『PRODUCE 101 JAPAN』から選抜されたメンバーで構成される9人組パフォーマンスユニット”円神”。『円神 Anniversary LIVE ~Second CIRCLE~』と題し、渋谷Spotify O-EASTで開催された結成2周年のLIVEもSOLD OUTし、デビュー2周年に華を添えた彼らが来たる9月7日、これまでの活動の軌跡をまとめた1stアルバム『O』をリリースする。着々とスターへのステップを踏みつつある彼らに、発売を記念してアルバムのおすすめポイントを語ってもらいつつ、メンバーそれぞれにとっての「スター」となる存在についても聞いてみました!
取材・文/井上佳子
撮影・笹森健一
円神 – Perfect Circle (Official Video)公開!
2022年9月7日(水)発売 円神1st Album「O」
★★★★イベント一覧★★★★
2022年8月13日(土) イオンレイクタウンkaze 1F 光の広場
2022年8月14日(日) イオンモール土浦 1F 花火ひろば
2022年8月21日(日) セブンパーク天美AMAMI STADIUM(アマスタ)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
▼商品形態
UMCK-7177 – O 【初回限定盤】 [CD+Photobook] / ¥3,500 (税込)
UMCK-1722 – O 【通常盤】 [CD] / ¥2,500 (税込)
<初回限定盤>
円神のこれまでの軌跡をまとめた64Pフォトブックが付属した三方背スリーブケース仕様。
We are ENJIN / Far away / Peace Summer / TREASURE / Say Your Name / ENJINに加え、円神Debut Stage「nonagon~始まりの音~」にて披露された未発売曲「スマイル」をボーナストラックとして含む全11曲収録
初回封入特典 : トレーディングカード (メンバー9名ソロ+全員絵柄 合計10種よりランダムで1枚封入)
※初回限定PHOTOBOOK盤同梱のトレカと通常盤同梱のトレカはそれぞれ絵柄が異なります。
<通常盤>
We are ENJIN / Far away / Peace Summer / TREASURE / Say Your Name / ENJINを含む全10曲収録初回封入特典 : トレーディングカード (メンバー9名ソロ+全員絵柄 合計10種よりランダムで1枚封入)
※初回限定PHOTOBOOK盤同梱のトレカと通常盤同梱のトレカはそれぞれ絵柄が異なります。
▼円神Supporters Club限定特典
トレカフォルダー(全員直筆サイン入り)
※予約先着となり、規定数に達し次第終了となります。
▼円神Supporters Club新規入会はこちら https://fc.enjin-official.jp/feature/entry
- 『花より男子』『仮面ライダー』『KING OF POP』『うたの☆プリンスさまっ♪』円神にとっての「スター」は誰だ! !1stアルバム『O』リリース記念インタビュー
- 円神リレーインタビューも今回が最終回!瀧澤翼、熊澤歩哉、A.rikが登場!
- 円神メンバー全員リレーインタビュー第二弾は山田恭、中林登生、中本大賀にインタビュー!
円神のわちゃわちゃすべてが詰まった原点
――待望のファーストアルバム。メンバーそれぞれのおすすめポイントを教えて頂けますか。
瀧澤翼/(以下、瀧澤) はい、任せてください! 僕的なセールスポイントは、ごりごりのバラード曲を収録したこと。今までも円神はたくさんバラード曲に挑戦してきましたが、今回のアルバムに収めた『You』という曲は、その中でもぶっちぎりに最強。「バラードと言えば円神のあの曲だよね」と誰もが思い浮かべて頂けるような、日本人が細胞レベルで好きそうなメロディです。
草地稜之(以下、草地)「細胞レベル」ってすごい表現(笑)。
瀧澤 だってそうなんだもん。ファンの方が応援してくださる気持ちに対して、僕たち自身も「皆さんのことを好きになっちゃったよ」という想いを詰め込んだ楽曲です。タイトル通り、「You、あなたがいなければ僕たち円神もいないんだよ」というメッセージが伝わったらいいですね。
中本大賀(以下、中本) 僕は、初めて9人みんなで1枚の作品をリリース出来たというメモリアル的な要素に注目してもらいたいな。これまでのシングル盤は個々の写真をメインにした仕様で、「それをまとめて飾ってもらったら可愛いよ」ということも言ってきました。でも、一枚にまとまる集大成的なものが仕上がると、また別の嬉しさがありますね。1枚だけど、円神のこれまでの活動すべてを一気に知ることができる作品です。
山田恭(以下、山田) 僕は、収録楽曲の全体的なことについて。盛り上がる系の曲、チルっぽい曲、ワチャワチャした雰囲気の曲など、ファーストアルバムだからこそ出来た、僕らのいろんな魅力がすべて詰まった一枚になっています。これ一枚で、円神のすべてを届けられると自負しています!
