黒羽麻璃央「翔ぶ瞬間」vol.2楽天地スパ

なぜ人はサウナに魅せられるのか…。俳優としてドラマや舞台で活躍する黒羽麻璃央が、その答えを探る連載。二回目の今回は数多くの人気施設がある東京・錦糸町でも愛好家たちがリピートする名門施設「天然温泉 楽天地スパ」を訪問。駅を降りてすぐ目に入ってくるランドマーク、その名も楽天地ビルの9階にある同施設。サウナ―紳士が集う、まさしく“天空のスパ”で、英気を養う姿に密着しました。

撮影/カノウリョウマ

完全に“一人”になれる時間

――サウナ室や水風呂では何か考えたりしますか? それとも“無”になるんでしょうか?

両方、ですね。サウナって、特に最近は(“黙浴”なので)皆さんしゃべらないじゃないですか。だから結構集中できる空間ですよね。ある意味、本当に“一人”になれる。だから舞台の稽古中や本番の最中などは頭の整理をしたりその日の気付きみたいなものを振り返ることもあるし、逆に何も考えないですべてをリセットする、みたいなこともできるんです。特にサウナ室の中では。ちなみに今日は「あと3日で今度の舞台のセリフを完璧にしよう」って考えてました(笑)。「いま8割~9割くらいは入ってるけど、あそこの部分が…。今日、家に帰ったら確認しておこう」みたいな感じで。

――なるほど。テレビとかがあるサウナ室でも気は散らない?

テレビが点いていたら、もちろん目では見てるんですけど、いつの間にか熱さでボーッとなりながらそういうことを考えていたりすることが多いです。ただ、野球中継とかは見入っちゃいますね。特に楽天イーグルスの試合とかをやってたら(笑)。攻撃はもちろん見ちゃうし、守備も気になる。ついサウナ室を出るタイミングを見失っちゃうっていう(笑)。

――(笑)。すごくいい時間の過ごし方ですね、それって。

そう思います。サウナに入ることで、頭の中を整理することができて仕事面もはかどる…効率がよくなったという面があるし、本当にすっきりリセットすることもできるし。もちろん肉体的な疲労もとれますしね。疲労という意味では、公演で地方に行ったときなどは本当にサウナがあって良かったなって思います。自分の家ではなくホテルだとどうしても疲れがとり切れないですからね。地方だといろいろ構造が面白かったりするところもありますし。大阪の「ニュージャパン梅田店」さんなどは、入っていきなりサウナ室があったり、大きなプールとその向かいにプールバーみたいなスペースがあったり。露天っぽいフロアも含めてサウナ室や水風呂がたくさんあるだけでなく、スチームサウナの中に水風呂があったり、すごく楽しいしめちゃくちゃくつろげるんですよね。また行きたいなぁ…。

――今日の「楽天地スパ」さんはいかがですか?

しっかり温まれるサウナ室と、しっかり冷やせる水風呂が好きなんで、最高ですね。ここのサウナ室は湿度がしっかりあって、温度的には熱すぎないのにしっかり体に熱が入ってくるし(この日は95~98℃くらい)、水風呂も今の季節にちょうどいい温度(この日は14℃くらい)で。お湯の浴槽も2種類(天然温泉と炭酸泉)あって。血の巡りがすごく良くなったかなって。

――広くて動線も良くて…。

そうですよね。それで、水風呂から出たあとの休憩も外を一望しながらっていう。眼下に街が見えて、「あの人たち、ひょっとして残業中なのかな?」とか思いながらととのってるって、少し申し訳ないですけど、ちょっとリッチな気分にもなったりして…。気持ち良かったです、はい(笑)。きっと昼間や夕方の空や街もキレイなんだろうなって。

安らぎは“浴室”だけじゃない

――今日も目がバッキバキになってます(笑)。

ホントですか? でも、このあと、ご飯食べたら眠くなるんですよ(笑)。そういう意味でもゆったりした休憩スペースがあると、ずっと居ちゃいそうな気がします(笑)。で、ここにはリクライニングもフラットなタイプなシートもあって、ハンモックもある。どれも魅力があり過ぎです…。無制限で居てしまいそうな気がしますね。リクライニングでナイター中継を見たり、マンガもいっぱいありますから。さっき「るろうに剣心」を見つけて1巻から最終巻まで一気読みする衝動に駆られました。それはさすがに1日では無理ですけどね(笑)。

――(笑)。日常から離れて英気を養う、そんな場所でしょうか。

そうですね。駅から出てすぐのPARCOと同じ建物にあって、映画館もその中に入ってるなんて。1人でも友人同士でも、買い物して映画を観てそのままサウナにも入れるって、最高の休日を過ごせるかもしれないですよね。あと、錦糸町って実は舞台の稽古をするスタジオが近くにいくつかあるんで、そういう意味でも僕にとってとても魅力的です。ああ、いいなぁ…(笑)。

――浴室だけでなく、施設・建物全体が安らぎの場所に?

