肝を冷やしたいあなたにおくる 初夏のB級映画祭り①:ハチ

近年はサメやワニが一つの映画ジャンルとして独自の立ち位置を確立したが、地球上にはまだまだ映画の主役級になれる生物はたくさん存在する。今回は「初夏のB級映画祭り」ということで、サメやワニに次ぐべく、さまざまな生物が主役(?)のB級パニック映画を、どどんと5日連続で紹介! 日本列島がすでに猛暑の兆しを見せる今日この頃、肝を冷やしたい方はこちらの映画で涼んでみてはいかがでしょう。

第1回は現実世界でも人の命を奪うこともあるハチ映画。熱中症対策にも効果があるらしいハチミツを片手に、ハチさんへの感謝の気持ちを込めつつ観てほしい3作品を紹介するぞ!

文/あんみつ(アドバンスワークス)

初夏に涼みたいあなたにおくる…B級映画特集【記事一覧】

2,000万匹ともいわれる本物のハチが登場する本作は一見の価値アリ!『ホーネット』

『ホーネット』予告映像

殺人バチに襲われる一家の恐怖を描くパニック・ムービー。殺人バチが襲来し、街中の人間が避難を始めるなか、農園を営むある一家は殺人バチに家を取り囲まれてしまい孤立無援の状態に。ついに通気口やドアの隙間から徐々に殺人バチが侵入してきてしまうが……。

ハチに襲われてるんだからそんな首元開いてる服着るなよ! とか、ハチ相手にライフルとはなかなかハードなエイムなのでは!? などなど、突っ込みたくなるシーンもまんべんなく散りばめられてはいるが、2,000万匹ともいわれる本物のハチをつかった映像は一見の価値アリ。もちろん“冒頭でいちゃつくカップルは最初の犠牲者”という、この手の映画のセオリーもしっかり踏襲してくれているところに好感が持てる。

余談だがタイトルの『ホーネット』はパッケージ化された時のもので、過去日本で放送された時のタイトルは『激痛!殺人蜂・戦慄のパニック』。権利的な問題があったのかもしれないが、圧倒的にこちらのほうがよかったのでは……? と思わなくもない。

『ホーネット』(1995年)
監督/ロックニ・S・オバノン
出演/デニス・クリストファー、 ロバート・ヘイズ、ジーナ・フィリップス

ハチ+寄生+巨大のうま味を一気に味わえる『スタング 人喰い巨大蜂の襲来』


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