「推し」がいない人生ってつまらない?【2022年6月光浦靖子連載「傷なめクラブ」】

みつうら・やすこ●エッセイ集「50歳になりまして」、手芸作品集「私が作って私がときめく自家発電ブローチ集」ともに文藝春秋より発売中です。
近況:バンクーバーは6月になったのにまだ寒いです。ダウンが必要な日があります。珍しいそうです。カラスは子作りの時期らしく、朝の5時からガアガアガアガア、うるさくて眠れません。こちらのカラスはアヒルのようにガアガア鳴きます。

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人生で「推し」がいたことがありません。推しにハマっている人を見ると、みんな人生が充実してそうだし、楽しそうに見えて羨ましい気持ちになります。しかし、私は熱しやすく冷めやすい性格で、かっこいい芸能人や、人気の芸人さんを見ても、「かっこいいな」「おもしろいな」で終わってしまい、その先まで辿り着けません。どうすれば「推し」ができると思いますか?(ばんばん・32歳・フリーター・女)

 

<お答え>

「推し」を推してる人ってのは心が広いですね。みんなのものになって嬉しいと思うのは、もう家族愛ですもんね。

 

 

「推し」とはネットで調べたところによると「人に勧めたいほど好きな人、物」だそうですね。

となると・・私には「推し」はいないかもしれません。ミュージシャン、俳優、芸人、作家、格闘家、いろんな人のファンではありますが「推し」はいないです。そりゃ聞かれりゃ薦めますが、人に薦めたいという感情はあんまりないかも、です。自分のペースで楽しみたいし、もしもその人が超売れっ子になって会場がでっかくなったら、豆粒の大きさの人物なんか目の悪い私には見えるわけなく、結局オーロラビジョンを見ることになって、ああ、売れてなかったころの小さな会場の時の方が興奮度が違うよな、なんて正直思ったりします。「推し」を推してる人ってのは心が広いですね。みんなのものになって嬉しいと思うのは、もう家族愛ですもんね。私の場合はまだまだ片想い止まりです。

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