一度ハマったら抜け出せない!ヨネダ2000の大きな目標【2022年11月連載「これからの芸人百景」第17回ヨネダ2000】

注目のお笑いコンビを紹介するOWARAI Bros.出張版『これからの芸人百景』第17回は、再結成後の飛躍が著しいヨネダ2000。元々NSC東京の同期だったふたり。2018年にコンビを結成しながらも解散し、2020年4月に再結成。翌年、『女芸人No.1決定戦 THE W』決勝進出、『M-1グランプリ2021』では準決勝に進み、独特な世界観を感じさせるネタが話題を呼んだ。
さらに、今年は初挑戦にて『第43回ABCお笑いグランプリ』で決勝へ進出。ますますの飛躍が期待されるふたりに、現状やネタ作りについて聞いた。

構成/竹村真奈 村上由恵(タイムマシンラボ)
取材・文/高本亜紀 撮影/池ノ谷侑花(ゆかい)

バックナンバーはこちら

■会いたい人に会えた2022年

──今年は活動の幅がいっそう広がっている印象です。

 とても楽しいですね。今までにない規模のお客さんの前で漫才やコントをやらせていただく機会も増えましたし。……どうかなあ? 愛さんは。

 どうかなって(笑)。もちろん私も楽しいです、劇場以外にもロケだったりとか今までやったことないことに挑戦できるので。まだまだだなと思うことも多いですけど、楽しく毎日生きております。

 テレビで観ていた方々とお会いできるのは、夢みたいですしね。

 私はSMAPさんが好きで。いちばん好きな香取慎吾さんとお会いできたときは、意味がわからなかったというか。もちろん嬉しいんですけど、一緒にお仕事できたっていう実感がないんというか……いやいや、そんなはずはないって未だに信じられない気持ちですます。思っていたよりも早いタイミングでお会いできたこともあって、また共演させてもらえるようにがんばろうっていう新しい目標もできました。

 私はダウンタウンさんが好きで。小さい頃、父に『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)とか観させてもらって面白い! と思ったのがきっかけなんですけど、そんなスターに芸名をつけてもらえたっていうことに理解が追いつかないですね。

──一昨年コンビを再結成して、昨年は『THE W』(日本テレビ系)決勝、『M-1』(テレビ朝日系)では準決勝進出を果たしました。

 再結成してすぐ、コロナが流行ってしまって。劇場にも出られないし、外に出ちゃいけない期間もあって相方とも4ヵ月くらい会えなかったんです。(緊急事態宣言が明けて)劇場に出られるようになってからは、(当時のピラミッド型ランキングシステムで)4クラス中、下から2番目だったんですけど。

 その下から2番目のクラスが劇場メンバーとオーディションメンバーに振り分けられるライブで、オーディションメンバーに落ちてしまって。だいぶヘコんで、次は絶対に一発で上がるぞという気持ちでやって。次の月くらいには劇場メンバーになれたことで、自信はつきました。

■ツッコまないようにしてネタの物語が進んだ

──ネタ作りの中にも変化があったということでしょうか。

この記事の続きは有料会員限定です。有料会員登録いただけますと続きをお読みいただけます。今なら、初回登録1ヶ月無料もしくは、初回登録30日間は無料キャンペーン実施中!会員登録はコチラ