「et-アンド-」の冬曲は、地上波ドラマオープニング曲! 今回のイメージは、恋ってなかなか難しい…だそうです。
「et-アンド-」の「春夏秋冬4部作」シングル、ついに四季を締めくくる冬のタイトルは『恋のせい、』。恋に奮闘する人間の面白さ、複雑さ、カオスな様子を感じさせるパーティーチューンで、MVのイメージも「カオス」!? そしてなんと、現在放送中の水ドラ25『それでも結婚したいと、ヤツらが言った。』(テレビ東京ほか 毎週水曜 深夜1時~)のオープニング主題歌になっています。ということで、曲の聴きどころやMVの見どころなどをお話ししてもらいました。そしてブロスお約束の「妄想トーク」も。「来た、妄想(笑)。デビュー時から4回目のインタビューで、4人とも段々ブロスさんの歩調に合わせられるようになったかも(笑)」(野島)、とのこと。なんか、よかったです。
インタビュー・文/浅井加枝子 構成/和田恵実
et-アンド-過去記事↓
4人組女性ボーカルグループ「et-アンド-」が『夏海月』をリリース!
4人組女性ボーカルグループ「et-アンド-」の春夏秋冬連続配信リリース第3弾! 秋は『宵宵』
野島樺乃
(のじま かの)
2001年9月6日生まれ
愛知県出身
栗本優音
(くりもと ゆい)
2005年3月29日生まれ
東京都出身
モラレスきあら
(もられす きあら)
2001年10月5日生まれ
香川県出身
山崎カノン
(やまざき かのん)
2000年9月19日生まれ
北海道出身
ドラマのタイアップ曲になることは
「et-アンド-」の夢であり目標のひとつでした。
――新曲『恋のせい、』は地上波のドラマオープニング曲なんですね!
野島 そうなんです! 2022年は前作の『宵宵』が『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ系)さんのエンディングテーマに起用されたんですけど、2023年はドラマ『それでも結婚したいと、ヤツらが言った。』(テレビ東京ほか)のオープニングテーマに決定したんです。
モラレス そのグッドニュースをもらった日の話なんですけど、ある日事務所でスタッフさんから「今日はプチ報告があるよ。でも優音(栗本)がまだいないから後でね」って言われて、私たちはみんなソワソワしたんですよ。
山崎 もったいぶって言われたから、すごくいろんなパターンを考えて「なんだろ、なんだろ」みたいに落ち着かなくなって(笑)。
モラレス こっちが「新曲のことですか?」って聞くと「あ、今日のケータリングだけどね」って変にはぐらかすし。怪しさ全開(笑)。
野島 それで優音が来て全員集まったときに「なんか、ドラマのタイアップが決まったみたいよー」って普通に報告されて。私たちもしばらく無言でいたんですけど、頭の中で整理してやっと「えーーーっ!」って(笑)。
山崎 聞いたとき、みんなちょっと間が開いたよね、驚くまでに(笑)。
栗本 私なんか学校に行っていて、その「プチ報告があるよ」という段階を知らなかったから、聞いた内容が大き過ぎて、余計に頭の中がパニック!
野島 ドラマのタイアップ曲になることは「et-アンド-」としてずっと前から夢であり目標のひとつであったので、もうめちゃくちゃうれしかったです。2023年のとてもいいスタートになりました。
モラレス 「春夏秋冬4部作」の最後の「冬」まで来ちゃったのはなんだか寂しいけど、連続配信の締めくくりと2023年のスタートが、目指していた夢と重なったのはすごくうれしいです。
――前作『宵宵』のときは「『et-アンド-』初めての恋愛ソングが“病み”ソングだった」というお話を聞いて笑ったんですが、今作『恋のせい、』もタイトルからして恋愛ソングですよね? 今度はどんな恋愛ソング?
栗本 『恋のせい、』は……“カオス”ソング?
