太平洋を臨むレトロフューチャー 海中天然ミュージアム足摺海底館【「高知アヴァンギャルド」発売記念特集】

発売中の「高知アヴァンギャルド」。テレビブロスならではのカルチャー的視点で、高知のアヴァンギャルドな情熱や愛に溢れる観光地や建物、食べ物、人を、高知在住、高知出身の編集スタッフが中心となってご紹介しています。

ここでは、「高知アヴァンギャルド」に掲載されている記事の一部をWEB版としてご紹介!

今回は、表紙にも選ばれた土佐の海に建つ不思議な建物「足摺海底館」の記事をちょこっとお届け!

 

太平洋を臨むレトロフューチャー 海中天然ミュージアム足摺海底館

取材・文=西村依莉 撮影=畠中詩織

 

海に突き出すように広がる竜串の奇岩の先に建つ、ファミコンの十字キーを思わせる形の赤と白の建物。

“映え”なんて言葉がなかったころから青い空と海に映え続けている、アヴァンギャルド建造物だ。このあたりは自然環境保護を重視する国立公園だが、そこに建つ施設としては異例の近未来的デザインの施設である。

四国西南端に位置する土佐清水市は、東京からの移動時間が最もかかる場所のひとつと言われ、高知市内からでも車で2時間半かかる。足摺岬・竜串周辺が1972年に足摺宇和海国立公園に指定されてからは観光地として盛り上がりを見せるが、そんな最果ての地を“わざわざ行きたい場所”に変えてしまう鮮烈な吸引力を持つのが、この「足摺海底館」なのだ。

現在、海中展望塔は全国で7つ存在し、1969年に完成した和歌山県の「白浜海中展望塔(コーラルプリンセス)」を皮切りに、 1970年代に続々と建てられた。“下駄履きのままで海中散歩”がコンセプトだったため、プロジェクト発足当初は塔ではなくトンネルにしてはどうか、などの案があったが、環境や技術、資金面など様々な問題から全国4カ所めの海底展望塔計画となった。

構造設計は、国立代々木競技場や大阪万博のお祭り広場などを手がけた故・坪井善勝氏が担当。大阪万博のスペースエイジなパビリオンと親和性を感じるのもうなずける!

現存している海中展望塔のほとんどを日立造船が施工しているが、「足摺海底館」は唯一、兵庫県にある川崎重工の施工で、明治時代より潜水艦を建造していたとあって、その技術がふんだんに生かされている。

 

※足摺海底館スタッフの証言や、こだわりの海底館内部の写真がたっぷり掲載されたインタビュー全文をお読みになりたい方は、発売中の「高知アヴァンギャルド」チェック!

 

海中天然ミュージアム 足摺海底館

高知県土佐清水市三崎4032

TEL:0880-85-0201

9:00~17:00(最終入館16:30)

無休(荒天時臨時休業あり)

http://www.a-sea.net/

【商品情報】
別冊TV Bros.VISITシリーズ 高知アヴァンギャルド
●発売日:発売中
●定価:1,320円
●発行:東京ニュース通信社
全国の書店、ネット書店にてご購入いただけます。詳細はTOKYO NEWS magazine&mook<https://zasshi.tv/>をご確認ください。

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