十束おとはがノーラン作品への愛を語ります【連載 フィロソフィーのダンス偏愛記】#12(2021年3月)

4人組ガールズユニット・フィロソフィーのダンス。メンバーが偏愛するものについて語る連載「フィロソフィーのダンス 偏愛記」。今回はおとはすこと、十束おとはが自ら執筆したコラムをお届け! テキストの最後には、おとはすのスペシャルフォトギャラリーもあります♡

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文/十束おとは 撮影/横山マサト

 

 

皆さん、こんにちは!
おとはすこと、十束おとはです。

あっという間に春が来ましたね。
暖かさよりも、花粉の気配で春の訪れを感じます。悲しい…。

さて、今回は好きな映画についてお話しようと思います。
私は趣味が多い人間で、ゲーム・自作PC・アニメ・読書などなどたくさんあるのですがその中の1つが”映画鑑賞”です。
本当にたくさんの素敵な映画がある中で、どの作品を紹介しようかなと考えていたのですが今回はクリストファー・ノーラン監督の作品をいくつか紹介しようと思います。

なんといってもノーラン監督作品の魅力は、観た後、頭の中が数日間その映画に支配されるところ。その感覚が最高! 快感です。
監督を知ったきっかけは、2005年に公開された『バットマン ビギンズ』でした。他にも監督のアメコミ原作作品は『ダークナイト』『ダークナイトライジング』『マン・オブ・スティール』『ジャスティス・リーグ』……素敵な作品がたくさんあるのですが、私が皆さんにおすすめしたいのは今回挙げたもの以外の2作品です。

正直、2作品とも少し分かりにくい作品です(褒めています)。
DCがきっかけでノーラン監督を知ったのですが、ある日ふと気になって観た『メメント』が難解で軽いトラウマに…(褒めています)。
その後「あれはどういうことだったの?」とひたすら考えたり、考察サイトを読んだりするうちに「あれ…私この作品のこととっても好きじゃない…?」
と気がついてしまいました。恋かな。

今回は、皆さんにもそんな気持ちになっていただける作品を2本、紹介したいと思います。
本当は全作品書きたいのですが、文字数もあるのでまた今度。

目次
1.『インターステラー』
■オススメポイント
2.『TENET テネット』
■オススメポイント
<今月のひとこと&1枚>
<十束おとはフォトギャラリー>

1.『インターステラー』

本作の舞台は近未来の地球。
世界規模で発生した異常気象により植物が育たなくなってしまい、人類は食糧難と大気汚染により絶滅の危機に瀕しています。
主人公のクーパー(マシュー・マコノヒー)は元宇宙飛行士の経歴を持つ農家で、義父・息子・娘とともにトウモロコシ農場を何とか経営しているのですが、このままでは人類…つまり自分の愛する子供たちに未来がないことを悟っています。

半ば諦めながらも農作物と農機械の改良に取り組んでいたある日、娘のマーフが怯えていた”自宅の本棚から本が勝手に落ちる”事象を分析したところ、そこに隠されていた”重力波を使ったメッセージ”に気付きました。
そのメッセージを辿った果てに、クーパーは”人類が居住可能な第2の地球”を探すための外宇宙探査ミッションに参加することになります。

果たして第2の地球は見つかるのか?
見つかるとして、一体どれくらいの時間がかかるのか?
生きて地球に帰還することはできるのか?
分からないことだらけの中、クーパーは我が子に明るい未来を残したい一心で、暗い宇宙へ旅立ちます。

 

■オススメポイント

① 宇宙空間の描写が素晴らしいです。

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