血しぶき舞う強烈な韓国映画『オオカミ狩り』主演ソ・イングクに直撃インタビュー!「台本が新鮮で、この悪役そのものに魅力を感じた」【テレビブロス5月号チャレンジ特集号】

韓国のスター俳優、ソ・イングクさんが雑誌『TV Bros.2023年5月号』に初登場! 韓国映画史上最も強烈なバイオレンス・サバイバル・アクション映画『オオカミ狩り』のお話から、今後、歌や芝居、そしてプライベートで“チャレンジしたいこと”までインタビューしました! そして「TV Bros.WEB」でも、とっておきの撮り下ろし写真と直撃インタビュー&最新作の写真を収めた最新記事をお届けします!!!

 

構成・取材・文/かわむらあみり 撮影/Kim TaeKoo
© LADSTUDIO KIMTAEKOO

【発売情報】4/3発売!TV Bros.5月号で鈴鹿央士とともにみんなもチャレンジ!

 

全身タトゥーで16キロ増量し肉体改造にもチャレンジ

――船上での死闘を描く“ジャンル映画のマスター”キム・ホンソン監督による映画『オオカミ狩り』は、各国のジャンル映画祭を席巻中ですが、ソ・イングクさんは今作のために16キロ増量し、全身にタトゥーのある犯罪者「パク・ジョンドゥ」を演じました。初の悪役を引き受けた理由はなんですか?

 

まず台本を読んで「このあとどんな展開が待っているんだろう?」と、どんな状況になるのかまったく想像ができないストーリーで、とても面白いと思ったんです。通常は「この人物が出てきたら、こういう困難を乗り越えて、ここではこういう展開になるだろう」と予測できることも多いですが、この作品は誰が現れてどんな方向に流れていくのかまったく読めなかったことがとても新鮮でしたね。

ジョンドゥというキャラクターは「このストーリーでこの流れでこんなふうに出演するんだ」という意外性もあり、ジョンドゥという悪役そのものに魅力を感じたことが大きな出演理由になりました。

 

――ジョンドゥは極悪人ながらカリスマ性も備えているけれど共感し難い役です。演じるうえで意識した点、監督と役作りでお話しされた点はいかがでしょうか。

 

監督とは、外見から感情表現におけるディテールまで、たくさん話し合いました。監督は「痩せている感じにしたい」とおっしゃったんですが、僕は“危険な人物”だと表現したくて、バルクアップしたいと提案し、外見を作っていって。ジョンドゥは一般的な常識では理解し難い人。だから共感は必要ないと思い“あくまでもひとつのキャラクター”として演じることにしました。 ジョンドゥが「ここで人を殺したかったんだな」という理解の仕方で表現をして、演技をしていましたね。

――実は待望の悪役だったそうですね。

 

悪役は現実ではなかなか感じられない感情を持っていて、実際には経験できないことなので、以前からやってみたいと思っていました。ジョンドゥは悪役の中でも、とくに意味もなく人を破壊する役だったので、非常に妙な役だな、変わっている役だなと感じていて。そんなジョンドゥを演じる機会を逃したら、二度とこういうキャラクターには出会えないだろうと出演を決めました。

 

 

大変な現場でも共演者との交流で楽しく撮影できた

 

――今作は世代の近い方から先輩まで、たくさんのキャストが出演していますが、撮影を通して、俳優としての新たな学びはありましたか。

 

今回の撮影現場は、本当に大変でした。観ている方にとっては3分や5分、10分というシーンでも、体中に血を塗ったまま1日中待って準備をして撮影に臨まなければいけなかったんです。でも、共演したみなさんは辛い姿を一切見せずに、本当に楽しそうに現場で過ごしていたんですね。先輩が後輩の面倒を見るという光景も目にすることができて、現場での過ごし方を学ぶことができました。さらに、現場で監督がするディレクションに沿って、俳優のみなさんが瞬発力を発揮して動く様子もすごくて、その点でも学ぶことができました。

 

――今作には日本ドラマの韓国版『空から降る一億の星』(2018年)で共演したチョン・ソミンさんが今回敵役で、チャン・ドンユンさんは犯罪者役で出演しています。おふたりの印象は?

