「『Flow』ジャケット&MV撮影のすべて」【3月号 Perfume 連載】『たちまち、語リンピックせん?』

3月9日(水)にリリースされるPerfumeのニューシングル「Flow」。今回はそのジャケットとPVの撮影の裏側に迫ります。
シングル「Flow」のカップリングには、昨年8月にぴあアリーナMMで開催された『Perfume LIVE 2021 [polygon wave]』にて初披露された「マワルカガミ (polygon wave live ver.)」を収録。初回限定盤の特典ディスクでは2021年8月に開催された『Perfume LIVE 2021 [polygon wave]』より「マワルカガミ」の新編集ライブパフォーマンス映像などを楽しむことができます。
今回初めてご一緒したアートディレクター、カメラマンとのやりとりやテンションの上がる衣装、そして“『Flow』は混声合唱に合うのでは?”という会話で大盛り上がりの3人。「Perfume Closet」第6弾の話題も飛び出しました。
前回からスタートした3人のソロコーナー、あ~ちゃん presents 『恋とロウリュ ~私がサウナにハマった理由~』、『生存確認レポート のっち、生きてます!』、『かしゆかの ドラマ🐈‍好きすぎて』も絶好調。今月も3人の生の声を特大ボリュームでお届けいたします!
取材・文/照山紅葉

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[テーマ]「シングル『Flow』」
[言い出しっぺ]Perfume

https://twitter.com/Perfume_Staff/status/1490974712402305024?s=20&t=w5j0tj8UExMGdIEO_FZ0_Q

  • 曲の印象からここまで振り切って遊べるのは楽しいなって(かしゆか)

──前回、のっちさんが「間宮祥太朗さんが私の2番のAメロも歌ってくれるか気になっている」とお話しされていたので『ファイトソング』を観ていたら、間宮祥太朗さんが屋上で「スタートライン」を歌い始めたので“2番歌え! 2番歌え!”と念じたんですけど、2番前で終わってしまって。

のっち   Wow,wow,wow,wow……。

かしゆか  そこアウトロなんだー!?って(笑)。

──というわけで、いよいよ3月9日(水)、TBS 火曜ドラマ「ファイトソング」主題歌「Flow」のシングルがリリースされます。まつわるお話など、たっぷり聞かせてください。

かしゆか  つい先日、MVも撮り終わったばかりで、いま編集中です。

あ~ちゃん 今回ジャケットとMVは違う方にお願いして、ジャケットを先に撮ったんですよ。アートディレクターに入ってくださったMottyさん(丸井“Motty”元子●Art director/Graphic designer)──すごく綺麗な女性なんですけど、Mottyさんが想像するこの曲のイメージが雲の上の人、どこか分からない場所にいる3人みたいな。だから撮影方法も面白かったね。水の中に入ったんだよね?

かしゆか  実際にピンクの水を張った中に私たちが立ってるんです。

あ~ちゃん 1月のライブ(Perfume LIVE 2022 [polygon wave]-)が終わってすぐ撮影だったんです。“すぐ撮影せにゃ間に合わん!”いうて、ライブ中に打ち合わせしたり、さらにイメージ膨らませてもらうためにライブ観に来ていただいたり、ちょっと歌手っぽいことしてみました(笑)。

ジャケットをいざ撮ることになった時も、真冬だからすごく寒いし、しかも水の中だから超冷たいんです。ガチガチガチってなってるところに、ときどきお湯をかけてくれるのがめちゃくちゃ幸せで。“ああ~、暖か~い♡”言いながら、いろいろスタッフさんが工夫してくださって試したうえで最終的に靴を履いて、水の中で浮いてるみたいな感じの写真になりました。撮り方も面白い撮り方で。

のっち   カメラマンさんも今回初めてご一緒する方です。

あ~ちゃん toki(トキ)さんという、ご夫婦でやられてる方なんですよ。

かしゆか  どっちかがカメラマン、どっちかが照明とかじゃなく、どっちもやられる方なんです。だから交互に撮ってたよね? どっちも撮って、どっちも指示する。2人でひとつ、みたいな。

あ~ちゃん すごく面白かったよね。

のっち   tokiさんも、Mottyさんのご紹介で参加していただいて。

あ~ちゃん Mottyさんが“この人がベストだと思う”って指名だったんです。

かしゆか  Mottyさん、“こういう雲があった方がいい”とか“水の中に立ってる方がいい”“水の中に立ってるならこのカメラマンさんが合うと思う”とか、イメージのアイデアをいっぱい出してくれました。

