himeの2021年をヘビロテ楽曲と共に振り返ってみよ〜!【2021年12月lyrical school・hime連載「社会でびゅ〜!」05】

年末ということで、社会人1年目となったhimeの2021年をプレイバック! 読者の皆さんもご自身の2021年を振り返りながらお読みください!

 

取材&文/高木”JET”晋一郎  撮影/佐野円香

 

――さて、年末最後の回ということでhimeさんの2021年を振り返っていただこうと思います。

 

2021年はツアー「lyrical school oneman live tour 2021」や「lyrical school summer tour 2021」で全国を回れたのがやっぱりうれしかったですね。みんなの前でライブが出来るのはすごく楽しかったし、改めて全国で待ってくれてる人がいるって感じることも出来て、励みになりました。

 

――リリスクは去年、リモートライブが話題になりましたが、今年は有観客のライブも展開出来ましたね。

 

今年はアルバム「Wonderland」をリリースしたんですが、コロナ禍前だったらたぶん連日リリースイベントをやってたはずなんですけど、このタイミングではまだそういう訳にもいかなくて。対バンライブも含めて、以前よりライブの回数自体は少なかったんですよね。だけどその分、ひとつひとつ丁寧にライブが出来たと思います。回数が多いときでも、もちろんパフォーマンスに手を抜くことはないけど、どうしても目の前のことにいっぱいいっぱいになっちゃってましたね。時間があった分、セットリストをじっくり練り直したり、自分たちからも「こういうアプローチが出来たら面白いと思います」っていう提案が出来たました。同じようなセトリのほうが楽といえば楽なんですよ。緊張もしないし。

 

――安定したパフォーマンスを見せられるかも知れないけど、それがルーティンになってしまうと、観てるほうも、演じるほうも刺激がなくなりますね。

 

そうなんですよ。でも今年はライブとライブの間に時間があったから、メンバー間でもパフォーマンスについてのディスカッションが出来たり、スタジオに入ってリハーサルをしてライブに挑めたりと、準備にかける時間が出来たのが良かったですね。個人的にも「こういうのを試してみようかな」っていうアイディアがあっても、なかなかその日のパフォーマンスで挑戦出来ずにいたんですけど、いまは次ライブできるのがいつになるか分からないから、絶対忘れずに試そう!みたいな(笑)。例えば「MAGIC JAM vol.2」だったら、第一部はばってん少女隊さんとアップアップガールズ(2)さん、二部はFNCYさんとvalkneeさんと対バンっていう構成だったんですね。対バン相手が違うと、同じ場所で同じ曲をやってもお客さんの反応が違ったり、感触も新鮮になるんですよね。だから私は第一部ではアイドルっぽく、第二部はヒップホップ的な部分を前に出すようなパフォーマンスを心がけました。そうやって観てくれる人たちのことを考えたライブが出来るようになったし、それにすごく充実感がありましたね。

 

――前々からライブに対して研究したいという話はされていましたが、それをしっかり形にすることが出来たと。

 

リリスクはフォーメーションや振り付けなどの決まり事がほとんどない分、自分たちでパフォーマンスやステージングを研究するのが向いてるグループだと思うし、私自身、考えてからパフォーマンスするのが好きなので、ライブ自体にやりがいを感じました。自分で考えるといえば、インターネットサイン会の企画も自分発信で進めたんですよ。

 

――4月29日に行われた「hime 大学卒業記念 インターネットサイン会」ですね。

 

大学卒業記念なので、直接ヘッズ(リリスクファン)の皆さんと会えるようなイベントも考えていたんですけど、コロナのこともあるし、遠方の人にも届くようにって考えたら、インターネットサイン会がふさわしいのかなって。そのイベントに向けての写真を(この企画でも写真を撮っているフォトグラファーの)佐野円香さんに撮っていただいたんですけど、佐野さんに撮ってもらうことも、袴を履いて渋谷の街を歩きながらっていうシチュエーションも自分からアイディアを出させてもらって。いろんな人がサイン会に参加して下さったんですけど、いまリリスクを応援してくれるヘッズの人たちも、前のグループで活動していた頃に私を応援してくれてた人のお名前もあって。それこそ中学生のときから活動を始めて、その頃から見てくれていた人たちが、いまの私の門出をお祝いしてくれるのが本当にうれしかった。この企画を通して、初めて自分のイメージをもとにきちんと形にすることが出来たので、とても自信に繋がりましたね。

 