中谷日向(以下、中谷) メンバー全員の色のトーンは揃えつつ、それぞれの個性に合ったアルバムジャケットの衣装と、そのアートワークの絶妙さも是非見て欲しいポイントだよね。ピンクバックに、円のオブジェを持って全員が揃った写真は、まさに「円神!」と一目で伝わるデザインになっていると思います。
草地 この円は、アルバムタイトルの『O』をイメージしたものなんです。O=0(ゼロ)。つまり、収録した全曲が円神の原点です。
中林登生(以下、中林) 僕はリード曲について。僕らの今までの曲のテーマは、聴いてくれた人の背中を押すような内容のものが多かったんだけど、リード曲では初めて、メンバーに対して歌ったんです。「僕らが出会って、夢を描いて、完璧な円を一緒に作っていこう」っていうような歌詞なんですが、こういう歌を一緒に歌えるということがエモいし、大切にしていきたい一曲ですね。
宮里ソル(以下、宮里) もうかなり言い尽くしちゃったよね…。えっと、僕ら円神のチームカラーは白なんですけど、その白がジャケットに取り入れられているのはとてもいいことだと思いました!
山田 薄~~~っ!
――(笑)。ちなみにジャケットにある白い円のオブジェは、プラスチックでしょうか?
宮里 いや、これはなんと、木なんですよ!
山田 そこ、気になります?
宮里 いえいえいえ、木だから触るとほっこりしていて、意外と頑丈で、そんなところも円神の絆をよく表していると思いました!
山田 うまいこと繋げたなあ~。
宮里 しかもこれ、円なので転がるんですよ! なので撮影中は両サイドにいるメンバーがガッツリ支えていました。
山田 確かに僕、思いきり支えました。
瀧澤 円神の大黒柱です(笑)。
山田 軽そうに見えて、重いんですよ。
宮里 誰かが急に立ち上がると、翼のところにドンと反動が来たりするから、そうならないよう気を配った全員のバランス感の良さたるや。
瀧澤 熊ちゃんもめっちゃ支えてる。
熊澤歩哉(以下、熊澤) 汗かきながら、死に物狂いでした。
――ひねり出したコメントとは思えないほど、いい感じにオチがつきました。
宮里 こういうところもみんなの支え合いが生きてます。
熊澤 一応まとまったけど僕もコメントしていい? 僕が聴いて欲しいのは、『We are ENJIN』っていう自己紹介曲。メンバー一人ひとりにフューチャーしたパートは、それぞれ自分たちがパフォーマンスを考えたので個性も出ているし、お客さんも一緒に盛り上がれるはずです。
A.rik これまで作ったMVもYouTubeで全部見られるので、僕的には、アルバムを聴きながらみんなの歌の成長、顔の成長も見て欲しいです。
中林 確かに顔、結構変わってるよ~!
A.rik でしょ? そういう映像の楽しみ方もしてもらいたいよね。あとは購入特典で、ファンの皆さんと直接お会いできるイベントもたくさんあるのがポイント。音だけじゃなく、目でも体でも楽しんでもらいたいですね。
見ていたテレビでわかる共通点とギャップ
「どの仮面ライダー派?」
――『テレビブロス』という媒体にちなんで、皆さんの好きだったテレビ番組やスター、影響を受けたアーティストなどについて伺ってもいいですか。
宮里 僕は、小学校でたまに見た教育番組。放送時間が授業中だから、普段は学校でしか見られないんだけど、「学校でテレビを見られる」っていう非日常感が嬉しかったし、たまに風邪で休んで家で見られると、それもまた嬉しかった。
草地 わかる! “がんこちゃん”とかでしょ?
中谷 “がんこちゃん”、見てたわ~。
草地 僕がどハマリしたのは、ドラマ『プロポーズ大作戦』(フジテレビ系列)!
