【2023年 4月号 大森靖子 連載】『大森靖子の超一方的完全勝利』

 自分の少女性と作品性の真の価値を保つために、「おじさんになる」という守り方を選んできてしまった。この社会で女を使わずに馴れ合わずに実力で勝ち抜く、最速の手段、それはおじさんになることだった。世の中からの見え方、メンヘラだからとか、頭がおかしいからとか、天才だから、自己顕示欲が爆発してそう、そういう要素を差し抜くときっと見えてくるだろう、私の真のやり口、「おじ」。

 おじになろう、と思ったことなど当たり前にない。好きでおじになる人などいるだろうか?

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