あ~ちゃん 私たちとしても今回シングルだから新しい人とやりたいなっていうのもあったんです。

日本のディレクターさんには、めちゃくちゃすごい才能のある人がいっぱいいるし、それぞれの世界の中で活躍されている中、私たちも新しいエナジーを浴びたくて。

Mottyさん、いろんな有名な方やられてる方ですけど、MottyさんがディレクションするPerfumeを自分たちもMottyさんのファンとして見てみたいし、私たちを通して新しいMottyさんの表現を発揮してほしいっていう思いもあって、打ち合わせの中で擦り合わせていくのもすごく面白かったですし、Perfumeをどういう風に思ってるのか、新しい人の見解を聞けるのも楽しかったし、よかったです。

のっち   うん。面白かった。

あ~ちゃん いまのこういう状況の中でいろんな人とお会いするのって、ちょっとリスキーな部分もあると思うんです。毎回検査とか皆して、その中で入れなくなった人もたくさんいたんですよ。だから“この撮影がいまできてることって本当に奇跡なんだね”って噛みしめ合いながら撮ったので、よりその写真がめちゃくちゃ奇跡的なものに見えるんですよね。

──衣装のデザインも皆さんそれぞれに特徴がありますね。

かしゆか  そうですね。久しぶりにバラバラのかたちで。

あ~ちゃん 使ってるところによって素材も、オーガンジーの部分とペタって看板みたいになってる雲の部分と、いろいろ素材が違って面白かったです。のっちのパンツもよかったよね。

のっち   Mottyさんがイメージで描いてくれた絵の衣装が、撮った衣装そのまんまのふわふわな感じで、それをTakedaさん(Toshio Takeda)が可愛くなりすぎないように考えて、うまく作ってくれました。

あ~ちゃん さすがだった。

かしゆか  絵をそのまま立体にした感じの衣装って、久しぶりだなと思いました。もっと服として構築的なものとか、レイヤードとかはよくあったんですけど、紙を切り取ったみたいなワクワク感というか。もくもくした雲の表現だったり、あそこまでファンタジーだったりラブリーな感じに久々に振り切ったなって。最近大人っぽいもの──「ポリゴンウェイヴ」もだし「Time Warp」とか「再生」とか結構強めなものが多かったから、曲の印象からここまで振り切って遊べるのは楽しいなと思いました。

──この曲のためのデザインですよね。

あ~ちゃん ねーっ!

のっち   実物もすっごい可愛いくて、着て踊ると毎回感動するんですよね。“こんな可愛いお衣装を着せてもらえるなんて!!”って。

あ~ちゃん こっちの気持ちも上げてくれるから、ありがたいです。何年もやってると、やっぱり衣装も自分のパフォーマンスの一部だから、テンション上がる服にどんどんなっていきましたね。結局。

基本的にはディレクターさんやスタイリストさんのアイデアに沿って、お願いしているんですけど、お客さんが見ても分からないようなちっちゃなことって、本当に私たちだけのためにやってくれてるようなものだと思うんです。

例えば、中の生地的に硬い生地じゃないと実現できない形ってあるんですね。ちょっと重いけど、その形にするにはそれしか方法がないからやるんですけど、すごく縫い目がチクチクするんです。そういうのって1、2曲だと我慢できるんですけど、何曲も続いていくとその部分の皮膚が擦れて赤くなったり傷になっていったりして。でもそれ伝えたら、次に着た時は、そのチクチクが全部無くなってるんです。

そういうのとか本当にめっちゃ感動しますね。チクチクが当たらないようにデザインを少し変えてくれたり、生地をもう一枚足してくれたり。私たちが踊りやすいように、些細なことを気にしなくていいように、そしてテンションが上がるように。

衣装の作り方が、どんどんそっちになっていってる感じがします。いろんな衣装着せてもらってますけど、例えば綺麗なラインストーンが本当にちょこちょこっと付いてるのって、本当に自分だけのためにしてくれたんだ、ありがとうって思うし。

のっち   見えないもんね? 遠くからだと。

あ~ちゃん ね? そういう入れ方をしてくれるのは本当にお心遣いだし、嬉しいです。本当に。

  • ああ、これができてよかったなって、ひとつひとつ噛みしめながら(あ~ちゃん)

──ミュージックビデオの撮影のお話もぜひ。

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