中谷 俺もそれ、わかる‼
草地 過去に戻りたいと思ったとき、学校でみんな「ハレルヤチャーンス!」(ドラマ内の決め台詞)って言ってたもん。
山田 それ、俺わからない…。好きなテレビって、やっぱ世代差が出るね。
中本 俺も、マジで知らない。
中林 えーっ⁈ マジで⁈
草地 俺、何回「ハレルヤチャンス」言ったことか。
熊澤 じゃあ、『ごくせん』(日本テレビ系列)なんかは、人によって見ていたシーズンが違うから、思い出す出演者も違うんじゃない?
山田 僕は、Hey!Say!JUMPの髙木雄也くん世代でした。
草地 僕はその1つ前のシーズン、赤西仁くん時代。
宮里 僕は、仲間由紀恵さん。
一同 ヤンクミ(仲間由紀恵演じる主人公の役名)は変わらないから(笑)!
A.rik そのパターンだと、『花ざかりの君たちへ』(フジテレビ系列)も人によって見ていたシーズンが違いそう。
宮里 堀北真希さんか前田敦子さんか、みたいなことか。
熊澤 僕は堀北真希さん世代。
瀧澤 うーん、どっちもわからない!
宮里 『仮面ライダー』はみんな見てたんじゃない? どのライダーが好きだった?
草地 俺は「555」(註:半田健人主演)。
山田 俺は「響鬼」(註:細川茂樹主演)。
瀧澤 いや、「電王」(註:佐藤健主演)でしょ。
宮里 ここは世代の違いがわかりやすく出るところだよね。
中本 逆に、年長チームのライダーは何だったの?
熊澤 僕は、初代。
宮里 初代⁈ …って、藤岡弘、さん?
熊澤 僕、お母さんの影響で、初代仮面ライダーのゲームをやってたんですよ。A.rikは?
A.rik 僕は『仮面ライダー』を見たことがなくて。みんなと共通する番組があるとしたら、バラエティかな。『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系列)とか『トリビアの泉』(フジテレビ系列)とか『はねるのトびら』(フジテレビ系列)とか好きでした。
草地 懐かしい~~! 見てた見てた!
中本 確かにそれはみんな見てたね。
中林 好きだった芸人さんは? 僕は中学時代、初めて小島よしおさんを見た衝撃は忘れられないな。面白過ぎてヤバかった! マジで当時のスターでした。
草地 お笑いのスターと言えば、僕はやっぱりダウンタウンさんだな。直撃世代じゃないかもしれないけど、天才だと思ってます。
瀧澤 そこは絶対。
中林 昔から、年末は『ガキの使いやあらへんで‼』(日本テレビ系列)の「笑ってはいけない」(日本テレビ系列)シリーズを見てきたしね。
宮里 僕は、ドリフターズ。
瀧澤 えっ⁈
宮里 全然ドリフ世代じゃないんだけど、昔の古いDVDをめっちゃ見てたの。舞台上で車が爆発したり、客席の後ろからメンバーみんなが出てくるやつとか。
中本 僕は千鳥さん。大阪をメインに活動していた時代から見ていたので、ここまで全国区のスターになるなんてスゴイの一言です。
山田 千鳥さんは、事務所でもたまにお会いしちゃうことがあるよね。その場で反応しちゃわないよう気を付けてるけど、後でみんなに「おい! 千鳥さんがいたぞ!」とか報告しちゃうもん。
中本 僕、高校時代に『青春高校3年C組』(テレビ東京系列)という番組で千鳥さんとご一緒していたことがあるんですけど、この前事務所で、背後から肩をポンポンと叩かれて、振り返ったらノブさんがいたんですよ。「おう、中本!」って呼ばれて。スターになる人って、何年経っても昔会った人のことを覚えていてくださるんだな、だからスターになるんだな、かっこいいなと思いましたね。
山田 じゃあ、大賀もいろんな人のことを覚えておかないとね。
中林 その点で言うなら、レジェンドは(明石家)さんまさんだよ。僕、家族と車に乗っていたとき、都内某所で偶然さんまさんに出会ったんです。そしたら、道が分かれるまで、「もういいです!」となるくらい、ずーっと手を振って下さるんですよ。結構渋滞していたから、なかなかの時間がかかったんだけど、その間ずーっと…。神対応ですね。
パフォーマーへと憧れを抱いたきっかけの「あの人」
