物ついでに行きましたよ感も出せるし、ひとりでも大丈夫やろって。
稲田 知ってる店やしな？ それはわからんでもないわ。
——（笑）。所属先となったヨシモト∞ホールはどうですか？
稲田 今までも何回か出させてもらってましたし、大阪の人もおるのでただ所属場所が変わっただけという感じ。めちゃくちゃ緊張するって感じでもなく、普通に楽しくやれてますね。
熊元 お客さんもあったかいですし、めっちゃ楽しいです。ただ、劇場のかたち（すり鉢状）がほかにない感じなので、目線がちょっと……右端の方とか観られてなくて申し訳ないです。
稲田 たしかに、どこ観たらいいん？って思うよな。
熊元 「女子ー！」って言うとき、今までは基本まっすぐに観てたんですけど、今はすごく広いから見渡して言えるのがアーティスト気分……というか。
稲田 「（浜崎あゆみの）アリーナー！」の感じや。
熊元 言ってるときに気持ちいいですね。
稲田 この前、名古屋の番組に出たときに「熊元さんのファンで。（「女子ー！」のあとに言う）格言が好きです」って言われてて。あれ？ あれって格言やったんやってなったんですよね（笑）。
熊元 そういうつもりはなくて、ほんまに思ってることとかしょうもないくらいのことをおっきく言ってるだけなんですよ。最近、拍手してもらうことがあるんですけど、ほんまは笑ってもらわないとあかんのになって思ってます。
