10月の間、「マンガ」をテーマにお届けするTV Bros.WEBの「マンガ大特集」。本日は『マンガ沼』密着取材・後編をお届け! 番組収録に密着した前編はコチラ。
『川島・山内のマンガ沼』(読売テレビほか)収録密着企画の後編は、4時間を超える4本撮りの番組収録直後の麒麟・川島明、かまいたち・山内健司の両MCにインタビュー。番組開始から9ヶ月が経ったお二人は今、朝の帯番組やゴールデンMC番組が始まるなど、大忙し。そんな売れっ子の二人が熱いトークでマンガ愛を語る『川島・山内のマンガ沼』に懸ける想い、大人になっても冷めないマンガの情熱が続く理由とは。
撮影/田中久之
取材・文/TV Bros.編集部
低予算が故の幸運ですよ!(川島)
──収録お疲れ様でした。今年の1月から番組が始まって9ヶ月が経ちますが、この番組が始まって何か変化はありましたか?
山内 めちゃくちゃありますね。漫画家の方から帯のコメントを書いてくださいと言っていただけることが増えたり、渋谷駅にも掲示された『はじめの一歩』(講談社)の電子書籍のPR広告に起用していただけるなど、漫画に関わるお仕事をたくさんいただけました。
川島 この番組って業界視聴率が高いんですよね。スタッフさん、メイクさん、時にはタクシーの運転手さんに「あのオススメしていたマンガ読んだよ」と声をかけられることが多くて。そういう声をいただくと、マンガの作品数が多すぎる現代で、この番組がマンガを選ぶきっかけに少しはなれているのかな、と感じます。
──お二人がマンガが本当に好きなんだと分かる作品チョイスだけでなく、マンガ愛が伝わってくる笑いを交えたトークも支持されていますね。お二人はこの番組が支持される理由をどのようにお考えですか?
川島 こんなにゆっくりマンガについて語れるテレビ番組って、あまりないんですよ。ありがたいことに他の番組でも「マンガについて語ってください」と言っていただいて、実際にお話しすることもあるんですけど、必ずといっていいほど急にVTRが入って、急に知らん声優さんがマンガのセリフを読み出したりするのが、僕は少し残念なんです。お金があるのか知らないですけど。この番組で声優さんにお願いしているのはナレーションと「ヌマヌマヌマヌマヌマヌマヌマ」言うてもらってるくらいで、あとは僕ら二人が楽屋で話す熱量とテンションがそのまま放送されているから、自分で見てても面白い。…低予算が故の幸運ですよ!
山内 第一回目の放送を見てほしいんですけど、顔の輪郭と背景が一体化したままオンエアされたんです。
川島 それで4本分撮ったからね(笑)。例えば「予算の都合で作品の表紙しか使えません」と言われたら「じゃあ表紙だけでトークしよう」という感じになるし、「ゲスト呼べません」と言われたら二人でテーマを決めてひたすらトークする。そういう手作り感が新鮮に映っているところはあるんじゃないでしょうか。
マンガの実績がない濱家のオススメは一切信用しない。(山内)
──この番組がスタートしてから週に一度、好きなマンガを紹介するようになりましたが、趣味が仕事になるのは大変ではないですか?
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