モラレス そうそう、歌詞にも「カオス」っていうところがあったし(笑)。
野島 「恋愛」と「カオス」は近いものなのかなって思うんですよ。恋したときに自分の感情が今までとは違う方向に進むっていうか、どうしたらいいのか分からなくなって頭の中が混沌状態になるから、そこが「カオス」かなって。曲調はアップテンポで、ライブでやったらすごく盛り上がりそうな感じです。もちろんドラマのイメージにも合っているので、両方を楽しんでもらえたらと思います。
栗本 そしてMVのキーワードも「カオス」なんですよ。それぞれ自分の実像と虚像を演じているんですけど、同じ人物の違う顔を同時に見ることができる映像で、すごく面白い作りになっています。私はベッドに座ってのシチュエーションだったんですけど、のん(山崎)のシチュエーションはすごかったよね!
山崎 私はスパゲティを前に無表情で座っている自分と、そのスパゲティをすごい勢いで食べる自分というシチュエーション。食べるシーンでは監督さんから「カメラを睨みながら食べて」と指示されたので、ナポリタンを食べているだけなのになんだかすごい迫力になっています。たまにパスタをたくさんほおばり過ぎて、飲み込めなかったこともあって、いろいろ体を張ったシーンでした。
野島 多分、のんが一番ハードなシチュエーションじゃないかな。
栗本 ナポリタンを食べたあと、手で豪快に口の周りを拭くのんも見どころのひとつです(笑)。
山崎 現実的にあんなシチュエーションになること無いから、ここぞとばかりに張り切って拭きました。なかなかできないことだから楽しかったですよ。
栗本 のんがナポリタンをほおばっているシーンでは、私たちはモニターを見ながら「おお、いいねぇ、結構いくねぇ」って盛り上げていました。
山崎 そのガヤ、聞こえると笑いそうになって大変だったから!
モラレス 私もラップ部分の口元アップで映るシーン、笑いそうになって大変だったから! もう「ガヤのせい、」。
野島 撮影中のガヤも面白かったよね。あと、額縁を使ったリップシーンがあるんですけど、額縁が最初は軽いと思っても、ずっと持っていると地味に重さが肩にのしかかってきて。でも表情を変えられないし、そこはちょっと苦労したポイントだったかな。
モラレス 額縁の位置とか顔の向きとか変えたらいけないし、同じ位置でキープするのが大変だったよね。
栗本 虚像のときと実像のときでは背景とか同じ色味にならないといけなくて、撮影は昼間だったんですけど、私の撮影のときに虚像シーンでは曇っていたのに、実像シーンでは急に晴れて背景が明るくなっちゃったんですよ。それでトーンを合わせるために曇るのを待っていたんですけど、急に晴れたり曇ったりが激しい日で、その間ずっと額縁を持って位置をキープしていたので、最後の方は腕の筋肉が限界でプルプルしてた。「太陽のせい、」(笑)。
野島 優音も体張ったねー(笑)。そんな4人それぞれの表情やトリッキーな映像を楽曲と共に楽しんでいただけたらと思います。
――ではここから、ブロスお約束の「妄想トーク」です。
野島 妄想、キタ(笑)。みんなブロスさんの歩調に慣れてきたから大丈夫ですよ。
――すみません(笑)。今回は新曲がドラマとのタイアップ曲であることにかけて、「自分が主人公のドラマを作るなら、どんなドラマにしたい?」でトークお願いします。
野島 ドラマかー。これも夢のひとつですね。女優のお仕事もしてみたいです。えーと、私はドロドロ復讐劇なドラマをやりたい! まず設定として私が財閥の令嬢なんですよ。それで普通の家柄の男性と恋におちるんですけど、私の家がその恋を許さなくて、ほかの財閥の男性と結婚させられるんです。そして財閥同士で結婚することになった私のことを妬む輩から数々の嫌がらせを受け、ついに反撃のターンが私に回ってくる。そこから復讐劇が始まる! タイトルは「財閥のせい、」。
モラレス 最初に好きだった「普通の家柄の男性」は?
野島 たまに出てきて「元気だったかい?」みたいな。
栗本 軽い扱い(笑)。
山崎 「普通の家柄の男性」との恋の復活か、それとも妬む輩に対する復讐か、どちらに重きをおくかで物語のイメージがだいぶ変わりそう(笑)。
野島 うーん、復讐の方かな?
