芸人やってますと言えるようになった                【「これからの芸人百景」第22回 や団】

注目のお笑いコンビを紹介する『OWARAI Bros.出張版これからの芸人百景』第22回は、『キングオブコント2022』決勝で3位となったコント師・や団。
や団結成から15年にして、初めて掴んだ決勝進出。一生続けると決めていたものの、芸人としての実績のなさから“お笑い芸人”を名乗ることができなかったと話す3人。『キングオブコント』でファイナリストの肩書きを得た今の心境に迫る。

編集=竹村真奈
取材・文=高本亜紀
撮影=大槻志穂

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仲間が喜んでくれた『KOC』決勝進出

――昨年の『キングオブコント』(TBS系)決勝進出から、状況はかなり変わったのではないですか?

本間キッド(以下、本間) めちゃめちゃ変わりましたね。お笑いのお仕事もたくさんいただけるようになりましたし、テレビに出ている芸人さんたちに会う機会も多くなって。しかも、その方々が俺たちのことを知ってくれてるのが本当に嬉しいです。

中嶋 亨(以下、中嶋) 僕、ラーメンが好きなんですけど、それで『行列のできる相談所』(日本テレビ系)に出てたのを観たよと声をかけてくれる人もいて。あと、ウッチャンさんが僕らの出てた番組を観てくれていて「出てたの観たよ、面白かったね」って声をかけてくれたり。

ロングサイズ伊藤(以下、伊藤) ウッチャンさんが観たよって言ってくれたのは嬉しかったよね。

本間 嬉しかった。決勝に行ったときは、まわりの芸人が喜んでくれて。トム・ブラウンとか「ちょっと(決勝に行くのが)遅いよ!」ってね? 『有吉の壁』(日本テレビ系)とかのコラボしたい芸人で、必ず俺らの名前を入れてくれてたりしたんです。モグライダーもそうだよね。

伊藤 わらふぢなるおちゃんとかも、決勝行く前からそういうことを言ってくれてたよね?

中嶋 テレビの企画で「これ、や団入れたら面白いじゃん」って言ってくれて。

伊藤 そういう人たちが喜んでくれたのもありがたかったなと思ってます。

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