シングル「Ribbon」でメジャーデビューを果たすM!LKの短期集中連載。今回は現在オンエア中のドラマ「真犯人フラグ」(日本テレビ系)にも出演中の、M!LKの“宣伝部長”である佐野勇斗が登場! 自分の居場所である、と語るM!LKへの思いとは。
取材&文/吉田可奈 撮影/飯田エリカ
ヘア&メイク/中島愛貴(do:t)、車谷結(do:t)
目次
●この5人だから行けるところまで行こうと思えるんです
――佐野さんはいま、お芝居でも大活躍ですが、本当にM!LKを大切にしている印象があります。あらためて佐野さんにとってM!LKとはどんな存在なのでしょうか。
今回発売されるシングルに収録される『夢路』の歌詞にも書いたのですが、僕にとって、M!LKは、自分が生きていく上で必要不可欠なものなんです。これまでもそう言ってはいたんですが、上手くその気持ちを言葉に出来なかったんですよね。でも、メジャーデビューを前にみんなで合宿をして、メンバーとも話していくうちに、お芝居の仕事も通じて、そこで僕を見つけてくれた人を、さらにM!LKに連れてくる大きな役目があるっていうことを再確認したんです。これまではおこがましくて言葉にはしなかったんですが、そういう責任を改めて感じました。メンバーはそんな僕の背中を押してくれるし、ちゃんとM!LKという場所で待っていてくれるんです。違うメンバーだったら、ここまで突っ走ろうと思わないし、この5人だから行けるところまで行こうと思えるんですよ。あらためて、メンバーが大切だから踏ん張れているということを再認識しました。
――M!LKの広報隊長という立ち位置なのかもしれないですね。
そうですね。勝手ながらそうだと思っています。5人でどんどん上に昇っていくのがM!LKなので、僕が引っ張っていくというのとは違うんですよ。それよりも、僕は先陣を切ってM!LKを世の中に広めていく役回りだと思っています。そういう立場をいただいているからには、きっちりと責任を果たしたいんです。それが生き甲斐なんですよね。
――それはすごく大事な役割ですよね。
はい。だからと言ってプレッシャーを感じているとかは全くなくて。ただ、メンバーのために、み!るきーずのために、そして自分のためにM!LKが必要なんです。
――今回、デビュー前の合宿では、どんなことをしたんですか?
それが、芝居のお仕事と重なっていたので、芝居の現場と合宿所をずっと往復していたんです。正直、休む時間は……ほぼなかったですね(笑)。撮影して帰ってきたところですぐに振りを覚えてたりしていて、かなり極限状態でした。でも、それを乗り越えられたのも、メンバーがいたからなんです。
――俳優のお仕事との両立は大変ですよね。
もちろん大変なことも多いです。でも、たまに思うんですよ。いまの僕のようにM!LKでの活動が忙しい大事なタイミングに、他の仕事をしているメンバーがいたら、自分だったらどう接していいか、わからなくなると思うんです。そこでの距離感や空気感って、けっこう難しいんじゃないかなって。でも、M!LKのメンバーは、僕が他のお仕事を終えて遅れて参加したり、早退させてもらったりしても、絶対に僕に違和感を感じさせないようにしてくれて、いつでも当たり前のように迎え入れてくれる、根っからのいいヤツらなんです。居心地が最高にいいから甘えられるし、そういうところがすごいんですよね。M!LKは僕にとって落ち着ける場所なんです。
●メンバーのために、み!るきーずのために、そして自分のためにM!LKが必要
――M!LKのなかにいる佐野さんと、俳優としての佐野さんは違うと思いますか?
これが全く違うんです。M!LK以外の場所だと、僕ってしっかりしている方だと思うんですよ。でもM!LKにいると、どうしてもメンバーに甘えちゃうんです。ふざけられるし、何かおかしなことを言ってもツッコんでもくれるから、安心して素を出せるといいますか。メンバーって、地元の友だちとも違うし、俳優仲間とも違うし、家族でもない、すごく特別な存在です。もう7年近く一緒にいるのに、こんなにも仲が良いのはすごく幸せなことだなと思っています。
――今後M!LKとしてはどんなことをやっていきたいですか?
いまは、ありがたくも芝居のお仕事をいただけているので、M!LKを広めることもできていると思ってます。だからこそ、目の前にあるお仕事を全力で取り組んでいきたいですね。それがグループのためにもなると、信じています。あとは、ずっと言っているんですがM!LKのYouTubeに力を入れていきたいんですよ。
●M!LKは素顔の自分を思い切り出せる場所。これからも大切にしていきたい
――YouTubeですか?
はい。バラエティ番組に出演させていただけるのもうれしいですが、これからはSNSにももっと力を入れていくことも大事だと思うんです。自分達のYouTubeであれば、仲の良さもしっかりとお見せできますし、企画力も鍛えられますし、いつかは、多くの人に“M!LKのYouTubeがおもしろいんだよ”って言われるようになったらいいなと思っています。
――そのときは、番宣でバラエティ番組に出ている佐野さんとはまったく違う顔が見られそうですね。
きっと、全然違うと思います(笑)。よくM!LKのメンバーと一緒にはっちゃけていると、ドラマでお芝居をしている姿とは別人みたいに言われることもありますが(笑)、意識してやっているわけではなくて、どうしても自然にそうなっちゃうんですよ。自分で切り替えているわけではないんですが、メンバーがいると、勝手に変化するんですよね。もう身に染み付いていて。でも、そうやって素顔の自分を出せる場所があるのはすごくありがたいので、今後もM!LKという場所を、大切にしていきたいと思っています。
佐野勇斗●1998年3月23日生まれ、愛知県出身。趣味は、サッカー、書道(6段)、空手。現在オンエア中のドラマ「真犯人フラグ」(日本テレビ系)に出演中。2021年には「ドラゴン桜」(TBS系)、「TOKYOMER」(TBS系)に出演し大きな反響を呼ぶ。M!LKでの担当カラーは「ピーチヒップピンク岡崎」。メンバー想いの兄貴肌な一面もみせるグループ最年長。
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