映るものすべてがずーっと怖い『呪怨:呪いの家』【大根仁 2020年7月号 連載】

オレは興行成績で映画を語るのは好きではないが、1998年に公開された『踊る大捜査線THE MOVIE』は、80〜90年代の邦画どん底時代と、洋高邦低だった日本の映画興行をひっくり返すキッカケとなったエポックな作品だと思っている。

『踊る〜』の成功は、テレビドラマの人気がベースにあったことは言うまでもないが、その頃の邦画にほとんどなかった“デートムービー”として使えたことも大きい。実際、『踊る〜』を観た渋谷のオールナイト上映回は90%がカップル客だったし、オレも当時付き合っていた彼女と行った。現在の邦画優位や、アニメ映画をカップルで観ることが当たり前の状況からは考えにくいかもしれないが、かつては映画デートといえば洋画だったのだ。

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