中本 テレビ番組だと世代差が大きくなりがちだけど、アーティストなら共通する人もいるんじゃない? 僕や恭ちゃんなんかは、LDHの人たちをテレビで見て、アーティストの世界を目指したところもあるよね。EXILEさんの存在は大きかった。
山田 EXILEさんの影響はすごくある。あとは『嵐にしやがれ』(日本テレビ系列)で、嵐さんには憧れましたね。小学生時代、毎週録画して観てたもんなあ。今回の僕らのアルバムには、嵐さんの作品を手掛けていた作詞家さんが歌詞を提供してくださっているんですよ。なんというか、この縁には嬉しくて感無量ですね。
宮里 実質、嵐のメンバーだね。
瀧澤 小さい頃から嵐のライブを見て育ってきたんだよね。
山田 うん。歌って踊れる人になりたいと思ってきたよ。小学校のとき、お母さんに連れられて嵐のライブを観に行って、すごく感動してさ。
中本 それで、ジャニーズに応募もしたんだよね。
山田 小6のときにね。たぶん、ジャニーさんはいまだに僕を選ぶかどうか、悩んでると思ってるから(笑)。
草地 出た! すみません、これライブでいっつも言ってる恭ちゃんの鉄板ネタなんです。
宮里 「カッコイイ」と思ったと言えば、中学のとき初めて見たBIGBANG! 「自分もやってみたい」とは思わなかったけど、G-DRAGONの派手な髪型とかは「カッコイイな」と思っていました。
熊澤 僕がカッコイイと思っていたのは人間じゃないんだけど(笑)、アニメは「いいなあ♡」と思って観てましたね。『ラブライブ!』とか『うたの☆プリンスさまっ♪』とか見ていたので、今の自分は「実際にこの作品と同じような世界を作っているんだ」と思っています。
中谷 僕は小5のとき、レディー・ガガの存在を知って、めっちゃハマりましたね。もともとMTVが好きで、洋楽チャートをよく見ていたんだけど、初めてレディー・ガガを見たときは「すごい人が出てきた!」と衝撃的でした。その後、彼女の生き方とかも調べるようになったら、よりカッコよさがわかるようになって影響されました。
山田 いやいやいやいや! それは違うから! もちろん、嵐さんのような存在になりたいと憧れてはきたけれど!
瀧澤 同じような感じで、僕にとってのスターはマイケル・ジャクソン。幼い頃から車に乗るたび延々と聴いて育ってきたので、英語も喋れないのに、どの曲のどのタイミングでどんな歌詞から始まるのか、それっぽく歌えるくらい覚えちゃいました。
宮里 両親の影響だよね?
瀧澤 そう。DVDも繰り返したくさん見たし、マイケルをモチーフにした舞台『This is IT』も観に行ったし、「ダンスしながら歌うって、めっちゃかっこいいし楽しそう」と最初に教えてくれた存在がマイケルです。
中林 アーティストとは違うのかもしれないけど、「この世界に憧れた」という意味でも、僕にとっては『プロポーズ大作戦』は大きかったな。主演の山下智久さんが本気でかっこよくて、「自分も芸能界に入りたい!」って思ったもん。
草地 かっこよかったよなあ! 僕も、あれで憧れたからわかる。あとは小栗旬さん。『花より男子』(フジテレビ系列)でそう思った。
中林 それも同じ!
熊澤 花沢類(『花より男子』での小栗旬の役名)だね。
草地 そう。花沢類になりたかった(きっぱり)。
中林 なれないんだけどね。
草地 なりたい!
宮里 じゃあ「ま~きの♡」(花沢類の名ゼリフ)、もらえますか?
草地 (息を整えて)「ま~きの♡」。
宮里 はい、無理!
円神(えんじん)●公開オーディション番組『PRODUCE 101JAPAN』に出演していた9名のメンバーによって2020年結成された舞台プロジェクト。普段は俳優、声優、ファッションなど個々のジャンルで個人活動を繰り広げつつ、グループとしてパフォーマンスも展開中。発売記念イベントなど、詳細は公式HP https://enjin-official.jp/などを参照。
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