 

チョン・ソミンさんは一度共演していたので、再共演できてとても嬉しかったです。今回初めて同じ作品に出演したチャン・ドンユンさんは、劇中で「イ・ドイル」という寡黙なキャラクターですが、実際の彼はとても活発で、お話も面白くて愉快な性格。だから、そのギャップが魅力的です。おふたりのおかげで楽しく撮影できました。

 

――もし今作に出てくる“怪人”のように、驚異的な能力を得られるとしたらどんなパワーが欲しいですか?

 

この世界を渡り歩ける、自由に往来できる能力ですね……言いながら、ちょっと恥ずかしいですが(笑)。

 

――完成した映画をご覧になって、あらためてどのように感じましたか?

 

僕も観ている方と同じように、キャラクターの残虐性やストーリーに非常に衝撃を受けました。当初台本を見て感じたように、次の展開が予想できない作品になっていたので、とても満ち足りて胸がいっぱいになりましたね。

  

――雑誌の「TV Bros.」では“チャレンジ”がテーマになるのですが、ソ・イングクさんがお芝居やプライベートでチャレンジしたいことはなんですか?

 

☆続きは「TV Bros. 2023年5月号 チャレンジ特集号」をぜひご覧ください!

【information】

映画『オオカミ狩り』
4月7日(金)新宿バルト9ほか全国公開

監督・脚本: キム・ホンソン
出演:ソ・イングク、チャン・ドンユン、ソン・ドンイル、パク・ホサン、チョン・ソミン、コ・チャンソク、チャン・ヨンナム、チェ・グィファ
2022|韓国|121分|シネスコ|5.1ch|原題:늑대사냥|英題:Project Wolf Hunting
字幕翻訳:石井絹香|配給:クロックワークス|R15+
ⓒ 2022 THE CONTENTS ON & CONTENTS G & CHEUM FILM CO.,LTD. All Rights Reserved.

極悪犯罪者 VS 警察 VS 怪人
生死をかけた海上監獄バトルロイヤルがいま、始まる。
フィリピンに逃亡した第一級殺人犯のパク・ジョンドゥ(ソ・イングク)ら極悪犯罪者たちと護送官の刑事を乗せた貨物船“フロンティア・タイタン号”。太平洋のど真ん中に浮かぶ監獄は、犯罪者たちの反乱により血で海を染める。そして“怪人”が目覚めたとき船上は地獄と化す。果たして、生き残るのは誰なのか!? 第47回トロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門に正式出品のほか、第55回スペイン・シッチェス国際ファンタスティック映画祭コンペティション部門で審査委員特別賞・特殊効果賞を受賞するなど、各国のジャンル映画祭を席巻した衝撃作!

 

(PROFILE)

ソ・イングク
1987年10月23日、韓国生まれ。180cm。歌手、俳優。
小さい頃から歌うことが好きで、2009年、韓国最大の音楽オーディション番組Mnet『SUPER STAR K』シーズン1に出演し、72万人の中から初代グランプリに輝き、歌手デビューを果たす(2013年には日本でも歌手デビュー)。

2012年、ドラマ『ラブレイン』で俳優デビュー。同年、ドラマ『応答せよ1997』で主役に抜擢され、以降はコンスタントに作品に出演。近年では、Netflixで配信中の『美男堂の事件手帳』(2022年)も話題を呼んだ。今後、パク・ソダムとの共演作『もうすぐ死にます』の出演も予定されている。

ソ・イングク JAPAN OFFICIAL FANCLUB

https://seoingukfc.jp/
ソ・イングク Instagram
https://www.instagram.com/seo_cccc/

【プレゼント情報】

ソ・イングクさん主演映画『オオカミ狩り』のポスターを抽選で3名様にプレゼント!

ご希望の方は pipipi@tokyonews.co.jp 宛に、件名に「オオカミ狩りプレゼント」、
本文に「①郵便番号・住所 ②氏名 ③年齢 ④TV Bros.WEB 有料会員登録時のメールアドレス ⑤取り上げてほしい番組・映画・本などの作品やタレント名」を明記の上、ご応募ください。当選者の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。 ご応募締め切りは2023年5月14日17時まで。

【TV Bros.商品情報】

「TV Bros. 2023年5月号チャレンジ特集号」
●発売日:2023年4月3日(月) ※一部、発売日が異なる地域がございます
●定価:1,200円
●発行:東京ニュース通信社

投稿者プロフィール

TV Bros.編集部
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