広島の放送局、RCC中国放送の田村友里アナウンサーが話題です。11月3日に放送された『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(CBC・TBS系)では「第2回ダレなんサー大賞」と題して、全国各地のアナウンサーが生中継で地元の秋の魅力をリポートする企画が行われました。田村アナは収穫期を迎えた大根を紹介して大賞を獲得。田村アナは顔を白く塗り、全身白タイツに頭の部分を緑色に染めた大根の衣装で登場。畑を歩き回って大根を引き抜いたかと思えば生でかぶりついたり、アツアツおでんの大根を食べたりしながらスタジオの出演者を大いに沸かせました。そんな田村アナの人となりに迫りました。
取材・文/やきそばかおる
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恋愛経験がなさ過ぎて「(コロナ禍が明けたら)すぐコンパに行ってきて」
――『ゴゴスマ』の中継はインパクトがすごくてネットニュースにもなりましたね。
自分にとって反省点はありましたが、ほかの放送局には絶対に負けたくなかったです(笑)。秋からは『THE TIME,』の生中継も担当していて、観た人に「RCCって、すごいね!」と言われたくて、その一心でやっています。ただし、単にふざけて終わるだけでは“イタイ”雰囲気になってしまうので、大根の格好で大真面目にやることを追求しました。
――当日は『ゴゴスマ』の直後に放送されているRCCの番組『イマナマ!』にも引き続き出演しましたが、その時はメイクを落として何もなかったように登場して視聴者を驚かせたんですよね。
『ゴゴスマ』で観ていただいた後なので、メイクを落として別人として登場したほうがギャップがあって面白いんじゃないかと思って10分間で着替えました(笑)。『イマナマ!』では、普段は「花よりガッツ」というコーナーをさせてもらっていて、広島のさまざまな街を訪れて魅力的な人やものを紹介しています。街で出会った方には「田村さん」ではなくて「ガッツだ!」と話しかけられるほうが多いです。
田村アナウンサーはラジオでも大いに活躍しています。中学・高校生に向けた番組『ヨルノバ』(毎週月曜 午後9・00〜11・20)は2020年4月にスタート。中高生の“夜の居場所”だから「ヨルノバ」。街頭インタビューを行ったり、リスナーの悩みに応えたり、話題の人やもの、音楽を紹介したりとバラエティ豊か。パートナーは世紀末(漫画家/イラストレーター)※第1週出演、ムカイダー・メイ(シンガーソングライター)※第1・3週出演、KAYLLY(ダンサー/トラックメイカー/TikToker)※第2・4週出演。
――『ヨルノバ』でも楽しそうに話していますよね。
私の生きがいとなっています(笑)。街頭インタビューで中学生や高校生と話してる時間が本当に楽しくて「なんて、可愛いんだろう」と思うので、その楽しさが皆さんに伝わったらいいなと思います。まだ10代の皆さんとそんなに年齢が離れているわけではないので、お姉ちゃんの感覚で話しています。ただ、本来は学校を訪問して収録する企画を考えていたんですけど、コロナ禍で番組が始まったため一度もできていないのが残念です。学校に行けたら番組のことも広められますからね。街頭インタビューでラジオを聴いていないという学生さんにradikoを勧めると、そのあとで番組を聴いてメッセージを送ってくれることがあります。「やった! リスナーが増えた!」と喜んでいます。
――寄せられた恋愛相談について、パートナーとしゃべっている雰囲気がすごくいいですね。
完全にお友達と家で話しているような感覚です。ただ、恋愛相談に答えるときの実体験が少なすぎて、私が恋愛をほとんどしてこなかったことを後悔しています。話に出てくる登場人物も同じ人ばかりなので、ディレクターに「(コロナ禍が明けたら)すぐコンパに行ってきて」と言われるほどです(笑)。
――最近の中高校生の恋愛事情はいかがですか?
インスタから始まる恋がすごく多いです。以前だったら同じクラスとか同じ部活の人と付き合うのが主流だったと思いますが、今はインスタを見て別の学年の人にDMを送って付き合うケースもすごく多いです。私が高校生だった頃もインスタグラムはありましたけど、DMを送って恋が始まるということはありませんでした。出会いの幅が広がっているのを感じます。
――LINEで告白するケースも多いんですよね。
そうなんです。やっぱり、直接言ってほしいですよね。そういう意味では私の考え方は古いのかもしれません(笑)。それにLINEだと考える間を与えてしまうじゃないですか。直接言った方が成功率は高いと思うけど、奥手な男の子が増えているのかもしれませんね。
これからも中継を大事にしたい
さらに10月には『たむランド〜夜の図書室〜』(毎週土曜 午後9・45〜10・00)も始まりました。大人の恋愛小説を解説しつつ、朗読する15分間の番組です。
――本を紹介する番組はほかにもありますが、テーマを絞ったところが面白いですね。
私はテレビでは賑やかなイメージが強いから、大人の恋愛小説に絞って朗読をしたらギャップを見せられると思いました。今は時間さえあれば読書をしています。
――15分に収めるのは大変そうですね。
母校の明治大学の先生に本の楽しみ方を教えていただきながら台本に落とします。BGMも自分で決めるから、意外と労力を使うんですよ。ただ、私は趣味がなくて仕事が大好きで上司に「もっと仕事がしたいです」と言い続けているくらいなので、この番組ができることがありがたいです。
――いいですね! そもそも、田村さんがアナウンサーになりたいと思ったきっかけは?
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