モラレス にこっと笑いながら言わないで(笑)。私はアクション系がいいかな。映画の『ワイルド・スピード』みたいな、ハイスピード感覚のアクションもの。恋愛要素はゼロでよし!ドラマだったら思いっきり実生活では不可能な感じがいいな。武器もガンガン使って、車で崖をジャンプするようなシーンも。「et-アンド-」のみんながチームで、樺乃がボス。インカムでみんなに指示を送る。そしてのんが私のバディ。ワイルドに戦う私とは正反対のIT頭脳派。優音は私の嫁。
栗本 嫁!? 意外な配役キタ!
モラレス 普段は普通の会社員である私の本当の姿を知っているけど、知らない振りで平凡な日常生活を送っている。でも旦那のピンチに武装して登場!
栗本 多分私、弱いよ。戦闘力3くらい。
山崎 私はもう、青春キュンキュン系のドラマですよ。高校生の私が片思いしている男子がいて、陰からそっと彼のことを見ている毎日なんです。ところがある日、そんな彼から急に「本当は俺もお前のことが好きだったんだ」と告白され、そこからキュンキュンエピソードが始まります。タイトルは「青春のせい、」。
野島 のんのライバルはいるの?
山崎 現実的な話だったらライバルはいない方がいいけど、ドラマだと必要ですねぇ。まず優音は私の後輩で、いろいろ相談に乗ってくれる役。目線は私とほぼ同じ。モラ(モラレス)は私と同級生で「彼ものんのこと好きらしいよ、言っちゃいなよ」って、告白の背中を押してくれる役。
モラレス 「行け行けGoGo」役だよね。オッケー!
山崎 で、樺乃(野島)は……。
野島 イヤな予感。
山崎 クラスのマドンナ的な存在でお金持ち。そして私と同じ彼を好き。まあライバルですね。「彼のことが好きなの?」って体育館裏に私を呼び出して問い詰めたりするの。
野島 ヤダー(笑)。
モラレス いいじゃん、樺乃は財閥の娘だよ、きっと。うまくいくのんたちの後ろ姿を見て、復讐劇を始めるのもありかもよ。
栗本 ふたつのドラマをつなげて、どちらかがスピンオフ的な(笑)。私は涙あふれる感動系のドラマがいいな。私が中学生のときにお互い好きだった彼がいて、でも彼が引っ越してからは音信不通だったんだけど、大学生になったふたりがキャンパスで再会! そして何度か一緒に会ううちに彼の方から別れを告げてきて…。なぜなら彼は不治の病に侵されていて、付き合っても私に辛い思いをさせるだけだからと。
山崎 病気のことを優音には黙っているんだろうね。うんうん、分かるよ。そして感動のラストは…。
栗本 「別れるなんて言わないで! 私が一生支えるから!」って、号泣しながら抱き合うふたり。背景は夜の誰もいない公園でもいいし、桜の花びら舞う病院の庭とか。なんか、そういう涙感動系の映画とかドラマばっかり観ているので、影響されますね。タイトルは「涙のせい、」。樺乃は私のお姉ちゃんかお母さん役。ここぞというときにアドバイスをくれる。のんさんは私の幼なじみで、私と彼の話をよく聞いてくれる。モラは彼の幼なじみで、彼の病気のことも知っているから、私と会うとなんとなくマウントを取ってくる。
モラレス なんでっ! そうだ、樺乃の財閥復讐劇の配役は? なんか自分の役が心配になる。
栗本 なんたって復讐劇だもんね。私は何役なんだろう。
野島 みんなは私の友だちで、復讐の手助けをしてくれる役。『花より男子』の「f4」みたいに、全員タイプの違う財閥ですっ!
山崎 やったー! 財閥だぁ!
モラレス いいね! それならやる気出る。そのドラマに出たい!
野島 敵対する輩に、4人の女の友情とお金で戦います。
栗本 なんか「友情とお金」に引っ掛かるけど面白そう! それなら出たい! 今までの4人の提案したドラマを全部ひとつの作品にしてもいいかも。
野島 それは…それこそ「カオス」でしょ(笑)。
1/4 (水) digital single『恋のせい、』をリリース!
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