オリンピックの興奮&パラリンピックに出場する先輩【藤田菜七子 2021年8月号 連載】

 今年の夏は、テレビに釘付け。時間の許すかぎり、ず〜〜〜〜〜っと、オリンピックを楽しんでいました。

 柔道、空手、レスリング、野球、サッカー、ソフトボール、卓球、バレーボール、バスケットボール…。13歳で金メダルを獲ったスケートボードの西矢椛選手のテクニックと勝負度胸に驚き、テレビの前で「すごい!」を連発。土、日も、レースの合間に、ジョッキーの輪に加わり、中学3年生の玉井陸斗選手が7位入賞した高飛び込みを見ていました。

 先輩たちの一番人気はゴルフ。私が夢中になった競技は2つあって、ひとつはフェンシングです。といっても、開幕前から注目していたわけではありません。それどころか、最初はルールもわからず、なんとなく見ていたのですが、ルールがわかってくると、どんどん楽しく、面白くなってきて。男子のエペ決勝で、日本チームが金メダルを決めた瞬間は、思わず、「よしっ!」と叫びながら、コブシを握り締めていました。

 もうひとつは…馬術です。巧みな飛越と軽やかなステップ。ダイナミックさと繊細さ。種目によって求められるものは微妙に違いますが、馬とひとつになるというのは同じです。メダルにはあと一歩届きませんでしたが、福島大輔選手が障害飛越で6位入賞。戸本一真選手が総合馬術で4位入賞。「あと、ちょっとだったのに…」。悔しさはもちろんありますが、89年ぶりの快挙は、メダルと同じくらい価値があります。

 東京2020に出場されたすべての選手へ。

 たくさんの感動、ありがとうございました&本当にお疲れ様でした!

 

 そして、オリンピック閉幕の翌日、8月9日は、24回目のBirthday…「カレンダー撮影」です。

1年目は、すごく…いや、ものすごく、全身が固まって棒のようになり、顔はひきつりっぱなしでしたが、おかげさまで撮影にもだいぶ慣れてきました(と思っているのは私だけかもしれませんが)。

「ちょっと動いてみて」「そこで振り返って」「笑顔で」。カメラマンさんのリクエストにも、きちんと応えられたような気がします。みなさん、出来上がりを楽しみにしていてください!!

 

 昨年の誕生日は、運良く競馬開催の日に当たっていて、2つの勝利を挙げることができました。今年も…。勝ちたいと思う気持ちは、どのレースも一緒です。でも、いつも以上に勝ちたいと思う気持ちが、ちょっとだけ強かったような気がします。

 24歳で迎えた日曜新潟の最終12レース。3歳以上1勝クラスの芝1200m戦。パートナーのフミロアとコンビを組むのは、前走に続いてこれが2度目です。

 スタートダッシュを決め、先頭でコーナーへ。このクラスでも通用するスピードがあるのはわかっていました。右回りより左回りのコースの方が合っているのも確認済みです。

 勝負は最後の直線へ。

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