押井守のサブぃカルチャー70年「YouTubeの巻 その32」 【2023年6月号 押井守 連載第67回】

『押井守のサブぃカルチャー70年「YouTubeの巻」』もそろそろゴールが見えてきました。最後に押井さんが紹介してくださるチャンネルは、ウォーシミュレーションゲームの達人という『アイザックZ – IsaacZ』! なのですが、今回はその前段階、イントロダクションになっております。ウォーシミュレーションゲームとは何なのか? 語っていただきましょう!

取材・文/渡辺麻紀
撮影/ツダヒロキ

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押井監督自身の体験と思索の日々に裏付けされた、刺激的でユーモラスなアドバイスに価値観を揺さぶられること間違いなし。

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著者 押井守
構成・文 渡辺麻紀
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ウォーシミュレーションゲームは、軍事マニアの御用達ジャンル。基本的知識がないと、ゲームを始めることすら無理。

――押井さん、ついにこの連載もゴールが近づいてきました! 最後に紹介してくださるのはウォーシミュレーションゲームですね。押井さんが大好きそうなゲームなのに、それほどポピュラーじゃないそうですね。

そうです。なぜならハードルがかなり高いから。戦争ものとなると、FPS(ファースト・パーソン・シューター)等のアクションゲームが主流で、シミュレーションとなるとガクンと少なくなる。プレイする人の戦争に関する知識がどれだけあるかが大きな問題になるからです。

ウォーシミュレーションゲームというのはボードゲームから出発している。最初はサイコロを振って遊んでいた。だから歴史は結構古いの。

――もしかして『軍艦ゲーム』みたいな?

あれは“戦術”レベル。こちらは“戦略”レベルまで選べる。つまり、その国の生産力や政治形態、国内の反対勢力とかの要素も入ってくる。そういうことも予想しながら戦争に勝利するまでをプレイするんです。一応、ゴールはあるんだけど、10年、20年のレベルで戦争をシミュレートするんです。

――そ、それは長いですね。

だからマイナーなゲームだって言ってるじゃないの! ゲームのオリジナルは軍隊が実際にやっている机上演習だし、かなりツウなゲームなの。そもそも基礎知識がないと遊べない。

 ――机上演習って、戦争映画でよく観る、大きな地図の上に戦車等のモデルを並べてスティックで動かしているアレですか? 

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