藤岡弘、の長男としてそのイケメンぶりが話題となり、2021年に映画「仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ」で役者デビューを果たした藤岡真威人。今年2月には、19歳の今しか見られないさまざまな表情を切り取った写真集「藤岡真威人1st写真集 EXPRESSIONS」、3月には、カレンダーブック「藤岡真威人 カレンダーブック TTYL 2023.4-2024.3」を発売。そして、4月からは NCT127のYUTAこと中本悠太、JO1の川西拓実、桜田通と共演する話題のドラマ「クールドジ男子」(テレビ東京系)に出演するなど、活躍の場を広げる藤岡に、写真集の出来栄えや、家族について、学生時代のエピソードなど話を聞いた。
メイキング動画 前編
メイキング動画 後編
「本郷猛役は父からたくさんアドバイスをもらって演じました」
──写真集の撮影は沖縄で行われたそうですね。多彩なシチュエーションでのカットが収められていますが、印象深いカットをあげるなら?
「サトウキビ畑で撮影したカットです。自分でも初めて見た表情で、カメラマンさんのリクエストに合わせて作った表情でも、何か意図があったわけでもなく、自然にあの場にたたずんでいたら出た表情なのですが、ほかの写真にはない表情をしていたのが印象的です」
──プールでのカットでは肉体美も披露されていますね。
「僕はやせ型なので、事前に増量しました。見えるであろう腹筋を重点的に鍛えて、食べる量を増やしました。タンパク質をたくさん摂ったり、かなり食生活を意識しましたね。今も週1ペースで武道に通ったり、ジムに行ったり、常に体は動かしています」
──完成した写真集を手にした際、どんなことを感じましたか?
「今振り返ってみても、その時の気持ちや思い出、情景がすぐに思い浮かぶぐらい、とても充実した撮影でした。それぞれの場所に合ったスタイリングや、カメラマンさんにいろんな表情を引き出していただいて、『EXPRESSIONS』(表情・表現)というタイトルに恥じない中身のある1冊になったと思います。10代最後の今にしかできないような表情やシチュエーションもたくさんあるので、この機会にまとめて1冊にできたことがとてもうれしいです」
──デビュー前より、藤岡弘、ファミリーとしてテレビに出演。映画「仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ」では、1971年に、藤岡弘、さんが務めた仮面ライダー1号・本郷猛役を演じて話題になりましたね。
「父が出演した過去の作品を見直したり、父からたくさんのアドバイスをもらって撮影に臨みました。本郷猛が背負っているものや性格、どんな信念を持って戦っていたのかを教わり、その本質を理解した上で役柄に挑むことが大切だと言われていました。変身ポーズも簡単そうに見えて、腰の使い方や指先まで、細かなポイントがたくさんあるので、鏡の前に父と一緒に並んで指導を受けました。それから、セリフの言い回しや、低音ボイスの父とは違って、僕は声が高いので、それを自分に落とし込んでいくのに苦労しました。例えば『許さんぞ!ショッカー』というセリフも、僕が言うとひょろっとした細身の男がマネしているだけになってしまう気がして、初代の本郷猛にいかに近づけるかに気を配りましたね。準備に時間をかけた分、とても思い出深い作品です」
──お父さまが名付けた「真威人」という名前もすてきですよね。
「はい!自分でも気に入っています。まず「威」の漢字が特徴的。『威風堂々』や、『威厳がある』という言葉に使われている漢字で、そのままですが『真の威厳のある人に育ってほしい』という意味でつけてくれたと聞いています。この名前に見合うような自分になっていきたいと思っています」
──藤岡ファミリーはとても仲が良い印象ですが、反抗期などはありませんでしたか?
「僕がゲームをやりすぎて、怒った父にディスクを壊されて大ショックでうなだれたことはありますが(笑)、反抗期は特になかったですね。今は父に代わって夜ご飯を作ることもあります。一度作ったらすごく喜んでくれて、それがとてもうれしくて。羽根付きギョウザを皮から作ったり、お店で食べて美味しかった料理を家で再現してみたり、手間のかかる料理を作るのが好きですね」
──4月14日から放送がスタートする「クールドジ男子」では、“イケメンだがかなりのドジ”の二見瞬、ドラマデビュー作の「恋に無駄口」(ABCテレビほか)でも“イケメンなのにおバカキャラ”の葵と、役柄紹介に“イケメン”という修飾語が付くキャラクターを演じることに納得の藤岡さんですが、学生時代はかなりモテたのではないですか?
「どうなんですかね…。あっ、小学校1年生の時にめちゃくちゃモテた記憶があります!鬼ごっこをやると、みんなが僕を追いかけてくるんです。でもこれってモテてたわけじゃなかったりして(笑)。その後も特にモテエピソードがあるわけではなく。学生時代の友達から、『実はあの子とあの子とかみんなお前のことが好きだったんだぞ』とか聞いたことはありますけど、本当かは分かりません。別に近づけないオーラを出していたわけでもないですが、僕、鈍いのかアタックしてくれないと好意に気づかないみたいです(笑)」
──ちなみに、学生時代は、学校行事に積極的に参加するタイプでしたか?
「積極的というわけでもないですが、普通に参加して友達とはしゃいでいましたね。高校時代は勉強を頑張っていました。毎日英語の課題があって、それをこなすのがとにかく大変でした。英語でのプレゼンテーションやディベートもかなりしていたので、話す力はそこで成長したと思います」
──出演作が続いていますが、今後はどんな俳優を目指していきたいですか?
「理想とする俳優は菅田将暉さん。僕は音楽も好きなので、演技と歌の両面で実力があって、活躍もされている菅田さんはとてもカッコイイなと思います。そして、映画の世界にあこがれてこの仕事を始めたので、いずれは僕の好きなアクション映画に出演して、大きなスクリーンの中で活躍することが、夢でもあり目標です」
【Profile】藤岡真威人 (Maito Fujioka)
’03・12・28東京生まれ。B型。俳優・藤岡弘、の⻑男。2020年にセガのCMでデビュー。映画「仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ」(’21年)、’22年にドラマ「テッパチ!」(フジテレビ系)出演。4/14(金)深0・52スタートの新ドラマ「クールドジ男子」(テレビ東京系)に出演決定。
【INFORMATION】
藤岡真威人 カレンダーブック TTYL 2023.4-2024.3 定価3080円/小社刊
写真集に続いて3月14日に発売された4月始まりのカレンダーブック。タイトルにある「TTYL」は「Talk To You Later」の略語で「あとで話そう」の意。4月29日開催の真威人くんとツーショット写真が撮れるイベント参加特典付き販売も(数量限定)。
https://ameblo.jp/shibuya-tsutaya/entry-12782927420.html
「藤岡真威人1st写真集 EXPRESSIONS」 定価3300 円/小社刊
沖縄の美しい自然を背景に、さま ざまな表情と表現(=EXPRESSIONS) で魅せる藤岡真威人の“今のすべ て”が詰まった1冊。
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