M!LKメジャーデビュー記念短期集中連載04 曽野舜太インタビュー【僕とM!LKと未来と】

メンバー最年少でイタズラ好きな面もある、ハッピーオーラ溢れる曽野舜太。M!LKの活動に専念するため、大きな決断をして上京するなど、年齢は若いながらも高いプロ意識と覚悟を持ってM!LKメンバーとして活動する彼の思い描く未来とは。

取材&文/吉田可奈 撮影/飯田エリカ

ヘア&メイク/中島愛貴(do:t)、車谷結(do:t

 

●照れくさいから大きな声では言いたくないんですけどメンバーのことが好きなんです

 

――曽野舜太さんはいま、M!LKの中で自分をどんな立ち位置だと思いますか?

なんですかね~。僕はライブ中や、いろんな場所で、メンバーとアイコンタクトをすることや、みんなで遊ぶことが大好きなんです。あまり大きな声で言いたくないんですけど、単純にメンバーのことが好きなんです。

――堂々と大声で言っていいことだと思いますよ(笑)。

それはちょっと照れくさいです(笑)。メンバーはみんな対等に接してくれるだけでなく、僕が最年少ということもあり、すごくかわいがってくれるんですよ。だからとっても居心地がいいです。

――曽野さんは最年少ではありますが、とても堂々とされていますよね。それは昔からですか?

最年少の特権かもしれないですけど、つねにM!LKでは自由にさせてもらっています(笑)。でも、最近は1人暮らしを初めて、ちょっとしっかりしてきた気がします。メジャーデビューも決まって、大人の階段を登った感覚が大きいんですよね。それと同時に、自立しなくちゃいけないと思うようになったんです。

――上京したことによって、大きな覚悟ができたのかもしれないですね。

そうですね。僕の年齢だと、どうしてもカッコつけようと思っちゃいますし、僕自身も例にもれず、つねにカッコよくありたいんですが、いざカッコつけようと思うとドジっちゃうことが多いんですよ。

――カッコつけきれないんですね。

まさに(笑)。そういう性格の人間なので、無理にカッコよく見せようとせず、諦めて素のままでいることが多いんです。自分なりに分析すると、大人になりつつあるけど、少年の心も持ち続けている感じなのかなと思っていますけど…。一度、反抗期がだったのか、無口でスカしたキャラになろうと思った時期があったんですけど、全然ダメでした(笑)。

 

●あのときにM!LKになる道を選んだからこそ、いろんな経験が出来たし、すごく良かった

――あはは。さて、先日のZepp Tokyoでのライブ中に、初期メンバーである佐野勇斗さんに「M!LKを選んでくれてありがとう」と言われたときに、思わず泣いていましたよね。

いまもあの瞬間を思い出すだけで泣いてしまいそうになりますね。僕たちは選んでもらった立場なのに、勇斗くんから真っ直ぐ目を見ながらそう言ってもらえて、胸に刺さりました。そこでスイッチが入っちゃって、ボロボロと泣いちゃったんです。なんであそこまでグッと来たかというと、特別なタイミングではなく普段のレッスンだったり、取材中などでも、言葉や行動から、“M!LKを選んでくれてありがとう”という気持ちが、初期メンバーの3人から伝わってくるんですよ。こちらこそ、ありがとうっていう気持ちなのに。

――すごくいい環境ですよね。ちなみに曽野さんは加入前と、加入後、どう変化したと思いますか?

じつはM!LKに加入したオーディションに合格してから、もう一度自分で深く、本当にM!LKになるべきかな、本当にメンバーになっていいのかなと考えたんです。僕がM!LKとしてちゃんとやっていけるのか、さらに当時は三重県に住んでいたので、上京することは正解なのかと…。ここでM!LKを選ぶということは、並大抵じゃない覚悟を持つことが絶対に必要だと思ったんです。振り返ると、あのときにM!LKになる道を選んだからこそ、いろんな経験が出来たし、すごく良かったなって。自分自身がどう変わったかと聞かれると…やっぱり度胸がついたのかな。合格した当初は正直、何もわからなくて、“行っちゃえ!”という気持ちはあったんですが、どこか不安で怖がりだったんですよね。でも、いまは、そう思ったのなら覚悟を持って進まなくちゃいけない、という気持ちになった気がします。

 

――それは大きな変化ですよね。

はい。このメンバーでいろんなことを乗り越えてきて、すごく強くなったんです。あとは、なによりも柔(山中柔太朗)の存在が大きいですね。どんなときもそばにいたので、大切な存在なんです。

――山中さんに、いまだから言いたいことはありますか?