はい。大きいお風呂と心地よいサウナがあって、さらにはおいしいご飯と心も身体も休められる落ち着いた空間がある。確実に翔べます。たぶん数時間後には、いろんなものが抜けきった、なんともいえないサイコーの感覚になってると思います。


9階でエレベーターを降りると…。「すぐにいい香りがしてきました。もうすでに気分があがってます。広々としていて、全体の色味も明るさも落ち着いていて。心からくつろげそうな気がしますね」


「しっかり汗をかくためにサウナ室に入る前に先にお湯で温めたりします。暑いですからね。ぜんぶ汗を出し切っていきたいんで」


「炭酸泉って温度が低めでずっと入っていられるじゃないですか…。好きなんですよ。肌にうっすらと泡が付くのも気持ちいいですよね」



全体的に木のテイストのサウナ室。「温度も湿度も好きなタイプです。香りもいいですよね」

「白樺のオブジェや木の枝が飾られていたり、森や山の中にいるかのような感覚に。リラックスできます」

「毎回、1セットめは少しドロっとした(笑)汗が出るんですよね。今日も実は2週間くらいぶりなので、とろみがありそう(笑)」


水風呂

「あまり冷たいのは得意ではないんだけど、夏だししっかり温まったので、このくらい(約14℃)がちょうどいいかも」

この日はミントの水風呂の日。「これ、いいですね。夏にぴったりです。体の表面も、呼吸で鼻の中もめちゃくちゃス~ッとする!」


「ミントの涼しさが肌に残っていて、めちゃくちゃいいですね。香りもいいし。この“休憩”が至福の時。1セットめから翔びそうです」

「基本的に休憩のときは目を閉じてるんですが…ここではときどき目を開けるのもアリですね。高いフロアからゆったり街を見ながら…って。このビューも最高ですね」


「いろんなチェアやシートがあるのは嬉しいですね。オリンピックの中継なんかも見入っちゃいました」


「『るろうに剣心』、大好きなんでつい手に取っちゃいました。何回でも読めますね。あと今は時間があったら『東京卍リベンジャーズ』を読みたいマインドになってます(笑)」


「見かけると体を預けたくなりますね。ただ、これバランスとるのが難しいかも!(笑)」


「こんなに広々としてると、ガチ寝します。ぐっすり確実です、コレは(笑)。それにしても至れり尽くせりですね…」



次回<第3回>に続く。次回も「楽天地スパ」さんで、あるスペシャルサービスを体験します…。


●楽天地スパ●

【男性専用施設】
施設:ストーンを満載したikiストーブと格納されたボナヒーターのW熱源によるメインサウナ(約94℃設定)では、前11・00から深1・00まで毎正時にロウリュ&熱波のサービスを実施(日曜は後10・00が最終)。よもぎなどの薬草をブレンドして蒸しあげる「よもぎスチームサウナ」も約50℃設定ながら強力な蒸気で体感温度はかなり熱い。水風呂は約14℃設定。さらに地下650メートルから湧き上がる天然温泉と炭酸泉の2つの浴槽がある。ガラス越しに錦糸町の街を一望できる位置にととのい椅子も多数。さらにはアカスリ、各種マッサージのほか経験豊富なベテランによる「背中流し」や洗髪のサービスなどで心からリラックスできる。食事処、多彩な休憩処、コワーキングスペースも広々と完備。伝統、設備ともに都内屈指の名門施設。(緊急事態宣言など状況に応じて営業時間は変更あり。最新情報はHP等でご確認ください)

住所:東京都墨田区江東橋4-27-14 楽天地ビル9階
営業時間:(月曜)前10・00~深0・00 (火~土曜)24時間営業 (日曜)前0・00~後11・00 
休業:日曜 後11・00~月曜 前10・00
料金:一般=2,650円(前5・00~翌日正午)(会員=2,350円 ※会員登録料=1,100円)※深0・00~前5・00に入店、滞在時は割増料金=1,500円あり
★60分コース=1,300円
[公式HP]:https://rakutenchi-oasis.com/raku_spa/

楽天地スパでは休憩室とレストランご利用の際はお客様には館内着を着用していただくことをお願いしております。



●PROFILE●
黒羽麻璃央(くろば・まりお)
1993年7月6日生まれ。宮城県出身。俳優。映画、ドラマ、舞台など幅広く出演。舞台「もしも命が描けたら」(鈴木おさむ作・演出)は8月の東京公演に続き9月には兵庫・名古屋公演も。
[公式HP]https://kuroba-mario.com/


第1回目はこちら↓

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