こ~んにちは〜!
やってきました大晦日。「今年の炎上、今年のう・ち・に」byマジックリンって、古いか!
爆笑問題の炎上総決算号ですやん。
後編では、これまで語られることのなかった「オールナイト事件」後のあれやこれや。それやこれや。はいどーも! 中津川どれやこれやです。って! どないやねん。
それはそうと──2021年も爆笑問題、面白かったねー。来年の参院選、太田さんの選挙特番が決まったら、放送前から炎上が決まりやん。
とかなんとか言うとりますが。みなさん。年越しの準備はよろしおまっか?
ふむふむ。大掃除も終わった……。そうでっか。年越しソバも用意して、準備万端でっか?
ちょっと待ってくださいよ。大事なもんを忘れてるんじゃあーりませんか。例のアレ、アレですよ。2021年の年越しブロス。年を越すのにピッタリの座談会を用意しております。除夜の鐘のお供に、姫始めのお供に、初日の出のお供に。いつだって、あなたの隣にブロス。ブロス、ブロス、ブロス! どうぞ2022年もよろしゅうたのんまっせ!
取材・文/ハギワラマサヒト 撮影/田子芙蓉
『たけしのオールナイトニッポン』最終回にレッドカーペットを踏んだ無礼者
──前編では、太田さんの「オールナイトニッポン事件」をお聞きしました。かなり失礼な発言かと思いますが、当時、どれほど炎上したのでしょうか?
爆笑問題
太田光
おおた・ひかり●1965年埼玉県生まれ。中でも文芸や映画、政治に造詣が深く、本人名義で『マボロシの鳥』(新潮社)などの小説も発表。近著に『芸人人語』(朝日新聞出版)などがある。
田中裕二
たなか・ゆうじ●1965年東京都生まれ。草野球チームを結成したり、『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)などで披露する競馬予想で高額馬券を的中したりと、幅広い趣味を持つ。
田中裕二(以下、田中):炎上なんかしないよ。ネットがないし。
太田光(以下、太田):局地的だよね。まず怒ったのはたけしさんのファンで、それ以上に激怒していたのはたけし軍団。まいっちゃったのは、「好き放題、やっちゃってください」って言っていたスタッフまで、掌返しで怒ってて……。
田中:「お前ら、なんてことしてくれたんだ!」って。
太田:いやいや、あなたですよね。好き放題やってくださいって言ったのは。
──本番中に浅草キッドの水道橋博士が殴り込んできたとか。
太田:水道橋博士がラジオのエンディングに出演してくれて。そこまではいいよ。問題は番組が終わってからだよ。第六サティアンに隔離されて、三日三晩マントラを唱えさせられたんだから。「修行するぞ。修行するぞ。修行するぞ」って。
田中:オウム真理教かよ!
太田:それくらい怒られた。
田中:怒られたねー(笑)。博士もそうだけど、いろんな人に怒られた。だって、ニッポン放送の、1階から全フロアーに謝罪して周ったんだから。
太田:受付嬢なんてキョトンとしてたよな。
田中:営業の人なんて、なんのことか、まったく意味がわからないって顔をしてたし。
田中永真(以下、永真):それって、つきつめると、たった1回のラジオの放送で、「私は、とんでもないボケをしてしまいました」って、謝罪してるってことですよね?