――その前にはアイドルの大喜利イベント「おもカワ ~アイドル大喜利タッグトーナメント~」が3月に行われました。

 

ありました! 一緒に出場したminanさんが、気合いが入りすぎていたのかイベントの1週間ぐらい前から、いつもなら考えられないようなミスを連発していたんですよ。トーナメント当日も大事なメイク道具を忘れてきて、近くで見ていて心配になっちゃうくらいでした(笑)。minanさん、そんなに大喜利好きなのか、と(笑)。

 

――minanさんはすごく責任感が強いし、せきしろチルドレンだから、大喜利で負けたらせきしろさんの顔に泥を塗ってしまうかも、というプレッシャーもあったのかもですね。

 

もうストイックすぎて、本番前に「もう今日、負けたら死ぬ……」って言ってましたもん(笑)。

 

――命賭ける方向が違うよ!(笑)。

 

そう言われてめっちゃ背筋伸びましたね。ここでminanさんを死なせるわけにはいかない!って(笑)。でも私はボケるのとか、大喜利とか、本当に苦手なんですよ。どっちかって言ったらメンバーがボケるのを突っ込むタイプだから。だからもう超頑張って大喜利しました。イベント前にはプロデューサーのキムさんと大喜利の練習もしたし。

 

――その緊張感のおかげか、優勝を果たしました。

 

そのイベントの翌日が大学の卒業式だったので、めっちゃ晴れやかな気持ちと表情で卒業式に出られました(笑)。

 

――他には6月に「U-18 RAP BATTLEJAPAN in TOKYO 第1回記念大会」の審査員もされましたね。

 

いままでMCバトルの司会はやったことはあったんですけど、審査員は始めてで、かなり緊張したんですけど、本当に刺激になりました。若い世代も含めて、ヒップホップの音源はどの世代の作品でも広く聴いてるつもりなんですけど、10代とか若い世代のラップバトルは丹念に追っかけられてはいなかったんですね。だからかなり未知のラッパーが多かったんですけど、どのかたもものすごくレベルが高くて本当に驚きました。しかも全員スタイルがバラバラなのがとにかくすごいなって。若いとどうしても「みんなTRAP」って思いがちなんですけど、超歌う子もいたし、バチバチに韻を踏む子も、エンターテイナーとして面白いっていう子もいたり、単にラップバトルが強いだけじゃなくて、それぞれのスタイルを、しかも18歳以下で身につけていて、それに感動しました。

 

――審査員も若いラッパーが中心でしたね。

 

この日はNovelCoreくん、百足くん、SKRYUくん、Fuma no KTRくん、そして私っていう並びだったんですけど、出演者だけじゃなくて、審査員も若い、しかも現役でバトルシーンを引っ張っている人たちだったので、その部分もすごく新鮮で。私はバトルには出てないので、その意味では一番お客さんの感覚に近かったと思いますね。バトラーの中には10代前半の子もいたんですけど、ステージに立って堂々とバトルしてて。場数っていう部分だったら確かに私の方が多いかも知れないけど、「自分の言葉」っていう部分ではそこに出てた中学生や高校生の方がしっかり表現出来てると思ったし、私もやるべきことはまだまだ沢山あるなって。それに近い感触があったのは、11月の東放学園さんの配信イベント(東放学園音響専門学校主催「Make it happen!! 4future!!」)も記憶に残ってますね。

 

 

――学生が中心になった配信イベントですね。

 

コンサート制作を学ぶ専門学校の生徒さんが中心になって、企画からブッキングや宣伝、楽屋のアテンドまでやって下さって。自分たちと同世代だったり、もっと下の世代が一生懸命私達のためにイベントを作ってくれる姿がすごくグッときました。「今年はなにもしないまま、なんとなく終わっちゃったかな……どうしよう……」って勝手に焦っていたんですけど、こうやって振り返るとうちら頑張ってるじゃん!って思いました(笑)。大変ではあったけど、色んな経験をさせていただいた1年でした。

 

――そんなhimeさんの来年の目標は?

 

自分を好きになることです。「自分最高!」みたいにもっと思えるようになりたい。人のいいところを見つけるのは得意だと思うんですよ。でも自分のいいところって考えると、全然出てこなくて。褒められてもなんか素直に受け止められないし。でも来年は「褒めてくれてありがとう!」って全部受け止められるようになりたいなって。受け止めるので、褒めて下さい(笑)。

 

himeの2021年ヘビロテ楽曲5!

 

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