乃木坂46・与田祐希にこれまでのカルチャー遍歴を聞いてみた。【『量産型リコ』放送スタート直前インタビュー 】

6月30日深夜から放送がスタートする木ドラ24『量産型リコ-プラモ女子の人生組み立て記-』(テレビ東京系)で乃木坂46・与田祐希が演じる主人公・小向璃子は、趣味もなく特にこれといったこだわりもない「普通女子」。ある日、偶然見かけた「量産型ザク」のプラモデルをきっかけに、プラモデル作りにのめり込みながら、大人へと成長していく物語だ。

                          

今回、TV Bros.WEBでは放送スタート前に、今作で地上波連続ドラマ初主演となる与田祐希にインタビュー。ドラマのことに加え、あまりカルチャーについて発信しない彼女にこれまでの人生でハマったカルチャーは何か、「カルチャー遍歴」を聞いた。(インタビューの最後には直筆サイン入りポラの抽選プレゼント企画も実施中。詳しくは【プレゼント情報】欄をご覧ください。)

撮影/倉持アユミ
取材・文/編集部

【Profile】
与田祐希(よだ・ゆうき)
●2000年5月5日生まれ、福岡県福岡市出身。 女性アイドルグループ・乃木坂46のメンバー、『MAQUIA』、『bis』のレギュラーモデルである。 主な出演作に映画『ぐらんぶる』、ドラマ『モブサイコ100』(テレビ東京系)『日本沈没-希望のひと-』(TBS系)など。

            

 「璃子ちゃんは他人とは思えない


──今作で地上波連続ドラマ初主演ですね。これまで映画『ぐらんぶる』、ドラマ『日本沈没-希望のひと-』など様々な映像作品に参加されていますが、乃木坂46のメンバーとして歌やバラエティ番組やファッションモデルなどさまざまな活動をする中で、与田さんにとってお芝居の仕事とは?

与田祐希(以下、与田):お芝居の現場はまだ多く経験しているわけではないんですけど、一回一回学べることが多くて、私自身すごく楽しいと感じるので、今作の撮影でまた色んなことが学べるのかなと思っていて。だから今作のお話しをいただいたときもすごく嬉しかったです。

──初主演ということでいわゆる「座長」ということになりますが、意気込みはいかがですか?

与田:単独で地上波連続ドラマに主演することは初めてのことなので、撮影現場でどう立ち回るべきかあまりよく分かってなくて(笑)。ただこの作品の主人公の璃子ちゃんはヒーローみたいに引っ張っていく主人公ではなく、ナチュラルな感じが愛されるキャラクターなので、緊張感を持ちながらもあまり気を張りすぎず、チーム一丸となっていい作品を作っていきたいなと思います。

──リーダー的役割は得意ですか?

与田:私はリーダー的な存在になったことがこれまでの人生で経験がないんですよね…。

──主演として撮影現場でしてみようと思っていることはありますか?

与田:なんだろう…。やっぱり差し入れをいっぱい持っていたら喜ばれますかね(笑)?

──いいですね。与田さんがこれまで差し入れでもらった嬉しかったものはありますか?

与田:私が差し入れでいただいたもので、すごく嬉しかったのはおにぎり屋さんがきた時ですね。でも夏の撮影はきっと暑いので、アイスとかあると嬉しいですよね。…あ、焼き芋アイスとかいいですね(笑)!

──今作で与田さんが演じる璃子は、特にこれといった趣味もなく、服装などのこだわりもない平凡な24歳の女子社員。世間で言うところの「普通女子」ですが、この役柄についての印象はいかがですか?

与田:脚本を読んで「私のことを知ってる人が書いているのかな?」と思うぐらい、璃子ちゃんは私と近いキャラクターだなと思いました。私も学生の頃はどこかのグループに属さず、クラスで特別目立つタイプでもなく、とりあえずみんなが入っているからという理由でテニス部に入ったけど最後までは続けられなかったり、趣味が家で寝ることやダラダラすることが好きだったりするところがすごく似ていて(笑)。私は乃木坂46と出会って人生が変わったんですけど、璃子ちゃんはプラモデルと出会って人生が変わるところとか、いろんな共通点があって他人とは思えないです。

                

©️「量産型リコ」製作委員会

                

──学生の頃、そういった「量産型」であることに悩みはありましたか?

与田:そうですね。学生の頃は「一軍」とかにも憧れはあって。やりたいことも見つからないことに悩んでいた時期もありました。ただ乃木坂46に入って、特に何かできるわけでもなく自信がなかった私のことを褒めてくれる人がいて「自分のことを好きになってくれる人がいるんだ」と思えるようになれて。そのことはすごく嬉しかったです。

──この作品のタイトル『量産型リコ』はこのドラマの第一話に登場する『ガンダム』シリーズの「量産型ザク」に因んでいるんですよね。この「量産型ザク」はもともとご存知でしたか?

与田:全然知らなくて、お話をいただいて初めて知りました。『ガンダム』は知っていたんですけど観たことはなくて、あまり詳しくないんです。

──劇中では実際にプラモデル作りをするんですよね。細かい作業は得意ですか?

与田:元々は苦手意識があったんですけど、自粛期間中にDIYに挑戦したときに、私は何かを作ることや集中して作業することが決して得意なわけではないけど意外と好きなんだなと気づきました。実際に教わりながら「ザク」を作ってみたんですけど、プラモデルを組み立てることはDIYと通じるものがあって。塗装とかも少しやったんですけど思った以上に黙々と集中してできて「この作業、結構好きかも!」と思って、すごく楽しかったです! 最近できていなかったDIYをやっていたときのことを思い出しました(笑)。

                          

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