『鶴嶋乃愛 1stフォトエッセイ 微睡む花の様に』発売記念インタビュー「日常生活のすべてがアイデアのきっかけになっています」

モデル・女優・ファッションブランドプロデューサーなど多岐にわたり活躍する鶴嶋乃愛が、TV Bros.WEBで2年以上にわたって書き綴ってきたエッセイ連載が1冊の本となって2月28日(水)に発売。 貴重なアザーカットとともに、初のフォトエッセイが発売となる心境や、執筆の裏話をお届けします。

取材&文/左藤豊
撮影/伊藤元気(symphonic)、久野美怜(SIGNO)

【商品情報】
『鶴嶋乃愛 1stフォトエッセイ 微睡む花の様に』
発売日:2024年2月28日(水)
※店頭での発売日は一部地域により異なります。
定価:2,500円(税込)
発行:東京ニュース通信社

全国の書店、ネット書店(Amazonほか)にてご購入いただけます。

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※ 直筆サイン入りフォトエッセイのお渡しは発売日以降となる可能性がございます。
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ハードカバー仕様の豪華版も発売決定!


『鶴嶋乃愛 1stフォトエッセイ 微睡む花の様に 豪華版』
発売日:2024年3月1日(金)
価格:3,850円(税込)
※豪華版と通常版で発売日と売価が異なります。ご注意ください。

詳細はこちらから

――2021年7月から2023年12月まで連載された鶴嶋さんのエッセイ『微睡む花の様に』。毎回、文章はどのように生み出されていったのですか?

私の中で“フィーバータイム”があるんです。日常の中でふとすごくいい文章が降りてくる時があって、「あっ、来た来た!」みたいな(笑)。そこで即座に言葉をスマートフォンにメモして、家に帰って清書するという流れです。いつ何がきっかけで“フィーバータイム”が訪れるかわからないので、常にアンテナは張っていましたね。

――“フィーバータイム”によって生まれた言葉や詩というと?

『祈りはミモザ』(第8回・2022年3月)でしょうか。「ふと見上げた空が」という一節が書けたのは、実際にふと見上げたときに素敵な空と出会えたから。あとこの時期、ミモザという花に興味があったんです。私が観ていた舞台にミモザの曲があって、そこからインスピレーションを受けて言葉が降ってきました。だから、日常生活のすべてがアイデアのきっかけになっています。

――28編のエッセーの中で、特に思い入れが強いものを挙げるなら?

『心は宇宙』(第5回・2021年12月)は、書き上げた時に「これはすごく好きだな」と感じました。タイトルも含めて、思い入れが強いです。これは確か夜中に書いたんですよね。考えていることや感じることって生きている間は無限だから「心は宇宙だな」って思ったのをきっかけに書き上げた記憶があります。あと『太陽のうつむき』(第12回・2022年7月)も好き。私は空を見上げるのが好きで、天体にも興味があって。なので空や星や月が題材になることは多いです。ふと見上げた空がきれいだと特別な感情がこみ上げてくるというか。お気に入りの空に出会えた日は勇気がもらえます。

――『太陽のうつむき』は沈む夕日が題材になっていますよね。

はい。夕焼けって切なくてはかなくて、でもその一瞬の輝きがすごく素敵。ピンクだったり濃いオレンジだったり日によってさまざまですし、そのはかなさがどこか人間にも似ている気がしてシンパシーも感じます。

――また、エッセイの中にはご自身の生き方や美学について思いを巡らせるものも多かったように思います。

私は、自分の中にある理想の鶴嶋乃愛像に近付くために「人生とは」「自分とは」といった自己対話をずっと続けていて。自分を問いただす感覚で文章を書いていました。また、誰かから言われた言葉に対して自分はどう思ったのか、自己理解を深めるために書くことも多かったです。

――さて、鶴嶋さんは俳優やモデルとして表現をすることも多いと思いますが、それらと比べて文章で表現することの魅力や面白さはどこにあると思いますか?

例えば映像演技だと、「こちらの方向から撮られているから、それを踏まえて演じる」とか、ある程度制約があるんです。その点、文章や言葉って一番自由な表現方法だなと思っていて。それこそ幼い子どもでも、漢字は読めなくても言葉は絶対に毎日しゃべるじゃないですか。だから何歳でも通じ合えるし、何歳でもいろんな表現ができる。そんなところが魅力ですね。日本語の美しさも好きです。

――自由だからこそ、難しさもある気がするのですが、いかがでしょう?

確かにそうですね。納得がいかないものは書きたくないので、1本書くのに2週間掛かったこともあるし、最後の1文だけが決まらなくて悩んだこともあります。言葉が降りてくればすごいスピードで筆が進むのですが…。早いときは30分で1本書けてしまったこともありました。でも、そんなところも書くことの面白さだと思います。

――エッセイ連載開始から2年半以上が経ちました。この期間、鶴嶋さんの中で何か変化はありましたか?

「気高く美しく、鶴嶋乃愛として命尽きるまで生きていきたい」という自分の軸は昔も今も変わっていません。ただここ最近、趣味や興味のあることがどんどん増えているんです。なので木で例えるなら、幹の部分は変わっていないけど新しい果実が実っている、といった感覚でしょうか。興味があるものに出会えるって簡単ではないし、貴重な体験だと思うので、うれしいですね。

――例えばどういったものに興味を持ち始めましたか?

ここ2年だと、宝塚や乗馬、バレエとか。あと芸術的なものにも興味があり、油絵や水彩画もやっています。趣味から学ぶことってすごく多くて、文学やファッションなどもすべて自分のお芝居につながっている感覚があります。ただ、いろんなことに興味があり過ぎるせいであちこち手を出してしまって、きちんと深められていないものもあるので、それぞれにしっかり向き合いたいという気持ちもあって。

――なるほど。浅く広くではなく、一つ一つをしっかり深めていきたいわけですね。

はい。私は最近、「自分の思っている100倍は努力しないと相手には伝わらない」と感じていて。例えば文章のお仕事も、コアなファンの方なら知ってくださっているかもしれないけど、より多くの方たちに届けるためにはもっと努力が必要だと感じているので、どんどん深めていけたらなと思っています。


鶴嶋乃愛(つるしま・のあ)●2001年5月24日生まれ、高知県出身。2019年に「仮面ライダーゼロワン」のヒロイン・イズ役でドラマデビュー。2021年からはファッションブランド「Romansual(ロマンシュアル)」のプロデューサーとしても活躍。主な出演作に、映画「僕らはみーんな生きている」(2022年)、ドラマ「あなたは私におとされたい」(2023年MBSほか)など。

投稿者プロフィール

TV Bros.編集部
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