竹内一希(以下、竹内):不条理。
まんじゅう大帝国
左 竹内一希
たけうち・かずき●1994年東京都生まれ。関東落研連合12代目総長を歴任し、第7回てんしき杯学生落語トーナメントで準優勝。ボケ担当。
右 田中永真
たなか・えいま●1993年北海道生まれ。関東落研連合11代目副総長を務め、第5回てんしき杯学生落語トーナメントで優勝。ツッコミ担当。
田中:社内の全部署に謝ったよ(笑)。
太田:かわいそうなのは、ディレクターも飛ばされちゃったし。
大島育宙(以下、大島):知りませんでした。そこまで大変なことになっていたとは……。
XXCLUB
左 大島育宙
おおしま・やすおき●1992年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。映画やドラマを見まくり解説、考察を行う動画『コンテンツ全部見東大生』をYouTubeで配信している。
右 早乙女零
さおとめ・れい●1994年広島県生まれ。明治大学文学部卒業。2021年7月10日放送の『XXCLUBのオールナイトニッポン0(ZERO)』で大谷小判♀から早乙女零に改名。
田中:でも、これは業界内の話であって、今で言う炎上はしてないんだよ。
──なるほど。炎上とは社会を巻き込んだもので、「オールナイト事件」は業界内の内々の話だったと。
太田:業界とか芸人内では相当話題になってたけど、一般社会、世間はこんなこと知らないよ。
──その後、たけしさんの『オールナイトニッポン』の最終回で、またボタンのかけ違いが起きたと聞いてます。
太田:そうなんだよ(笑)。
田中:あの「オールナイト事件」の後も、俺たちはニッポン放送で帯の番組を夕方から夜にかけてやってたのね。
太田:そんで、たけしさんの『オールナイトニッポン』の最終回があって、俺たちも生放送があったのよ。
田中:それが終わってスタジオを出て、エレベーターに乗ったわけ。
太田:当時のニッポン放送って、入り口が1つしかないから。たけしさんも、そこから楽屋に入るしかないの。俺たちも、そこから帰るしかないの。この日、たけしさんを労って、ニッポン放送が、入り口に赤絨毯を敷いてたんだ。
田中:エレベーターホールから、玄関口までレッドカーペット。もちろん、普段は、そんなものないよ。たけしさんの『オールナイトニッポン』の最終回だから、そのために赤絨毯を敷いてある。
太田:番組が終わって、エレベーターを降りたらいつもと違うんだよ、風景が。目の前にレッドカーペットが敷いてある。エッと思ったし、その両脇にたけし軍団が怖い顔して並んでるし。よくわかんない。
田中:でもしょうがない。そこからしか帰れないから。
太田:後々聞いたら、たけしさんが最初に歩くはずだったレッドカーペットを俺たちが歩く羽目になって。ダンカンさんがすごい形相で睨んでて。こっちとしては、そんなつもりもないんだけどなーって。
田中驚愕!若手芸人は太田光に撃たれたい?
──たけしさんファンの爆笑問題は、『オールナイトニッポン』に思い入れがあると思います。実際、何度か『オールナイトニッポン』のテスト放送もされていました。それがTBSラジオで深夜放送をされたのはなぜでしょう。
太田:まさにその通りで、ニッポン放送でラジオの話もあって、『オールナイト』もやったんだけど。最初にオファーがあったのがTBSラジオだったんだよ。俺たちにしてみれば、深夜帯のラジオがやりたかったし。ありがたいオファーで、それが今に続いてるってことだよね。
──くだらない質問になりますが、楽屋のスナイパーと称される太田さん、2021年に仕留めた一番の大物は誰でしょう。
太田:(しばし悩む)この間、加藤茶さんと一緒になって。お年を召した方は撃てなかった。黒柳徹子さんも。だって、ショックで倒れられたら困るし。
田中:もし万が一、それで死んだら。実弾と変わらない(笑)。
大島:逆に若手は太田さんに撃たれるのを楽しみにしていますよ。「先日、太田さんと共演させてもらって、楽屋で撃ってもらいました」って、そんな話を嬉しそうにされます。みんな太田さんに撃たれたがってます。
田中:なんじゃそれ。
太田:「ツギクル芸人グランプリ」で優勝した「金の国」が『日曜サンデー』にゲストで来たんだよ。あいつら、オレに撃たれるのを想定して、色々と仕込んでいたみたいなんだけど、生放送のスタジオでは、さすがのオレだって撃たないよ。撃つのは楽屋だから。で、放送が終わってから「金の国」が、「銃撃に備えて用意してたのにー」って、血のりとか見せられて。知らねーよ。
田中:そもそも空砲だけどな。ラジオの本番で、モデルガンを乱射したら出入り禁止です(笑)。
大谷小判はタイタンの出世魚になれるのか?
太田:そんな話はどうでもいいよ。XXCLUBのデブは名前を変えたいんだろ。
竹内:もはや名前がなく、デブ……。
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