連載第1回はこちら
流行語大賞をノベライズする
今回は「もしコロナがなかったら……」という設定で、2020年の流行語大賞を妄想しました。もはやノベライズでもなんでもないですが(汗)、ノミネートされた候補は以下の通りです!
●鬼滅の刃
昨年のアニメ放送がきっかけで人気に火がついた『鬼滅の刃』は、今年になって国民的大ヒットとなった。特に10月に公開された映画版は、日本の興行収入歴代1位である『千と千尋の神隠し』を越す勢いで、このブームはしばらく止みそうにない。
●顔芸 恩返し
2013年「倍返し」で流行語大賞を獲った『半沢直樹』。今年放送されたパート2も世間の話題をさらい、「倍返し」につづくキメ台詞「恩返し」が見事ノミネート。出演者による渾身の顔芸も話題に。
●時を戻そう
昨年の『M-1グランプリ』で最終決戦に残ったぺこぱのギャグ。また、ぺこぱ、霜降り明星、3時のヒロインを含む若手芸人「お笑い第七世代」も世間に浸透し、笑いの世界に新風を吹き込んだ。
●100日後
ネットで連載された四コママンガ『100日後に死ぬワニ』がツイッターを中心に話題に。毎回書かれる「死ぬまで○日」というカウントダウンが注目を集め、高齢者のみならず多くの若者が余命について考えるきっかけを与えた。
●多目的
アンジャッシュ渡部が不倫行為に使ったとされる多目的トイレ。本来の目的とはかけ離れた行為に批難が集中した。ただし目的にしばられない発想は大切であり、多目的自体に罪はないという意味不明な声もあがった。
●ダイヤ気持ちいい
今年開催された東京オリンピックで見事金メダルを獲得した瀬戸大也選手が叫んだひと言。ダイヤは「とても」を意味し、北島康介選手の「チョー気持ちいい」へのオマージュとされる。またこの言葉がきっかけで、ダイアモンド☆ユカイ氏が再ブレイクを果たした。(※正式には☆は六芒星)
●どう(銅)でもいいです
東京オリンピックで金メダル確実とされたレスリング選手が、惜しくも3位となった際につぶやいた言葉。偶然ダジャレになったことが注目を集めた。その後、同選手はバラエティ番組に数多く出演。独特なキャラクターで人気者になった。