めちゃくちゃいっぱいありますよ。まず加入当初、1日3曲以上M!LKの楽曲を覚えなくちゃいけない期間があったんです。そのときは本当にめげそうだったんですが、柔が僕の背中を叩いてくれて、「俺も辛いけどがんばっていこう」と言ってくれたんです。僕は当時三重から通っていたので、ホテルに泊まっていたんですよ。そこで柔は部屋に来て、僕ができないダンスの振り付けを何度も確認してくれたんです。そんな過去があるからこそ、柔は戦友というか、パートナーというか…。とてもありがたかったですし、あのときに一人だったらどこかで折れていたと思います。

――まったく同じ環境、状況だったことが、大きかったんですね。

はい。1人だったら、やらなくちゃいけないのに出来ないという事実に気持ちが押しつぶされていたと思うんです。でも、2人だからそうはならなかったんです。

――そんな曽野さんだからこそ知ってる、山中さんの意外な部分を教えてください。

ファンの人が知らないところがいいですよね。だとしたら、柔は、お腹が空いていたとしても、絶対に大盛りを食べないんです。お腹が満腹になるのがいやなのか、絶対にごはん少なめか普通盛りを頼むんです。僕は出来るだけたくさん食べたいのに!

 

●M!LKの中の”万能キャラ”を目指してどんなことにも挑戦していきたいです!

――あはは。そんな曽野さんからしたら、その行動は信じられないですね。

信じられない! しかも、そのあとにちょっと時間が経ってから“お腹空いたな”って普通に言うんです! “じゃあさっき大盛り食べたらよかったやん!”って毎回思っています(笑)。でも最近は、前よりは食べるようになったかな。

――それは体型管理をしているわけではなく?

違うんです! むしろ僕たちは細すぎるのでたくさん食べなくちゃいけないチームなんですよ。それなのに柔はいつも変な食べ方をして…。もっとたくさん食べればいいのに(笑)。

――いい関係ですね(笑)。

あはは。あとは、すごく優しいんです。キザでカッコつけた優しさではなく、エレベーターを先に乗らせてくれたり、重い荷物を持ってくれたり、本当にさりげなく優しくて。すごく紳士なんです。あとは僕がミスをしたらカバーしてくれたり、”大丈夫だよ”って声をかけてくれるんですよ。そうやって僕の気持ちを見透かしてくれるところは、まさに王子様だなって思います。

――お互いを分かり合えているんですね。

そうですね。じつは、僕が服を好きになったのは、柔がたくさん古着屋さんに連れて行ってくれたからなんですよ。いまはなかなか外出ができないので行けていないんですが、柔が原宿や渋谷などの古着屋を教えてくれたんですよ。柔とは一緒に成長しているだけでなくて、楽しい時間を共有できているんです。

――今後はM!LKの中で、どんな存在になっていきたいですか?

う~ん。理想像として明確なものはないんですよ。それよりも、今後様々な経験を重ねていく中で、曽野舜太という存在がしっかりと作り上げられたらいいなと思っています。今後もいろんなことに挑戦し、なんでも出来るようになって、“それも出来るの?”って言われるくらいの万能キャラになりたいんです。たとえば、ギターやピアノもやってみたいし、TVのキャスターなどにも挑戦したくて。

――いいですね。

前にSDGsのお仕事をしたときに、すごく勉強になったし、興味深さを感じたんです。僕たちだからこそ伝えられるお仕事もあると思うので、今後もたくさん勉強して、知的な部分、アーティストの部分、おもしろい部分、全部見せていきたいなと思っています!

曽野舜太●2002年5月3日生まれ。三重県出身。趣味は動画鑑賞、音楽鑑賞。特技はサッカー、リアクション芸、場を和ませる力。BATTLEBOYS 1st 全国選抜を経て、2018年8月にM!LKに加入。M!LKでの担当カラーは「ハッピーレッド」。メンバー最年少で、自由人。HP→https://sd-milk.com/

佐野勇斗インタビューはこちら
 
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投稿者プロフィール

TV Bros.編集部
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